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【3975458】シンギュラリティと大学・職業選択

投稿者: アシモフ   (ID:3STe3vbJ0ug) 投稿日時:2016年 01月 28日 14:19

Googleの囲碁ソフトが人間のプロ棋士(ヨーロッパチャンピオン)に勝ったとの報道がありました。
チェスなどに比べるとルール・戦略が複雑なためあと10年は人間には勝てないだろうと言われていたようですが、あっさりと勝ってしまいました。

時間がかかると言われていたヒトゲノム解析も、大幅に時間短縮。
100年かかるはずのサグラダファミリアの完成もコンピュータに連動した3Dプリンタのお蔭で、大幅に短縮され、我々にも完成した姿を見るチャンスが生まれました。

コンピュータに関係した技術が、非常に高速に進んでいます。

以前からシンギュラリティ(技術的特異点)のことが話題になり、SFだろう、実現しないなどの意見もあれば、多くの職業が今後はコンピュータで出来るようになり、人間から奪われるとの観測もまことしやかに言われるようになりました。

皆さんなら、今の子供たちに「どんな大学に行けばいい?」「これからお勧めの職業は?」とアドバイスを求められたら、どう答えますか?

もはや公務員ぐらいしか聖域はないかもしれません。
また、公務員でも、教職員は、全国の小中学校で衛星授業が主流になればほとんど必要なくなります。

EDUでは人気の医療系も、自宅でコンピュータによる診察が受けられるようになり、必要な薬がドローンで飛んでくる(?)ようになると、薬剤師から始まって、高度な判断が必要な仕事ほど人間がかかわらなくなる可能性もあると考えています。最後に残るのは、実際に人間を世話する看護系の職種ぐらいになるかもしれません。
そうなると、医療関係での高給は望めなくなります。

10年20年ぐらいであれば、まだそこまでは進まないとは思いますが、今の小中学生が大人になって、社会の中心で働く40歳代ぐらいになった頃には、量子コンピュータも汎用化して、ルネサンスや産業革命以上の大きな変化が来る可能性もあります。
もしかすると、人類史上最も大きな転換点が迫っているのかもしれません。

いろいろ考えると、子供たちにアドバイスするにしても、無力感に襲われます。
なお、”子供たちに考えさせる”は、なしでお願いいたします。

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  1. 【3975805】 投稿者: ビジネスモデル  (ID:nhh2eNERHAQ) 投稿日時:2016年 01月 28日 20:26

    >”子供たちに考えさせる”は、なしでお願いいたします。
    ここが一番重要なのに。。。

    自分の武器は何か?
    それをどう磨いて、どこで稼ぎ続けるのか?を考えさせないと意味が無い。
    変化に対応していけない人間は、稼ぎ続けられない。
    それが、親が出来る唯一のアドバイスだと思いますけどね。

    唯一あるとすれば、新たなビジネスモデルを考えられるようになり、優秀なパートナーと組めれば、それなりに稼げるようになります。
    そのためには、持って生まれた超優秀な頭脳がまず必要ですが。。

  2. 【3975827】 投稿者: アシモフ  (ID:3STe3vbJ0ug) 投稿日時:2016年 01月 28日 20:51

    親が自分の子供にアドバイスするのではなく、子供の世代の若者に、ということでお聞きしたいという意味でした。
    不明瞭ですみません。

    聞きたかったのは、”生き方”の話ではなく、単純にどんな職業が生き残ると思うかです。

  3. 【3975835】 投稿者: 例えば  (ID:Lnulyx0RT3w) 投稿日時:2016年 01月 28日 21:00

    伝統工芸家?

    家事労働の外注は進むので
    良く出来るメイドさん、保育士、ナニーさんは残るでしょうか。
    身の回りの狭い発想ですが。

  4. 【3975851】 投稿者: パイロット  (ID:7iG5DVEexno) 投稿日時:2016年 01月 28日 21:19

    世界的には人口が増えていて、人の移動も増えているので、パイロット不足で高給になっているとか。完全自動運転にはなりませんよね。
    あと、人にものを教える仕事はやっぱり人がすると思うので、学校に限らず先生的な仕事ですかね。この場合、人を惹きつけるような人間的魅力や能力がないと競争に勝てないかも。

  5. 【3975966】 投稿者: AI  (ID:JYAME7LbEFM) 投稿日時:2016年 01月 28日 23:01

    やはり、今日気になったニュースナンバーワンですね。
    今日も思わず水泳教室に送迎する車の中で子供に話してしまいました。

    「とうとう囲碁で人口知能が人間に勝つ時代が来た。せめて中学受験で良い学校に入らないと箸にも棒にもかからないよ・・・」

    と、話しながら、もしかすると受験に神経とがらせるような凡才では全くの用無しになるのではないか、受験などしてもしなくても生き残れないのではないかとの不安もよぎりました。

    昨今「東大卒のプロゲーマー」などが時折話題になりますが、もしかすると普通の仕事は一切なくなり、娯楽やスポーツで競う事だけが人間の仕事になるのやもしれないという予感もしています。

    また、北朝鮮のような国が長きにわたって崩壊せずに続いているのを見ると、AIによる人類の家畜化支配というのも最早SFではないのかも知れません。

  6. 【3976409】 投稿者: アシモフ  (ID:ciEcJFsL7w2) 投稿日時:2016年 01月 29日 10:34

    スレ主です。
    少々難しいテーマのスレだとは思うのですが、書き込みありがとうございます。

    私も、芸術を含むエンターテイメント系が残る可能性はあると思っております。
    コンピュータが喜怒哀楽を作ることは、簡単ではないと思いますので。
    昨今もてはやされた、Youtuberとして儲けている若者たちは、その意味で未来を生きているのかもしれません。

    ただ、別なニュースによれば、小説はコンピュータが書ける状況に近づいているようです。
    例えば、星新一風と指定すると、星新一の作風をすべてトレースし、分析して「似たような」小説が作れるのだとか。
    そうすると、ある程度多作で、作風が分析しやすい作家であれば、死後でもその作家風の小説は次々に生まれてくることになります。
    もはや、10年前ぐらいには考えられなかったことが、次々に実現しつつあるのでしょう。

    人間にとって脅威となると思うのは、高度な判断が必要になるところからコンピュータに置き換えられる可能性があることかもしれません。

    昨日は、公務員が聖域と書きましたが、例えば、昨今の年金問題は厚労省の優秀な役人がいくら考えても解決せず、コンピュータ解析ならば最善(あるいは最悪かも)の解決策が提示されることになるかもしれません。
    そうなると、公務員は行政サービスの窓口ぐらいの仕事しか残らず、人数は必要なくなってくることもあるでしょう。

  7. 【3977205】 投稿者: 歴史はめぐる  (ID:6qLyib5Dr/s) 投稿日時:2016年 01月 29日 23:18

    シンギュラリティ論、信じておりません。

    第五世代コンピュータという言葉、覚えていらっしゃる方は少ないかもしれません。1980年台、経済産業省が、夢の人工知能、と旗をぶちあげ、10年間、600億近い国費が投じられました。一説で1000億とも言われます。自動翻訳、高度医療診断など、人間の能力を上回る能力を持ち、夢のアプリケーションが広がる、と宣伝されました。
    しかし、結果は、誰も使わない並列マシンの試作機ができただけで終わりました。経済産業省は手のひらを返して技術的目標達成、と言い、中心となった学者は、世の中が勝手に人工知能と言っただけで自分らは並列推論マシンをつくるとしか言っていない、と開き直りました。

    まあ、今回も同じだろうと考えています。

    大阪万博のとき、IBMの大規模マシンが、チェスで、チェスのアマチュア上級者に勝った、と宣伝されました。1970年。チェスでプロに勝ったのが1990年くらいだった記憶がありまう。
    当然、チェスより将棋、将棋より囲碁のほうが、場合分けが多く、複雑なゲームですが、囲碁といえども、紙に書き起こせば数ページのルールに基づいた19x19路のゲームです。チェスから囲碁に至るまで、45年、かかっています。

    この20年は、IT革命の時代、と言われます。生活が変わり、ビジネスモデルが変わったことは間違いない。
    しかし、自動織機からはじまる産業革命、送電網や上下水道などインフラの普及、鉄道網や道路網の整備に比較して、私たちの生活を激変させたか、というと疑問があります。
    人類の集団自殺装置のような原爆の発明よりもインパクトがあるとも思えないです。

    ビジネスや日常は、特異点を経てドラスティックに変わるのではなく、着々と変わっているし、これからも変わるでしょう。変化の速度が速くなっていることは認めます。
    一握りの、新たなビジネスや技術をつくり、高度な判断をする人は、上層として残り、あとは、派遣・臨時雇にならざるを得ない。
    どんな職種でも一緒、のような気がします。

    しかし、上の、第五世代コンピュータの例や、囲碁の例から考えて、高度な判断からAIになっていく、ということは、ないでしょう。
    人間の神経の反応より早く、特定の反応をするロボット、のようなものは、すぐにできるでしょうね。

    弁護士であれば、M&Aにかかる外国との交渉や訴訟にあたる弁護士の業務がAIに変わるとは思えないです。
    しかし、単に六法全書を調べて法律相談に乗って日銭を稼ぐ、という業務は激減します。

    医師であれば、3分診療で風邪薬を処方するような業務は無くなるかもしれませんが、研究開発、高度医療が無くなるとは思えないし、患者さんとの対話からトータルケアするような仕事がなくなるはずはありません。

    =====
    昔話を

    何年か前に在職した、ある大会社の事業所の話です。社員1000人、事業規模は500億、と思ってください。
    昭和50年台までは、財務部(会計、経理など)は100人くらいいて、社員は、整然と算盤に向かって伝票の数字を埋めたりチェックしたりしていました。決算時はみなさん徹夜でした。

    50年台の中ごろに、経理システムが導入され、単純な物品購入や受発注業務などはオンライン投入になりました。
    出張旅費の請求などがシステム化されたのは、もう少し後だったように思います。

    会社のマネジメントの動きは遅く、システム導入で暇になった経理担当者は、出張伝票をつぶさにチェックし、なぜ安い私鉄でなく10円高い国鉄JRを使ったか、本人を呼びつけて詰問し始末書を書かせる、など、余計な仕事をつくって、殺伐とした雰囲気になりました。

    その後、ばっさりと財務部は解体され、現在は数人。高度化された社内システム、それで足りない部分はアウトソースになりました。
    現在の財務系の社員は、財務会計や税務会計に通暁、資金計画のプロ、各国の税法の違いによる輸出や輸入時の関税の扱いの生き字引、など、平社員であっても、プロ中のプロです。

    同じことが、技術職にも、営業職にも言えるでしょう。
    単純な物販に営業は不要、お客さんと酒場で飲むだけの営業はすでに死滅、付加価値のつく営業だけが残ります。

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