2025年 押さえておくべき時事ニュース
参議院選挙と女性首相の誕生

「7月の参議院議員選挙では、自民・公明の与党は惨敗し、衆議院・参議院ともに過半数割れとなった結果、石破茂内閣は退陣。その後の自民党総裁選で高市早苗新総裁が誕生し、10月の臨時国会で日本の歴史上初めての女性総理が誕生しました。2025年は男女雇用機会均等法から40年にもあたります。初の女性首相という点と合わせて、『ジェンダーギャップ指数』などの言葉も押さえておくとよいでしょう。」(Deep Ground)
コメ問題

「2024年の夏以降、コメの価格が高い状態が続いています。日本では『ミニマムアクセス』と言われる最低輸入量を輸入していますが、これを超えて輸入する場合には関税がかかるにもかかわらず、それでも国産米より安いという事態が出てきました。そこで政府は『備蓄米』と呼ばれる米の放出を決め、従来の『競争入札』ではなく、『随意契約』による売り渡しを決定しました。
これに関連して、1918年の米騒動や、かつて行われていた食糧管理法に基づく食糧管理制度、減反政策や食生活の欧米化などの事項も確認しておきましょう。」(Deep Ground)
トランプ関税
「アメリカのトランプ政権は、すべての国・地域に対して、一律10%の相互関税を発動。また、アメリカの貿易赤字が特に大きく、非関税障壁が高いとする国・地域に対してはさらに上乗せした相互関税を発動しました。かねてより貿易赤字を抱えていたアメリカは、この関税によって、貿易赤字を是正し、アメリカ国内の産業を守ることを目的としていました。しかし、このような「保護主義」の考え方は、自由貿易を進めるWTOの考えに反するものであると言えます。日本に対しても、当初は25%の相互関税を課すとしたものの、15%に引き下げられることとなりました。しかし、依然として日本の基幹産業である自動車産業への影響は大きなものとなっています。」(Deep Ground)
戦後80年
「2025年8月15日は太平洋戦争の終結からちょうど80年。これは、広島、長崎に原子爆弾が投下されてから80年ということも意味しています。2024年に日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が佐藤栄作以来、50年ぶりにノーベル平和賞を受賞しました。部分的核実験禁止条約や包括的核実験禁止条約、核拡散防止条約などの核兵器に関する事項とともに、日本が核兵器禁止条約を批准していない点も注意が必要です。」(Deep Ground)
大阪万博

「2025年4月13日に、大阪府大阪湾の人工島夢洲で、『いのち輝く未来社会のデザイン』をテーマとした大阪万博が開幕しました。日本では、1970年の大阪万博、2005年の愛知万博に続き三度目となります。万博では、参加国や企業によって「パビリオン」と呼ばれる展示施設が作られました。
万博の正式名称である『万国博覧会』や『インバウンド』、『オーバーツーリズム』などの用語も一緒に確認しておきましょう。」(Deep Ground)
そのほかのポイント
生成AI・動画問題

今や生活上でも欠かせないツールとなってきたAI。その一方で「架空の出来事を本当のようにつくったフェイク動画は、国際関係や主権者教育、情報リテラシーとも深く結びついた問題になっています」(2ndスクールオンライン)という指摘もあります。
生成AIが私たちの生活・社会にどのような影響を与えるのかも考えてみましょう。
自然災害(気候変動・地震・津波)
Deep Groundおよび2ndスクールオンラインの両塾からも上げられた話題です。
2025年も記録的な猛暑や、大きな地震、津波など自然災害が多い年でした。12月には青森県東方沖を震源とする地震に伴い初めて「後発地震注意情報」が出されました。記録的猛暑と前項の米不足を始めとした物価高など、自然と人間の暮らしの関係を考えさせられる出来事についても、確認しておきましょう。
クマ被害
人里や市街地周辺にまで出没するようになったクマのことを「アーバンベア」と呼びます。クマが人間の生活圏に頻繁に出没し、人身被害も増えるなど、大きな社会問題になりました。クマの出没について、森林破壊、気候変動による餌の不作など、要因となっていることについても押さえておくとよいでしょう。
時事問題の学習ポイント
「周年問題」は時事問題では必ず押さえておくべきポイントの一つです。今年は「昭和100年」でもありますね。
Deep Groundからは「戦後80年のほかにも、一の位が『5』の出来事に注目しておくとよいでしょう」と、以下の歴史上の出来事もポイントとして紹介いただきました。
・大化の改新(645)
・外国船打払令(異国船打払令)(1825)
・樺太・千島交換条約(1875)
・ラジオ放送開始(1925)
・日韓基本条約(1965)
・阪神淡路大震災(1995)
時事問題にはどう取り組む?

ここ数年の中学入試における時事問題の傾向について、2ndスクールオンラインは、「地球温暖化やエネルギー、貧困、ジェンダー平等など、いわゆるSDGsで扱われてきたテーマを背景にした出題が目立つようになってきている」と分析。そうした中、時事問題への取り組みについては、「子どもなりに『社会』を『自分ごと』として捉えられているかどうかが、今後の学び方を左右する一つのカギになると感じています。ニュースで見聞きする用語を暗記するだけでなく、『自分たちの生活とどうつながっているのか』に関心を持ち、中学入試をきっかけに知識が広がっていく楽しさを味わってほしい」と、コメントを寄せていただきました。
近年の時事問題では、用語を答えるだけでなく、出来事や事象について「なぜ起きているのか」「どのような影響があるのか」を考え、自分なりの意見を持って説明する力を求める問題が増えています。
ただニュースを見るだけでなく、考えること、そして考えたことを言葉にして家族で話しあうなど、アウトプットする練習をしておくことも必要な勉強方法と言えそうです。
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投稿ありがとうございました。