湊かなえ、重松清 最近読まなくなった｜掲示板スレッド

湊かなえは映像化するととても面白い作品になるのに、小説としてはそれほどでもないんですよね。アイデアは良いんでしょうけど、文章力や構成力がないのかな。
重松清はフリーライターの時代に、エロ小説も書いていたと何かで読んだ気がします。作家さんも歳を重ねると書きたいテーマも変わってくるのでしょう。

私も最近は高田郁さんにはまっています。あとは有川浩さんの作品も好きです。子供が中学生の頃に読んでいた図書館戦争が面白くて、そこから色々な作品を読むようになりました。お二人共、文章力のある語彙の豊富な作家さんだと思います。

重松清とあさのあつこ、三浦しおん等の受験でおすすめ作家は子どもが小学生の頃、沢山読んで、子ども曰く「もうお腹一杯」だそうです。
実は私も一緒に読んだので同感。
最近読んだのは誉田哲也の武士道シリーズ最終巻。
文庫になるのが待てず、別件で寄った図書館でハードカバーを借りて、子供と読みました。
大団円で良かった。

構成を練ってないは同感。
語彙も貧困。
平易な文で、分かりやすい展開でないと読者がつかないんでしょう。
すると、ストーリーを追うだけの小説になりますね。
永遠の０なんか、どこがいいんだかさっぱりわからなかった。
語り手を変える手法は手っ取り早いんでしょうが、
食傷気味です。
話自体も陳腐だった。
古い作家のもの読んでみると、文章を味わうという楽しみが分かると思います。
とっつきづらいけど、北杜夫の楡家の人々とか。
あ、生きてる作家で唯一読み返したのは
中島京子の小さいお家。
これは昭和初期の東京の空気がちゃんと書かれていたと思う。
主人公も魅力があった。
でも、物語が現代に戻ると途端に良くないんですよね。
そこが惜しかったかな。

ありきたりですがやはり東野圭吾は面白いと思います。術中にはまっているのですね。
「虚ろな十字架」「人魚の眠る家」も面白かったです。
湊かなえは読んだ後に、期待して損した、と思います。新聞とかの広告で期待しすぎちゃうのかな。

確かに
何冊か読んだら飽きました

小さいおうち、物語を回す役割の現代青年が、
今時の若者らしく書かれているのが良くなかったような。
あえて、なのかもしれませんが、
せっかくの昔の東京の空気が
現代の軽さで壊されちゃうような気が私はしました。
もっとトーンを合わせて、内省的な若者に過去の物語を引き継がせたほうがまとまりがよかったような気がしました。
すいません、好きな小説の話じゃなかったですね。
小説好きの方のご意見が頷けることが多くて、つい。

飽きちゃった皆様

永井するみさんの作品をお勧めしたいわ。

「枯れ蔵」
「防風林」
「樹縛」が読みごたえあります。

他にも　「ソナタの夜」「グラニテ」などは軽く読めます。
50歳前に急逝されたのがもったいない作家だと思います。よかったらどうぞ。

重松清は中学生の子供が好んで読んでいます。
昔、私が買った文庫本ですけど。
「きみの友だち」がお気に入りらしく、読書感想文に選んでました。

最近読んだ中では、西加奈子の「サラバ」が断トツで面白かったです。