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【1510440】しろくまさん相談部屋:小6のこの時期の父兄限定

投稿者: スマイル   (ID:yK3hilYVu.o) 投稿日時:2009年 11月 18日 13:12

関西地区の入試まで、後2ヶ月を切りました。
ご父兄の皆様も受験生自身もいろいろ迷いや不安があろうかと思います。
この時期ならではの悩みをしろくまさんに是非相談してみよう!と思われる方は書き込みよろしくお願いいたします。
時期が時期だけに、共通の悩みも多々あるかと思います。
しろくまさん、よろしくお願いいたします。

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  1. 【1568997】 投稿者: しろくま  (ID:oKPbHshriwA) 投稿日時:2010年 01月 11日 22:04

    「さくら」さま
     レスが遅れてもうしわけありませんでした。
     たいへんおつかれさまでした。お子さんは疲れてはいませんか?
     経験すればわかりますが、一回の入試で肉体よりも精神面でかなり子どもはくたくたになります。元気なようでも入試は親が思う以上にストレスを受けるもの… ゆっくり疲れをとってやってくださいね。
     また、一面、一度経験してしまうと、「次」は本人もペースをつかめたりします。本命校にむけて、精神面でも技術面でも、色々調整していってください。

  2. 【1569059】 投稿者: しろくま  (ID:oKPbHshriwA) 投稿日時:2010年 01月 11日 22:43

     また昔話の続きを…

               「そんなん戦う算数になってないねんっ」

     えらく刺激的な言葉ですが、何度もわたしが話に出している女性講師の言葉です。
     「戦う算数」って… と、あまりそういう言葉使いをするやつではなかったので、その言葉が出てきたときはちょっとびっくりしました。
     どういう話の流れで出てきた言葉だったか… 前後のことはよくおぼえていないのですが、算数の勉強方法の話になったときだと思います。ちょうど入試の一週間前くらいのことだったと思うのですが…
     彼女は、算数科の中でも「初見」のめちゃくちゃ利く講師でした。灘のコースを担当している算数の講師でも、「え、これどうやって解くんかな…」と一瞬考えるような問題でもちょっとみて、ばばばばっ、と書いて、こうやったらええのとちゃいますん? と、やってのけるようなヤツでした。前にも言いましたが、いわゆる○○算とか裏技とかが大嫌いなヤツで、なんかちょっと他の算数科の講師とは違う講師でした。
     市販の問題集で、過去問の算数を載せているものにもよくケチをつけていました。
     「その年に出た算数の問題、全部載せてよっ」
     と、怒っている… え? どういう意味? と、たずねると
     「計算問題とか載っていなくて、文章題とか図形だけやんっ」
     最初、何を怒っているのか、さっぱりわかりませんでした。
     「だいたいな、難しい問題だけ紹介してな、計算問題なんかできるから要らんやろ、みたいな考え方がおこしいねん。これは灘中で出た問題ですっ みたいな紹介して、その問題ができたらええ、みたいな… 生徒でもそうや、なんか一つの問題だけやって、難しい問題解けるようになった… で? それがどうした? ってわたしは言いたいねんっ そんなん『戦う算数』になってないわ」
     はぁ…
     よくよく聞いてみると、言いたいことがだんだんわかってきました。
     入試というのは、計算問題も、できる問題も、その学校に特徴的な問題も、ぜ~~んぶまとめて「一つの入試問題」であって、そこから一つか二つ問題抜き出して、この解き方はこう、これができるようになりました、とか、そんな「一つの問題」を解く訓練しても意味がない。
     「計算問題を何分でやって、これは何分で解いて、これは後まわしにして、みたいな『現場の実際』もぜ~~んぶ含めて問題を解くっ ということやんっ」
     と、言うとるワケです。「一つの問題」も、他のその年に出た問題の中の一部として、そのあたえられた時間の中で考えられて、そして解けて、初めて合格点になるのだっ という「思想」です。
     だから、と彼女は言います。
     入試の直前は、しっかり本番と同じように『過去問を、通しで』勉強しないとアカンねんっ
     そうなんです。しろくまがよく言う「時間のレイアウト」という考え方は彼女から教えられました。
     この問題はむずかしいから解く、この問題はできるから要らない、なんて勉強は直前ではしてはいけないのです。できるものもできないものも、入試と同じ時間の中で、同じ問題の配列でしっかり解けるかどうか…

     問題を解く、ということと「入試問題を解く」というのは別なのだ、ということなんですよね。
     過去問を塾でやっているから、と、思っていると意外な盲点になります。「過去問を解いている」ということと「過去の入試を解いている」というのは別なのです。
     一度、算数にかぎらず、すべての教科で、過去問を入試と同じ時間配分でしっかりやってみませんか?
     塾によってはそういう演習、一度もしていないところ、ありますよ。
     いまどき「戦う算数」なんて表現はふさわしくないかもですが、気持ちが伝われば、と思い、あえて紹介してみました。

  3. 【1569506】 投稿者: わかります  (ID:8HaSKBbxXG6) 投稿日時:2010年 01月 12日 10:34

    戦う算数、わかります。過去問の2巡目に制限時間を10分短くしたら、得意教科さえも全問解答が難しいんです。問題と戦うというより、限られた時間と戦うという感じですね。とくに問題数が多かったり読ませる(問題用紙が6、7枚という所も…)タイプの学校は、考える時間は殆どなくて、読んで書くだけで精一杯という場合も…
    つまづくと、後に影響が出るので、余計焦ってパニック…
    統一入試まであと4日、パニくる娘をみて私も焦っています…

  4. 【1570137】 投稿者: しろくま  (ID:IMtvFnCnP4E) 投稿日時:2010年 01月 12日 21:03

    「わかります」さま
     今、「あせられる」ことは何も悪いことではありません。本番あせらないために、いろいろな想定をした訓練ができている、と、お考えください。
     たとえば10分短縮、というのも、本番で、本人が思いのほか計算問題で手こずったときの訓練にもなります。
     長い工程が必要なもので、いっぱい書き出してどこか一つミスしてそのまま最後までいく、あれ? おかしいな、と、もう一度やる… あ、こんなとこ失敗していた~ で、気がついたら一問に10分も使っていた、みたいなことは本番でも起こりうるわけです。
     「危機管理」というのは、あらかじめいろいろな事態を想定してやってみる、ということでもあります。
     おもしろいもので、一度何かそういうことを経験しておくと子どもの安心度は格段に変わり、大人以上に柔軟に対応できるのです。
     第一問は、例年計算問題五問出ていた、ところが本番受けてみたら例年とちがっていきなり文章題だった… え、いつもとちがうっ
     で、パニックになる子もいるのです。ならば、最初から、「もし例年とちがってもね…」、ということが指示できていれば、何もあせることはなくなる…
     「戦う算数」というのは、本番でどのように対応できるか、ということの訓練です。直前の学習に「甘さ」は禁物です。もうあと少し、しっかり見守ってあげてください。

  5. 【1570221】 投稿者: しろくま  (ID:IMtvFnCnP4E) 投稿日時:2010年 01月 12日 22:17

     昔話の続きを

       「何やっていいかわからんときは何やってもいいときだ!」

     わたしの友人の、アイデアマンの理科の講師がよく言うていたセリフです。
     前にも紹介しましたが、ほんとに彼は色々なことを編み出しました。カウントダウン理科問題付カレンダー、学校紹介つき志望校別問題集などなど、前にも色々紹介しました。
     彼は入試の直前、箱の中に、封筒に入った問題をごそっと用意していて、その箱に真っ赤な鳥居を描いて「理科大明神」と墨で書いていました。「はぁ、なんだそりゃ」と思っていたら、子どもが「先生、理科、何をやったらいいでしょう」と来たとき、その箱を差し出し
     「おほんっ では、神様に決めてもらおう~ はいっ ここから選びなさいっ」
     と、本人に抜き出させて、「はいっ それやってこい、何なら後五枚くらい引いてもよいぞ」と渡していました。
     「それおもろいなぁ~ でも… どんな問題が入っているの?」
     と、たずねると、「え? テキトー」と涼しい顔して答えていました。
     そんなええかげんな~ と、言うと

     「あほっ テスト一週間前なんかもう何やってもええねんっ 得意な問題だってちゃんとおぼえいるかあやしいもんだし、苦手なもんや嫌いなもならなおさらや。だいたいな、何やってええかわからんときは、何やってもええってことや。迷っているヒマがあったら何でもええからやったらええねんっ」

     いやいやごもっとも、と、思いました。ただ、彼のすぐれていたのは、その「なんでもええこと」に意味を与えてしっかりやってみよう、という気にさせるところでした。
     とくに男の子からこいつは人気があり、とにかく何かプリントを作っては何か特別な「題名」をつけていました。

     「男の子は、他とはちがう、に安心感とやる気を出す」

     ということを、しろくまは彼から学びました。

     それから彼の口癖は「きちっと」でした。
     理科は細かくきっちりと理解していないと解けない、理科が苦手なヤツは実験の条件もテキトーに読み流すし、暗記しておかないといけないこともテキトーにやっている… 理科が苦手だ、というヤツのほとんどは雑で整理のできないヤツだっ と、ずっっと言うていました。
     彼の講義ノートは、えっ? それ手書き? 印刷ちゃうん? というくらいビシッとまとめられていて、見ていて気持ちがよい…

     直前は、とくに理科は「なんでもいいから一つ」、「きっちりとまとめて」入試にのぞみませんか? いいかげん、テキトーに理解していると得点につながらない、というのが理科なのです。直前三日間は、わかった「つもり」の再整理をしておいてはどうでしょうか?

  6. 【1571043】 投稿者: くろこぶ  (ID:dZwrSWYw8oo) 投稿日時:2010年 01月 13日 16:02

    しろくま様
    昨日子供が「本番で算数自信がない。計算ミスしそう」といいます
    最近塾で行っているテストも調子がいいので、どうしてそう思うのかききましたが
    根拠はないようです。「塾では点数がとれるけど・・・・」
    「理科も暗記忘れてそう・・」というので過去問はしっかりとれているよと話ますが
    自信がないようなので、暗記をもう一度やり直し、「やっぱり忘れてない・・・」
    と言ってました
    精神的なことが心配です
    あと二日「これだけ」に絞って勉強すればいいのですよね
    こちらが不安になっています

  7. 【1571173】 投稿者: しろくま  (ID:z5SEqP4Gi/Y) 投稿日時:2010年 01月 13日 17:56

    「くろこぶ」さま
     入試の三日前あたりは、お子さんも、そしてお母さんも、「独特な心理状態」になります。
     どういえば言いのでしょう… 気持ちのデフレスパイラル、とでもいうべきか…
     マイナスをどんどんカウントしてしまうのですよね。どれだけ万全の準備をしても、どこか間違う、知らないコトが出る、わからない問題が出る、それが「入試の常態」です。
     お子さんのタイプによって方法は変わりますが、「くろこぶ」さまのお子さんのように
     「○○気がする…」と根拠の無い不安を口にする子の場合は、
     得意分野は「あれもこれも」でよいですが、苦手分野は「あれかこれか」で参りましょう。
     逆に「お気楽息子」「楽天少女」は苦手分野を「広く浅く」、得意分野は「せまく深く」がよいのです。 ただ、総じて、ここまできたら子どもが不安になろうが、のんきに構えていようが、保護者は「林山」の如く、子どもは「風火」の如く、で、参りましょう。

     ☆ 親は、林のように静かに、山のように動かない

     一方で、

     ☆ 子どもは、風のようにはやくテキパキ、火のようにメラメラと勉強する

     というのがよいと思うのです。正直、
     え?! いまさらそんなことできないの??
     というところが発見されてもあと二日や三日でどうなるもんでもありません。焦らせてせき立ててそればっかりやるよりも、もうお子さんの得意を磨き、できる問題で落とさない学習でツメていく、というほうがよいのですよ。
     しろくまの経験では、「苦手な教科は意外と足をひっぱらない」「得意なハズの教科でコケる」というのが不合格の実相です。直前三日は「得意分野の鍛錬」にしぼりましょう。

  8. 【1571257】 投稿者: しろくま  (ID:z5SEqP4Gi/Y) 投稿日時:2010年 01月 13日 19:25

     あと三日ほどで入試が始まります。

     「三日坊主という言葉があるやろっ 三日間しか続かないっ ということだけれど、逆に言えばどんなやつでも三日間は何でもできるハズやっ あと三日もあったら色々できるぞっ」

     と、わたしの後輩の社会の講師が子どもたちに「演説」していたことを思い出しました。聞いたときは笑いました。めちゃくちゃな論法ですが、一面の事実でもありますよね。持続力がなく、飽きっぽい子でも、最後の三日間は色々なことができるハズです。

     「あれもこれもと考えるなっ あれかこれかでやれっ」

     とも、そいつはよ~く言うていました。社会などはとくにそうですよね。もう一度すべてやるってたいへんですし時間もかかる… 何かテーマをしっかり決めて、そこは完全に仕上げておく…
     直前は一点、どこかの分野をがっちり固めて、あとは流すだけ、でもう十分。ましてやあと三日となれば、じっくりと今までの自分の勉強をふりかえり、自分なりに「ここ」をちゃんとやって試験にのぞもう、と、心にキッパリと決めて勉強するのが大切です。

     イベント系の講義に参加してもよいですが、「やった気で終わる」よりも、「何か一つの成果をにぎって」入試に向かうほうがよいと思います。「気」よりも「実」の三日間でいきましょう~

     もうここまできたら、しろくまも祈る思いです。みんながそれぞれの力を発揮できて、そしてよき結果を手にしてくれますように…

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