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投稿者: 民主化要求 (ID:py7M5310pIE) 投稿日時:2009年 06月 17日 11:37
国民、特に公立小・中学校にこどもを通わせている親のニーズが、教育行政に反映されないのは一体なぜでしょうか。
ゆとり教育導入時も、導入前はマスコミは「学力低下の不安」を盛んに訴えていましたが、結局導入されてしまいました。国民のいったい誰が、ゆとり教育を望んでいたのでしょうか。
国会で「ゆとり教育是か非か」の大論争が起こってもおかしくないし、次の国政選挙で争点の一つになるくらいの大問題だと思ったのですがそれもなく、不思議だなと思ってネットで検索してみました。
『学習指導要領は、国会の「文教委員会」と呼ばれるところで一応お披露目をする。これは法律ではないので「本会議」を経ることなく、これで一丁あがりとなる。』
なんですと?!じゃあ学習指導要領は誰が決めているの?
一応は中央教育審議会というところで有識者が決めているのですが、主導しているのは文部科学省の官僚。ちなみにゆとり教育のときには寺脇研という人だったとのことです。
有識者というのも怪しげで、ゆとり教育を決めた第15期の中央教育審議会委員には、
田村哲夫 学校法人渋谷教育学園理事長 渋谷幕張中学・高等学校長
里中満智子 漫画家
牟田悌三 俳優
などが含まれています。
この人たちが学習指導要領を決めて、国会では審議されずに原案通りに決まってしまい、日本国中の教育委員会や学校に通達されて、誰も何の文句も言えないの?!
あほらしく、ばかばかしくなってしまいました。
こんなやり方では、日本国民の総意で決めたものと言えません。
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【1335378】 投稿者: 民主化要求 (ID:py7M5310pIE) 投稿日時:2009年 06月 18日 22:56
要求?さん
> だいたい、教育観というのは、人それぞれで、学習> 指導要領のようなディテールにまで、国民の総意を> 求めようとしても、議論はまとまらないでしょう。
そうです。公教育に求めるものは家庭によって違います。だから、がちがちの、一つしかない教育プランを全家庭に強要するのではなく、家庭によってある程度選べる制度にしてほしいのです。
例えば、現状は、学習指導要領に定められた授業時間が日本全国すべての学校に適用されます。大阪府でも守らざるを得ません。
でも、その時間がすべての子どもに必要十分なのか?また、やり方によっても大きく変わるのではないか?
と疑問に思います。
それに、授業時間は手段であって目的ではありませんよね?
目的は飽くまでも「ある単元」を理解するということです。
だったら、国は目標を設定し、実際のやり方は地方自治体に任せてもいいと思います。
これに限らず、教育行政に関わる議論を、下(地方自治体)から上(文科省)にあげることは可能なんですか?
それならまだ納得いきます。
でも、現状は上から下への上意下達のみじゃないのでしょうか? -
【1335537】 投稿者: 要求? (ID:gAM07SzXlyg) 投稿日時:2009年 06月 19日 01:13
なんで「授業時間」に拘る必要があるのでしょうか?
例えば、和田中は、生徒に応じた補習メニューを用意していますし、千代田区立九段中等教育学校は土曜日に補習をしています。
正規の授業は最低限度として、それ以外の部分は、個々に応じた教育が一番良いと思います。
そして、「ゆとり教育」以降の学習指導要領の位置づけは、「最低限」ということです。
以下、新しい学習指導要領について、yahoo百科事典からの抜粋です。
「小学校においては、学習内容を確実に身につけるため各個人に応じた指導を充実させることを重視。個別指導やグループ別指導、繰り返し指導、教師同士の協力指導を例示している。中学校では、前記の例示のうち、繰り返し指導が、「学習内容の習熟の程度に応じた指導」に改められている。高等学校では学校や生徒の実態に応じ個別指導やグループ別指導、教師の協力的指導、生徒の習熟程度に応じた弾力的な学級編成など、指導方法や体制を工夫、改善し、指導の充実を図ることにしている」
今の学習指導要領でも、民主化要求さんの言われることが十分に可能と思いますし、杉並区立和田中のように、地域本部が主体的に学校教育に関わっている地域もあります。
>なんかこう、国民の、特に保護者の要望に沿うような公教育の改革ってどうしてできないんでしょうか
ある程度のことは、できますよ。
それをやった上でないと、今の制度で何ができないのか抽象的な議論になってしまうと思います。
かつて私は、実際に保護者の代表として学校と向き合って、教育改善に関わってきました。保護者アンケートを実施したり、その結果を踏まえて学校に具体策を提案したりしてきました。ゆとり教育が始まったばかりの頃。早いものでもう十年以上経ちます。子供達は既に公教育を終了してしまいましたけど、その頃でも、保護者から学校に働きかけて、ある程度のことはできましたよ。
その後、和田中で画期的な取り組みがはじまり、上には上がいるものだと感心しました。
ただ、現実問題として実行が難しいのは、学校と地域(保護者)の両方が、一緒に変えようと思わないと無理なことです。恋愛や結婚生活と同じで、どちらか一方が欠けても成り立ちません。
それに、保護者の中には、「公立は私立じゃないんだから、余計なことをしてくれるな」というご意見の方も少なからずいらっしゃるので、むしろこっちの方が、それなりに真摯に対応していただける学校側よりも大変だったりします。蔭に日に、批判にも晒されますし。正直、これが一番辛かった。
>これに限らず、教育行政に関わる議論を、下(地方自治体)から上(文科省)にあげることは可能なんですか?
上に上げてどうするのでしょう?他の自治体に強制するなら結局は上意下達になってしまいますよ。
いちいち上に上げなくても、自治体がそれぞれの地域の事情に合わせて独自に対応すれな良いだけのことだと思います。
例えば、究極の補習をご紹介しましょう。
地方のいくつかの県では、公立高校に、「補習科」あるいは「専攻科」といわれる既卒者向けの大学受験専門学級を置いているケースがあります。要は、公立予備校ですね。(例えば、岡山県立岡山朝日高校は例年100名を越す浪人生が通います。ちゃんとクラス担任も置かれるので、まるで高校4年生です。)
こんな極端なことができるのですから、自治体は、その気にさえなればかなり独自のことができると思います。
なお、当然のことですが、補習科の授業内容は、学習指導要領には縛られません。 -
【1335604】 投稿者: 格差 (ID:Mk85.Sf69Gk) 投稿日時:2009年 06月 19日 06:01
>「ゆとり教育」以降の学習指導要領の位置づけは、「最低限」ということです。
全くその通りだと思います。
教育も地方分権が進んでいるので、文科省が定めた最低限の学習指導要領に肉付けをしていくのは、地方自治体・・・つまり教育委員会です。
この教育委員会が積極的であるか怠慢であるかによって、地域格差が大きくなっているような気がします。
また、校長の資質や地域のカラーにもより、更に学校格差も生まれる。
教育熱心な学校は、やはり学校に対して協力的且つ教育に関して積極的な保護者が多い気もします。
ある教育委員会の方が「この区は何をするのも遅いですからね。」と保護者でぼやいていたのには呆れました。
机上の空論も多いので、まずは現場をよく見極めて欲しいですね。 -
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【1335611】 投稿者: ゆとり教育推進は (ID:MwwWD6.pb2Q) 投稿日時:2009年 06月 19日 06:29
文部省の寺脇ではなく、
元々は日教組ですよ。
現日教組委員長は小沢一朗とズブズブの仲。
前日教組委員長はあの有名な槙枝氏ですね。
槙枝氏の時に日教組が文部省に介入し、ゆとりを推進したのです。
日教組が主催する教育研などで公表されている事実です。
北朝鮮から勲章貰って万歳していたあの人です。
日本の自衛隊は完全否定しておきながら、
北朝鮮の先軍政治を賛美していたあの人ですね。
そもそも人権や改革扇動というのは、かのスターリンが提唱した
敵国弱体化の戦法で、日本はスパイ天国といわれるほど甘い国です。
国民はそうした事実も知らずに官僚へ矛先を向けます。
周囲国はほくそ笑んでる事でしょうね。 -
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【1335805】 投稿者: 少子化 (ID:i6cvzgBa/pw) 投稿日時:2009年 06月 19日 09:52
ゆとり教育推進はさん
日教組と小沢一郎のことも知ってますが、やはり寺脇も戦犯です。
A級もんのね。
官僚もいい思いしてます。
官僚がいなきゃ、ゆとり教育は推進させなかった。
もちろん日教組だって悪い。
日教組の先生たちは、自分の子供はゆとり教育にさらしたくないと
私立に入れてるんです。 -
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【1335838】 投稿者: 民主化要求 (ID:py7M5310pIE) 投稿日時:2009年 06月 19日 10:17
要求?さん
> なんで「授業時間」に拘る必要があるのでしょうか?
レベルに合っていない、つまり無駄な授業時間が長すぎるからです。拘束しないでさっさと帰してほしいです。
> 例えば、和田中は、生徒に応じた補習メニューを用> 意していますし、千代田区立九段中等教育学校は土> 曜日に補習をしています。
和田中も九段中も素晴らしいと思いますが、日本全国の公立学校の中の極々々々レアケースですね。
世の中の大半の親は讃えているのに、一部のお役人や「?」な人たちが反対してましたね。
> 正規の授業は最低限度として、それ以外の部分は、> 個々に応じた教育が一番良いと思います。
全く同意です。必修の授業は週20時限程度でよいです。
> それに、保護者の中には、「公立は私立じゃないん> だから、余計なことをしてくれるな」というご意見> の方も少なからずいらっしゃるので、
そうですね…。余計なことをしないでほしいという気持もわかります。
大事なのは、家庭の考え方によって「選べる」ということだと思います。
> 上に上げてどうするのでしょう?他の自治体に強制> するなら結局は上意下達になってしまいますよ。
そうではなく、文科省がきちんと地域の、現場の、親の意見を聞いて、学習指導要領を作っているのか?ということです。官僚と各地教育委員会や親の議論の場がないと言っています。ただ、私の不勉強で、もし文科省がそういう作業をやっているということでしたらお教えいただきたいと思います。
> 地方のいくつかの県では、公立高校に、「補習科」> あるいは「専攻科」といわれる既卒者向けの大学受
地方の県立トップ校では、公教育に求める県民の期待が非常に高く、このように予備校に負けないようなところも多いようですね。
小・中学校でも地域のニーズに応えて、変わってほしいと思っています。 -
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【1336930】 投稿者: 要求? (ID:gAM07SzXlyg) 投稿日時:2009年 06月 20日 01:38
民主化要求さま
考え方のお立場が見えないのですが、冒頭、ゆとり教育に反対と取れる問題提起をなされていますよね・・・。
それが一転して、授業時間数増に反対?「もっとゆとりを!」ということでしょうか?
考えは人それぞれなので、私はどんな考えであろうと、否定はしません。ただ、議論を混乱させないためにも、言い分の筋は通した方が良いと思います。
ちなみに、私の言い分は、「教育は、それぞれの地域において地域の特色を出しながら実施される<学校と保護者の共同作業>である」というものです。
だから、地域性が活かされる教育が担保される教育制度でさえあれば、ディテールに拘るつもりはありません。
そして、今の制度は、地域に相当のことが委ねられている制度だと理解しています。
>和田中も九段中も素晴らしいと思いますが、日本全国の公立学校の中の極々々々レアケースですね。
「学習指導要領」に従って運営されている公立校です。
「やればできる」ってことです。
学習指導要領が悪いから学校が変わらない、ということではない証拠。
今、必要なことは、要求ではなく行動ですよ。
>世の中の大半の親は讃えているのに、一部のお役人や「?」な人たちが反対してましたね。
一部のお役人が反対したというのは誰のことですか?
少なくとも、文科省は杉並区立和田中の取り組みを応援していますよね。
例えば、都教委が当初、和田中の「夜スペ」に待ったをかけた際に、文科省は次のようにコメントしたと、新聞に出ていました。
<文部科学省によると、都道府県教委が市区町村教委の独自の取り組みに待ったを掛ける指導・助言を行うのは「あまり例がない」という。>
つまり、待ったをかけた都教委に対し、むしろ文科省は批判的なスタンスだと受け取れます。
実際、文科省は、和田中のような「地域ぐるみで学校の運営に参画する取り組み」に、補助金を出しているらしいです。
>そうではなく、文科省がきちんと地域の、現場の、親の意見を聞いて、学習指導要領を作っているのか?
掲示板で聞かずに、文科省に直接確かめた方が正しい情報を得られると思います・・・。
同省のホームページに「ご意見・お問い合わせ」というコーナーが設けられています。ご利用なさっては?
ちなみに、もう1年以上も前のことですけど、私は、新しい学習指導要領に意見を出しました。個人ではなく団体でですが。団体として意見を出す際の取り纏を手伝ったのです。もちろん個人でも意見を出すことはできます。当時、学習指導要領に意見を!というのが、ネット等でも盛り上がっていましたが、ご存じありませんか?
あと、「やらせ問題」を起こして止めてしまいましたが、省庁が各地で直接国民と対話する「タウンミーティング」というのもやっていましたよね。その中で教育がテーマで行われたことが何度かあったかと思います。
議論の場については、それぞれの地域に応じた形で場が設けられています。教育行政は、日本では例外的に地方分権が進んでいる分野で、地域に委ねられている所が大だと思います。
例えば、横浜市では、横浜市教育委員会が、1千名を超える関係者と討議して「横浜版学習指導要領」を作成しました。なんと書店で販売されています。
横浜市が行政の姿勢として頑張っているなぁ、と思ったのは、次の報道発表文にあるとおり、広く全国を視野に入れている点です。以下、今年の3月25日の報道発表資料から抜粋します。
○国の学習指導要領の内容に加えて、横浜の教育内容を示す「横浜版学習指導要領 総則・総則解説」を受けて、教科等指導の基準を示した「横浜版学習指導要領 教科等編」が完成し、全市立学校に配付いたします。
○「横浜版学習指導要領 教科等編」は、本市が推進する小中一貫教育を支える「
小中カリキュラム」を明示したもので、国が定める(基礎的)指導内容に加えて、補充的・発展的指導内容、指導方法を盛り込み、これにより各学校での授業支援を進めていきます。
○「横浜版学習指導要領 教科等編」は、(株)ぎょうせいより出版され、本市教職員はもとより、広く全国に向けて発信し、多くの御意見をいただき、本市の教育に反映させていきます。
>小・中学校でも地域のニーズに応えて、変わってほしいと思っています。
公教育の主役は、文科省や国ではなく、各地方自治体であり、地域(保護者と学校)なのです。
変える必要があるのならば、国の力ではなく、私たち自身の力で変えるべきです。それが「民主」ということだと思います。
それから、スレの冒頭で、根本的な考え違いをされているようなので指摘しておきます。
学習指導要領は、それ単独で存在するものではなく、「学校教育法」の下部の規程です。
国会で、教育基本法や学校教育法について審議しているわけですが、そこで、学習指導要領を国会の審議事項にしようという動きがなかったのは、国会自身の問題です。
学習指導要領についての国会審議が行われなかったことを文科省のせいにするのは筋違いだと思います。
国会の審議事項を決める一義的な責任は、文科省ではなく国権の最高機関たる国会にあるわけですから。 -
【1337319】 投稿者: スレ主さんの引用文 (ID:Igj2o0uevzo) 投稿日時:2009年 06月 20日 14:36
某工業大学の学生が8年前に書いた総合科目(一般教養科目)のレポートというか、自由作文だね。聞きかじりの情報をまとめたもので、教育行政の専門家が書いたわけじゃないから、受け売りはしない方が無難。スレ主さん自身で書いたんじゃないなら、安易に使わない方がいいよ。
それにしても、そんなものがインターネットで検索されてしまっていいのかな〜。だって、この科目のレポートは、全部インターネットで見られるんだもの。
学生が提出したレポート(宿題)が、インターネットで公表することが前提ってのは、あんま聞いたことないし。