私大の文系学部生の割合ってこんなに高いんですね。どう思いますか？｜掲示板スレッド

また、私学における大学院進学者の乏しさの背景には、文系においては企業のメンバーシップ型採用、理系ではその学納金の高さが理由として指摘できる。しかも、国立大学のような経済的事情ゆえの学費減免も困難だ。なぜなら、私学助成は年経常費につき法で求められた水準のわずか20%たるありさまだからだ。従って、「データ」なる観察資料に対する理論負荷性の議論を知るまでもなく、どのような真理も、それを成り立たせているそうした条件との関連と切り離しては考えられないとは、形式論理の常識である。

>また、この大学通信の調査では、「就職者数÷（卒業生数−大学院進学者数）×100で算出した」としている（私は「卒業生」を学部卒と解釈した）。
 
この卒業生には学部卒と院卒双方が含まれている。つまり学部卒、院卒を含めて社会に出た学生数を分母としている。
東工大の分母の学生数をみれば院卒が含まれていることは明らか。
 
一方で上位の理系学部卒、院卒の有名企業就職率が高いという前提に立つとするならば理系学生比率の高い地方旧帝大の有名企業就職率がそれほど高くなく北大などは文系中心の明治とほぼ同じであるという状況をどう見ているのでしょうか？
 
地方旧帝大の理系卒は前提で考えているほど有名企業就職率が高くないか、学生ウエイトの低い文系学部がかなり足を引っ張って全体の就職率を下げているどちらかになる。文系、理系共に実はそれほど高い有名企業就職率ではないという可能性もある。

文系に公務員が一定率いるのは理解するが、学生ウエイトが高い理系卒が仮に有名企業就職率が高いのなら、民間企業就職が文系の公務員影響などは相殺しても余りあるレベルだと思う。

結局理系バンザイはただの思い込みなんですよ。

ただでも、岡山大学ぐらいであれば、岡山理科大学の上澄みの人と職場で同僚になる可能性があるのは事実ですね。

>東工大の分母の学生数をみれば院卒が含まれていることは明らか。

　ご指摘感謝。
　資料を見直してみた。確かに東工を例にとれば、卒業数3,389に対し、大学院進学数が1,278となっており、卒業数の中に大学院修了者が含まれていそうだ。

　地方旧帝の主要400社就職率が、理系比率がある程度高いにもかかわらず異様に低い（ように思われる）点は、私も疑問に思っている（まともな返答になっていないが....）。

私の直感的な疑問も、あながち的外れではなかったことになる。またご指摘からは、横行する理系就職への幻想ならびに地方国立大学における厳しい現実も推定できる。

ただ、色々他のスレの関係で調べてみたのですが、いわゆる5Sと呼ばれる一角の静岡大学の機械工学であれば進路が良かったりするので、地方・大都市関係なく、専攻が重要なのではないかとも思われます。

私大に幻想なんか持っているとは、かなり恥ずかしい存在ですね。