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【2622935】国家公務員(準国家公務員)はこんなに薄給、勧められない職業

投稿者: 準公務員の妻   (ID:ApL8MjUPc8o) 投稿日時:2012年 07月 19日 17:16

日本で一番の大学の博士課程修了で海外の有力大学でフェローを経て、
国立大学(国立大学法人)で教授をしている40歳代後半の夫。
ノーベル賞クラスではあり得ませんが、無能な方ではないと思います。

今月から国家公務員給与カットのとばっちりで、
国家公務員に準じる国立大学法人の職員給与もカットされました。
月給がなんと10パーセントカットされ、額面で43万円になりました。
(教授は10%、准教授が5%のカットで平均7.8%カット)
手取り給与で30万前半。長時間労働なので、時給1000円程度です。

理科系で何人もの院生を指導しており、帰宅は遅く、
土日も実験や学会・研究会でなかなか休めません。官舎は廃止済み。

大学院を出てポスドクやフェローで修行して31歳で就職。
28歳まで学費を払ってきて、奨学金の負債もあって、
ポスト争奪競争を重ね、生き残った結果がこの待遇です。

このサイトでも公務員の待遇が良すぎると叩かれていますが、
この待遇は、叩かれるほど素晴らしい待遇でしょうか。
あまりに、「公務員:好待遇」のイメージ先行ではないですか。

ここに集う保護者のお子さんにも、もちろん自分の子供たちにも
全く勧められない職業だと、声を大にして言いたいです。
そして、夫の何人もの優秀な同僚のように、優秀な人から先に
海外へ頭脳が流出していることを危惧せずにはいられません。

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  1. 【2624703】 投稿者: 親子二代  (ID:75jbRIDEV26) 投稿日時:2012年 07月 21日 06:46

    で、国の研究職です。

    父は「心配」さまと同じ大学に長年勤めていました。
    母はいまでも時折「高度成長期でみんなお給料が上がっていったのに、我が家は民間の1/3だった…」とつぶやいています。
    大きな会社から研究職のポストを用意して頂いた(もちろんお給料も民間ベース)ことも何度かあるようなのですが、すべてお断りしていました。
    終戦の時に20代目前。「科学をきわめて国の復興に役立つ」と軍の学校の解散時に言って来た父。その思いはずっと変わらなかったようです。
    母も「大学教授のお給料はお小遣いにできるようなお家の人が本来はそういう職につくものなのよ」と理解していましたし、母も実際自分の不動産を少し持っていましたので、生活の足りない部分は補っていたようでした。
    そういう時代だったんです。

    私は同じ大学を出て、研究所勤めです。
    偶然、父と同僚だった先生と最近お仕事するようになり、先日そんな話がふと出ました。
    「本当に安月給だった、と母がいまでも笑ってますよ」と言うと
    「でも、名誉がありますからね」
    とおっしゃっていました。

    昔は、大学の教員というのは安月給、でもそれなりに名誉もある希少職、という認識だったんです。

    現在、研究職が増え過ぎ、インフレになりました。昔ほどの名誉はありませんよね。
    研究職公務員、両親の時代よりはマシな待遇だとは思いますが、自分が男性で、今の自分のお給料だったら、子ども二人以上育てるにはお嫁さんに働きに出てもらわないと厳しいです。

    我が家は子どものうち一人は研究者向きのキャラクターを持っていますが、もしも本気でその方向に行きたいと本人が考えるならば、やはり海外を視野に入れるだろうと思います。

  2. 【2624705】 投稿者: 部署によるのでは  (ID:IKvATycJblE) 投稿日時:2012年 07月 21日 06:49

    マスコミもいろいろですよ。  激務の人もいますが、そうでない人もいます。  暇なマスコミの人もいらっしゃいますよ。
    時間は不規則なお仕事も多い様ではありますが。
    部署や仕事の内容によるのは当然で、それは公務員も同じでしょう。

    問題は、仕事の内容(量はもちろん、高度な専門性が要求される)に見合ったお給料なのかどうかではないですか。
    そういう意味ではあきらかにスレ主様のご主人はお気の毒だと思いますし、まだ出世していない年齢の官僚の方々もそうですね。
    本人がわかって選んだ仕事といっても、あまりにも対価が少ないのは、問題だと思います。  優秀な方にはそれなりの待遇を用意して国の為に
    働いていただく方が国にとってもメリットがあると思うのですが。

    ただ、民間から独立行政法人に転職した方が、当時は(今は知らないけれど)お給料は悪くない、と仰っていました。
    また、公務員でもそれ程悪くもないところも(法曹関係とか)あるようです。 

    一般的には国家公務員より、地方公務員の方がお給料がいいのは昔からです。
    国より県、県より市、と良くなるようです。  町村になるとどうだかわかりませんが。 
    もちろん市町村によっても随分差があります。 

  3. 【2624921】 投稿者: 半分研究職  (ID:h4wDK8E1nF.) 投稿日時:2012年 07月 21日 11:54

    まじレスすると、名誉より楽しみかな、と思います。
    民間はどうしても投資に見合った結果が求められる。
    今は公立の研究機関も評価は厳しいですが、
    それでも民間に比べればある程度自由な研究ができる。
    所謂偏差値の高い大学ほど研究費は豊富。
    大学では若い学生や優秀な研究者との価値のある交流ができる。
    大学といえども会議やら雑用ばかりで大変なのは重々承知していますが、
    それでも皆さん、あの自由闊達な研究環境が嫌いじゃないのだと思っています。
    民間の研究所から大学に戻ってこられる先生もいらっしゃいます。
    お給料が少なくても、研究費が豊富なら嬉しい人もいます。
    ってか、そういう人じゃないと残っていけないかも。
    でも、そういう貴重な人材には能力に見合ったお給料をあげてほしいと思いますが。

  4. 【2624965】 投稿者: 未来が心配  (ID:3Kvnln4T9AE) 投稿日時:2012年 07月 21日 12:30

    ある中高一貫の男子進学校の話です。
    昔は、やや理系志望が多いものの、まあ文理の希望は半々。
    文系志望者は東大から国家公務員になって、将来国のことを考える仕事になろうという希望を持っていました。弁護士志望ももちろんいました。
    理系志望者は、昔から医者志望はいましたが、それでも大学に残っての研究職、あるいはメーカーになるかもしれませんが、専門職になることを望む生徒が多数いました。


    ところが、ここ最近。
    以前とクラス数は変わらないものの、ほとんどが医学部志望です。理系の中でも、医学部志望者以外はごく少数です。
    文系はわずかに1クラスのみ。


    家庭の導きなのか、子ども自身が「医者が一番!」と思っているのか、それはわかりません。


    でも、医療界にも優秀な人材は必要でしょうが
    このままでは、国のことを考えようとか、先進技術の研究をしようという子どもは、どんどん減っていってしまうように思います。



    この国の数十年先が、非常に心配です。

  5. 【2624996】 投稿者: 厳しい見方ですが  (ID:HKUyBK640do) 投稿日時:2012年 07月 21日 13:22

    こういう話になるとよく海外を視野に入れてという方がいますが、なんだかなあという感じです。そういうことを言っているからいつまでたっても日本は学問を大切にする国になれないのです。安月給に甘んじろというのではありません。安月給だと思ったら(実際民間と比較してそうだと思いますが)ストをするなりして抗議するのも大学人をはじめとする学問に従事する人間の果たすべき義務だと思います。給与や名誉に目が眩んで海外も視野にいれるというのは自分さえよければという感じがしていただけません。今回の国家公務員の給与一律カット。東大は最初拒否したではありませんか。結局国家公務員のカット分の6割だけカットということになりましたが。他の大学はほとんど(国家公務員でもないのに)カットを丸呑みです。こういうときに抗議の声をあげるのも知識人の義務です。日本は相変わらずそういうことができないのですよね。挙げ句の果てに海外を視野になどと言っているのは知識人の社会への関わりを放棄しているのと同じです。日本の知識人大学教授助教授講師研究所勤務老いも若きも比目魚みたいに上の様子をうかがうばかり。声をあげることもしない。少なくとも今回はしなかった。これじゃあね。。

  6. 【2624998】 投稿者: 準公務員の妻(スレ主)  (ID:HGGA7PuJmWw) 投稿日時:2012年 07月 21日 13:25

    甘いというご批判、気の毒というご意見などありがとうございます。
    誰かがおっしゃって下さったように、ここで愚痴を言っても
    どうしようもありませんでした。お目汚しでした。

    明日の100円よりも今日の10円をとる倒産寸前の商売人のごとき
    この国で、公務員の待遇に文句を言っても何も生まれません。
    一種公務員や、大学教員のような仕事は、学費がかかる割に
    待遇が悪すぎる。

    鳩山元首相(北海道大学の元助教授)のように、生活資金は別途
    確保できるようなあ富裕層でないとできない仕事に戻ったのでしょう。

  7. 【2625009】 投稿者: 準公務員の妻(スレ主)  (ID:HGGA7PuJmWw) 投稿日時:2012年 07月 21日 13:43

    数学オリンピックで賞をとった生徒さんが医学部にばかり行く・・・
    と言っている夫ですが、その責任の一端は夫にもあると思います。

    子供に教育や医療を自力で受けさせられないような待遇なら、
    それに甘んじることなく、北米でも、マレーシアの大学の
    外国人教員枠にでも、有力私学にでも移るべきです。

    そうしないことが、「国立大の教員は、薄給でも文句も言わずに
    働かせられる」という認識につながるのでしょう。
    それが、国立大の研究者を食えない仕事にしてしまい、
    数学や物理への進む希望者を減らすことになったのでしょう。

    とにかく、行動を起こさないならフルタイムで働くことにするから、
    17時に職場を出て18時に学童に迎えに行ってね、
    夏期講習代が払えなかったんだから、子供の勉強をしっかり見てね、
    終電後のタクシー代を考えて家賃の高い地域に住みたがっていたけど、
    郊外に転居するからね、と宣言しました。

    絶対に勧められません、こんな仕事!

  8. 【2625018】 投稿者: 半分研究職  (ID:h4wDK8E1nF.) 投稿日時:2012年 07月 21日 13:53

    厳しい見方ですがさんのご意見。
    全くその通りですね。
    だいたい学究肌の人は事務手続きや面倒なことが嫌い。
    みんな揃って抗議運動なんて超苦手。
    そんなことするくらいなら10%減くらいなら我慢するか、って人もいる。
    実際本人たちはそれほど切羽詰まってないってのもあるのでしょうね。
    その上海外脱出なんて、そんなことで日本の研究環境は大丈夫なのか?
    ってご意見、全くだと思います。
    もっともの言う研究者になるべきですよね。
    そういう人ってまだまだ少数派です。

    一応言い訳しますと、私の職場では当然のように抗議の意見が出しましたが、
    所内止まりで、その上の文科省には行っていないようです。
    恐らく同じように所内学内で反対意見を抑え込んだところは多いのではないかと思います。
    今回に関して言えば、原発事故を防げなかったことやその後の対処など、
    研究者としては責任を感じている人たちも少なからずいるという背景もあるかと思います。
    理系分野はもちろん、文系分野でも事故後のリスコミなど、
    研究者が何をしてくれた?というもやもや感は私自身も感じています。
    そういうのもあって、甘んじて受け入れた部分もあるのかな、と思ったりしています。

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