女子美の中高大連携授業
「感動して泣けた」という一押しの小説は
あなたの「感動して泣けた」という一押しの小説を挙げてください。尚、難しいと思いますが「№1」一つだけお願いします。
私から「塩狩峠」、キリスト教信仰を主題にした小説で違和感を感じなくはなかったのですが、自己犠牲の精神を美しく描いていました。
読後に泣けた!小説ということで思い返してみて、最初に浮かんだのが
帚木 蓬生「閉鎖病棟」でした。
精神科の閉鎖病棟の中の人々を中心に据えた物語なんですが、患者であ
る登場人物のキャラクターが生き生きと描かれており、その視線には愛
があると感じます。
著者の帚木氏は東大文学部卒後サラリーマンを経て医師になられた方で
、精神科医。
偏見を持たれがちな精神病患者ですが、この本を読むと当たり前のこと
に気づかされます。
精神を病んでいる人たちの中にも心がきれいな人もいれば、そうじゃな
い人もいる。哀しい境遇の中、一生懸命生きている人たちがいる。
障がいを持つ方に心の垣根を持つことは、無知で愚かなことである。
そういうことを否応なく考えさせてくれた本です。
「最後の一句」 森鴎外
理不尽な世の中にあっても、毅然と堂々とした態度と強い芯のある主人公。
昔も今も好きです。
「たけくらべ」 樋口一葉
駆け引きなく打算なく思いあう宝石のように煌めく純粋さ。
「スーホーの白い馬」 モンゴル民謡
「野菊の墓」 伊藤左千夫
男性の自己中の象徴のような正夫さんは嫌いだけど、
民さんの純粋な気持ちには、心打たれる。
子供の頃、読んだときは、感動して好きだったものも、
大人になってから読むと、その時はわからなかった色々なものが見えてきて
疑問がわいて昔ほど感動しないものもありますね。




































