城北埼玉、城西川越、西武文理、川越東｜掲示板スレッド

シロさま
男子校についての考えですが、女子がいなくて勉強に集中できていいかなぁと思っていました。息子は最初は共学がいいと言っていましたが、最後の頃は学校を決めるのにそんな事は言っていられなくなりました。埼玉では、公立共々、男子校、女子校が多いですよね！
今は、男子だけも楽しいけどやっぱり女子がいたほうがいいなって言っています。女子のありがたさが解ったかなぁなんて思っています。文化祭には女子高生が大勢来てくれて、楽しかったようですよ。その程度です。心配いりません。

城西川越の野球部って、どんな感じ？

私は千葉県から２時間半かけて、城北埼玉に通いました。私にとっては、今でも貴重な３年間を過ごせたと思える素晴らしい学校です。
もともと早慶ではなく国立大学進学を志望していましたので、学大付属、海城を目指していましたが、敗北し城北埼玉･･･という悔しいスタートでした。
さて、入学した城北埼玉では、「着実・勤勉・自主」という標語が教室前方に張られ、授業前に静座というのがあり精神を集中させ、柔道・剣道のどちらかも必修、そして受験前の合宿。当時まだ歴史の浅い学校だったとは言え、先生方はみんな城北出身者が多く、脈々と受け継がれてきた一見古めかしい伝統の中にいつの間にか馴染む中で、大人の男性としての風格とか品格のようなものを授かったのではないかと感じます。ご近所の学校と比較しても、創立の歴史を旧制の時代までさかのぼれる城北埼玉以外の新興校では、そうゆうアカデミックな男子校でバンカラな気風に身を置くことは難しいでしょう。また、ある程度教育のあるご両親なら、「流行りの新興校よりも人様に名の言える学校･･･少なくとも城北埼玉なら「城玉」とは言わずに「城北なんです」とも言えますしね(笑)･･･。」ということで保守的な選択をする傾向もあるでしょう。そのせいか、城北埼玉の同級生を見ていても、その後私が進学した国立大よりもずっと良家の子弟が多かったように思います。これは、今振り返れば、その後自分がどんな社会で生きてゆくか、つまり「勉強･勉強･･･社会に出ても仕事･仕事！」というつまらない男にならず、自分の道、人生の楽しみ方を心得た大人になるための素養についても友人たちから得るものが大きかっただろうと思います。
大学進学実績の数値では、最近他校に負けているかのような様相ですね。しかし、受験は結局個人勝負です。学校代表の団体戦ではありません。生徒が早くに大学でどんな勉強をして将来どんな分野で力を発揮したいのかを見出し、それこそ校訓にあるとおり「着実に」「勤勉に」「自主的に」準備を重ねてゆくことで大学という次のステップにつながってゆくのだと思います。そうゆう意味では、学校の受験指導に依存をしようとすること自体、あまり意味のないことではないでしょう。城北埼玉は細かい校則で生徒を縛ることはせず、羽目をはずし過ぎた時だけ厳しいお説教をくらう･･･といった自由な学校です。私も何度かお説教くらいました。大切な教訓です。つまり、生徒を進学実績競争の宣伝道具として扱うのではなく、一人のオトナの人間として対応してくれるわけです。それだけに、自分のことは自分で管理しなくてはならず、大学受験の厳しさの認識とそれに向けた気構えができていないと、いつの間にか取り残され、浪人･･･というツケが回ってくるわけです。共に難関突破を果たしてきた友人らを見ても、遊びと勉強のメリハリをしっかりとつけられることが重要だと思います。良い刺激を与え合える友人を見つけ、情報交換をし、大学見学をし、模試で友人と競争を楽しみ（点数の低い方がマクドナルドをおごるなどよく仲間とやっていました。）、共に意識を高めてゆく･･･城北埼玉は十分な環境が整った学校だと思います。
また、高校生にはゴールのように見えてしまう大学すら、長い人生では一つの通過点に過ぎません。そこで、何を学ぶのか、その後どんな活躍をしたいのか、そうゆう本来の受験の意味をきちんと指導してくれた城北埼玉の先生の指導のおかげで、私は好きな学問にめぐり合い、留学と大学院を経て、外国の政府機関で顧問を務めることができるようになりました。母校は、大学と共に私の誇りです。だからこそ、これからこの学校を受験する次の世代の方々にも、こんな後々の人生にも残るような素晴らしい時間を過ごしてもらえればと思い、投稿させていただいた次第です。