松本清張　点と線｜掲示板スレッド

学生の頃に原作読んだことありますが、全く覚えていません。
今回のドラマのストーリーは原作に忠実だったのでしょうか？
あまりも内容が薄っぺらに感じました。
アリバイくずしのトリックだって、
紙飛行機なんてみなくても最初から「飛行機に決まっている！！」
時代が違うにしても、まさかと思ってしまいました。
ちょっとがっかりでした。

２夜連続で見ました。
原作とは別物で本来事件を解決する三原刑事にかわって
たけしさん演じる鳥飼刑事が活躍するストーリーになって
いましたね。飛行機トリックは、当時の交通手段が
主に列車で、飛行機を使う人が滅多にいなかったこと、
13番ホームから始まったアリバイ崩しから始まった
捜査なので、列車に乗っていたことを前提に勧められた
ことなどがあると思います。

舞台が昭和で戦争の名残を残した時代であることを
考えても、飛行機トリックはたやすく気付くであろうと
いう意見があると思いますが、清張の場合は
人間ドラマを軸とするところに面白みがあると感じています。

トリックだけでいうと、点と線はもの足りないものが
あるかも知れませんが、人間の業と愛憎入り混じる夫婦の形が
大変魅力的でした。

たけしさんの博多弁は東京育ちの私にはわかりやすかったので、
博多弁を使う方には違和感があったかも知れません。
言葉がこもっていたのは、方言のせいでは？と感じました。
たけしさんは普段の番組では東京弁でもっと聞き取りやすいので。
清張の原作はかなり読みましたが、今回は割合とわかりやすく
ドラマ化されていたので、小２の子どもも録画で楽しんでいました。