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【1126652】オール電化

投稿者: てふ   (ID:ThrwksyBeXw) 投稿日時:2008年 12月 20日 07:55

自宅がプロパンガスなのでオール電化にしようかと悩んでます。
オール電化にリフォームもしくは、オール電化で住まわれてる方で
良かったところを教えて下さい。
宣伝等では「光熱費が安くなった」とありますが、リフォームでオール電化に
すると安いところでも70万ぐらいします。元取れるの?と疑問があります。
太陽光発電にも興味がありますので、よろしくお願いします。

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  1. 【1138084】 投稿者: 素朴な質問  (ID:fruI5gfgAOQ) 投稿日時:2009年 01月 07日 08:43

    やはりそうでしたか。
    オール電化にした場合、電気が止まればなにも出来ないということですね。
    そこが一番ひっかかるところでした。
    地震だけでなく風水害でも止まりますよね。
    昨夏のように雷で夕方に停電になると悲しいですよね。

    ちなみに、阪神淡路大震災では、電気が一番早く通りましたが、おかげで通電火災も多く発生しましたよね。都市ガスの場合は、センサーが付いていて自動的に止めちゃうのですよね。

  2. 【1138262】 投稿者: IHでの調理  (ID:tOGi/88dXiY) 投稿日時:2009年 01月 07日 12:50

    阪神大震災の火事って通電が始まったことで起こったんですか?
    あまり覚えがないですが・・・
    どちらにしても電気が復旧したのも、地震後すぐではなかったですよね。
    ガスはかなり落ち着いてから一軒一軒、点検にこられて、それからの復旧でした。うちは当時マンションでしたが、
    一ヶ月以上大阪の実家に避難していて、ガスが復旧するというので帰ったのを覚えています。


    うちはオール電化でないと書きましたが、
    ガスの部分は給湯器と暖房だけですが、どっちも電気がないと動きません。
    ですので私も最初、オール電化だと停電したとき困るかなと思ったのですが
    結局同じことなんです。
    ただ、私はエアコン暖房が嫌いなので、ガス暖房にしたくてオール電化は見送りました。
    オール電化のほうが安くつくのはわかっていましたが・・・

  3. 【1138278】 投稿者: はぴぃらいふ  (ID:mwWhALGtOnk) 投稿日時:2009年 01月 07日 13:17

    うちもオール電化導入時に停電のことは一瞬頭をよぎりましたよ。
    でも。。。ここ10年で、困ったほどの停電って何度あったか?と考えると
    おのずと結果は「オール電化に」でした。


    停電の際は給湯器は使えませんし
    灯油でもファンヒーターもダメ。
    それなら、カセットコンロと灯油ストーブがあれば
    もしものときもしのげるのではないかと考えています。


    ただ。。。。ひとつだけありました、不都合なこと。。。
    土鍋が使えません!!!
    正確に言うと使えるのですが(IH用土鍋を購入しました)
    ガス火で使う土鍋の、あのじんわりした温まりかたが無いのです。
    我が家が購入した土鍋は、土鍋の底に金属プレートをはめ込む物です。
    今までのガス火のように、温まるのに時間がかかることも無い変わり
    冷めるのも速いです。
    IH用土鍋は、金属部分に熱が伝わり加熱されるので
    お鍋がぐつぐつ沸いていても、素手で持てるほど土鍋自体は熱くありません。
    ですから、土鍋のよさ。。。鍋からじっくりじんわり加熱。。。が無く
    加熱を止めた瞬間、鍋のぐつぐつも消えます。
    普通、土鍋なら火を消してもしばらくはぐつぐつ暖かさが続きますよね。
    ですので。。。なべ好き(土鍋好き)の我が家は
    テーブルではIH調理器ではなく、カセットコンロです。

  4. 【1138756】 投稿者: エコなエコキュートの皮算要  (ID:0v18csznNs6) 投稿日時:2009年 01月 08日 00:04

    オール電化となれば給湯はエコキュートになるのでしょう。旧来の電気温水器もありますがエネルギー効率はエコキュートのほうが、はるかに高いですから。エコキュートを設置される場合は国から補助金も交付されます。つまりお財布にエコとなる可能性があります。
     
    経済産業省の発表では、エコキュートの設定モードによっては経費節約効果が低いことがありうると先日新聞に掲載されていましたね。出荷時の運転設定を通常モードから節約モードに変更したメーカーが続出したとのことでした。お湯を沸かしておく量が多い運転モードの設定にした場合は、都市ガス給湯器よりも優れた経済性が得られないということだそうです。運転モードによっては都市ガス給湯器とほぼ同等のエネルギーコストとなるデータが掲載されていました。この情報を得るまではエコキュートはガス給湯器よりも常に経済的で、その差額により通常のガス給湯器よりも高額なエコキュート本体の購入費用や工事費用が賄えると考えていたのですが、どのような場合でもそうとは限らないようです。甘かったです。
     
    エコキュートは主に時間帯別電灯または季節別時間帯別電灯で決められた夜間時間、つまり午後11時から翌朝の午前7時まで、または午後10時から翌朝の午前8時まで(東京電力の場合)の割安な電気を用いて二酸化炭素ガスを圧縮したエネルギーを熱に変換してお湯を沸かすので、それ以外の時間帯の電力料金よりもお得になります。つまり機器の効率がガス給湯器よりも格段に優れているのではなく、夜間の割安な電力を利用するからエコキュートはお財布にエコなのですね。ガス給湯器も最近の製品はエネルギー効率がかなり高いので、エネルギーコストはどっこいどっこいの勝負になる可能性があるということです。もし時間帯別電灯や季節別時間帯別電灯の夜間時間料金(東京電力の場合)を用いなければエネルギーコストはガス給湯器と明らかに反転するのではないでしょうか。もしそうならば、本当にエコキュートのエネルギー効率が社会にとって望ましいのかどうか考え直さなければいけないのかもしれません。
     
    エコキュートは二酸化炭素ガスを冷媒に使っているから、温室効果ガス削減に効果があり環境にいいなんて宣伝文句がありましたが、ものはいいようです。当たり前ですが、このような論法では二酸化炭素ガスは一向に削減できません。二酸化炭素ガスを削減するために、みなさん息をいっぱい吸い込んで息を止めてみましょうでは、吉本喜劇のギャグとあまり変わりません。確かにエコキュートの製造企業はこの論法では、二酸化炭素の排出量が抑制された優れた製造工場であり、温室効果ガス排出削減に取り組む先進的な企業として宣伝できるでしょうが、寿命が尽きて機器を解体すれば冷媒の二酸化炭素は大気中に放出されてしまいます。いつかは息を吐き出さないといけないのです。
     
    エコキュートではフルオートタイプ、オートタイプ、給湯専用タイプの三機種があります。エコキュートで電気代をより節約するためには、入浴時間にもよりますが、貯湯タンクの湯量を利用者がディスプレイで毎日監視してエネルギー消費量をできるだけ削減するように運転を行うほうがより効果的です。全自動タイプではこのような心配はいりませんが、電気代は必ずしも最低限になるとは限りません。このような設計思想ですので、全自動ガス給湯器に慣れたご家庭や、ご家族の生活パターン、ご家族の性格、電力会社との契約種類などによっては経済的に上手く運転できない可能性がないとはいえません。勿論貯湯タンクの湯切れに対する不安などは全自動ガス給湯器では一切ありません。スイッチオンでストレスフリーです。ガス給湯器の場合は、貯湯しないのでどんなにお湯を使っても湯切れが起こらない、どの時間帯で使っても同じエネルギーコストであるなどの利点があります。
     
    次の電気料金については、東京電力ホームページを参照しました。
     
    時間帯別電灯
    おトクなナイト8
    ■昼間時間…毎日午前7時から午後11時まで
     28.07円
    ■夜間時間…毎日午後11時から翌朝の午前7時まで
     9.17円
     
    おトクなナイト10
    ■昼間時間…毎日午前8時から午後10時まで
     30.74円
    ■夜間時間…毎日午後10時から翌朝の午前8時まで
     9.48円
     
     
    季節別時間帯別電灯
    ■昼間時間 … 毎日午前10時から午後5時まで
     33.37円(夏季)、28.28円(その他の季節)
    ■朝晩時間 … 毎日午前7時から午前10時までと毎日午後5時から午後11時まで
     23.13円
    ■夜間時間 … 毎日午後11時から翌朝の午前7時まで
     9.17円
     
     
    午後5時から午後11時が一般的な入浴タイムのピークでしょうから、季節別時間帯別電灯での朝晩時間の料金が高いのが気になります。この時間帯に追加で湯沸しが必要となった場合のエネルギーコストはかなり高くなりそうです。時間帯別電灯でのおトクなナイト料金であっても、子供が小さいとベッドタイムが早いので入浴時間帯を考えると追加湯沸しが利用しにくいことになります。ただし、家族といっても高校生から上のものばかりでベッドタイムが遅く、午後10時や11時からが本格的な入浴タイムであれば、そのような心配はいりません。9円台の電気代でしたら追加湯沸しのエネルギーコストに神経を使う必要はなくなります。要は家族構成や生活パターンでエコキュートの適合性や経済的な運転の仕方が変わりうるということですね。
     
    深夜電力で次の日に使うお湯を沸かすという考え方の機器は、実際に使うまで沸かしたお湯の温度を出来るだけ下げないように保温する必要があります。時間が経過するごとにお湯の温度、つまり熱エネルギーは当然ロスしていきます。家族の生活時間帯と割安な電気料金の時間帯がマッチしていたり、機器の能力とお湯の使用量がマッチしていたりすれば効果的に使えるでしょうが、一般的にどのような家族構成や生活パターンでも効果的といえるかどうかはちょっと不安になります。時間経過でロスした分は環境中に排出されます。つまり地球環境を暖めます。使わなかった分のお湯に投入した熱エネルギーは大抵無駄になってしまいます。当然、お湯沸かしから実際に使うまでの時間が長ければ長いほどロスは大きくなります。エコキュートはエネルギー先行投入型ですので、必要な時点で使用する分だけエネルギーを消費する思想のガス給湯器とは異なり、使い方によって経済的にロスが発生します。ちりも積もればで、社会全体で考えると膨大な熱エネルギーが先行投資される分、地球環境に対して放出されるロス、つまり熱エネルギーも大きくなりはしないかと不安です。
     
    エコキュートのセールストークでは、高額な装置の購入費や設置費用は、エネルギーコストの差額で償却できるはずなんですが、実態は経済産業省の発表したとおりです。そうしたセールストークで高額な機器を顧客に強引に売り込んでいた悪質な業者も多数存在していたそうです。まるで、獲らぬ狸の何とか、みたいですね。
     
    我が家ではお湯をいっぱい使うので、給湯のみ都市ガスを利用しています。リフォーム時にエコキュートにしようかと一瞬考えましたが、先の発表によれば、比較的大きなサイズの浴槽やシャワーを愛用する我が家の利用法ではたとえエコキュートを導入していても、ほとんど全く削減効果が得られなかったみたいです。貯湯タンクがそもそも存在しないので湯切れは心配無用で快適です。我が家ではエコキュートを選ばなくて、よかった、よかった
     
    たしかオール電化のテレビコマーシャルでは、女優さんがお湯でいっぱいまで満たされたとっても大きな浴槽のそばで微笑みかけられていましたが、湯量たっぷりといくかどうかは、家族構成とか、シャワーの使用量で大きく異なってくるでしょう。テレビコマーシャルでイメージするような快適な環境であればあるほど、都市ガス給湯器とエネルギーコストが違わないとなれば、何をかいわんやです。
     
    世の中理想的な機器があればいいのですが、なかなかそうはいきませんね。新しい家庭用エネルギー装置もこれから市場に出てくるでしょうが、本当にエネルギーコストがより低いかどうか、本当に環境に対する負荷がより低いかどうか、信頼性が高いかどうか、寿命が長いかどうか、保守点検費用が安いかどうか、ゆっくり慎重に検討する必要がありそうです。結論を急ぐとエコキュートのようになりそうで怖いです。
     
    家庭用太陽光発電システムの場合は、制御機器の故障が発生した場合、我が家だけ停電して生活が滞ってしまいかねません。電力会社から引き込まれる単純な電灯線からではなく、こうした複雑で高価な機器を導入して自宅の主な電力を確保する場合は、宣伝文句どおりのエネルギーコストになるかどうかや、「高価な機器の購入費用や設置費用」よりも、(「導入前の割高な年間エネルギー価格」と「導入後の割安になった年間エネルギー価格マイナス売電分」との差額)かける「設備の耐用年数」が大きく上回るか、故障した際のバックアップをどうするかなどを真剣に考えておく必要がありそうですね。
     
    太陽電池パネルの設置場所によっては、隣家などの陰になって発電効率が落ちたり、パネルの一部が影になることで太陽電池自体や電気回路が高温になって寿命が短くなったりする事例もあるようです。蓄電装置に採用されているバッテリーも一定の年月で能力が低下しますので新品と交換が必要になるでしょう。売電もいいのですが、故障した場合も含めればよりシンプルな従前の電灯線のほうが個人的には絶対的に安心です。
     
    夜間時間以外の電気料金が高くなる時間帯別電灯や季節別時間帯別電灯を契約しないといけないエコキュートを設置したオール電化住宅では、昼間にご家族がエアコンや洗濯機、掃除機、IH調理器、大型テレビなどを使われれば使われるほど、従量電灯料金に比べて割高の電気代が請求されてしまします。こうしたものの中には夜間時間の電力を極力使用するように使用時間滞をシフトできるものもあるでしょうが、どうしても限界があります。従って昼間の割高な電気をたくさん使わなければならないご家庭では太陽光発電システムに関心が高いのでしょう。つまりオール電化と太陽光発電システム、時間滞別電気料金制度はワンセットの思想なのですね。
     
    まあどのような機器でもいずれ寿命が来るのですし、家庭電化製品で20年も30年も使える製品はこれまでにほとんど存在していないのですから、電気を発生させるタイプのエネルギー機器をマイホームに導入した場合は、ある時になって急に電気が使えない事態に遭遇することになるのでしょう。まあそういうのは停電のほとんど発生しない現在の非常に安定した電灯線による受電からは、考えられない世界です。電力会社の電灯線が停電するといっても、大抵雷による瞬断ですし、長く続いても都会ですと数時間以内にはほとんど解決しています。ところが各家庭用のエネルギー装置の故障による停電がひとたび発生すると、サービスマンがやって来て修理が完了するまで、修理箇所や交換部品次第では何日も待たなくてはいけないかもしれません。そのときに備えて、料理や洗濯、掃除、照明、暖房などのためにカセットコンロやバックアップ用の小型発電機、石油ストーブなどを用意したり、ホテルに一時退避する方法などを本気で各家庭が検討したりしないといけないかもしれません。なにか地震被災時に似ています。ですが本当の大地震が発生した時には強いかもしれません。なにせ、電力会社の送電網が地震で破壊されても、マイホームの太陽電池パネルによる電力発生装置は無傷の可能性がありますから。必要最低限の電力は自給自足できます。その点では家庭用太陽光発電システムの設置により家庭の危機管理能力は向上するといえますね。
     
    エコキュートなどのように機器の導入にあたって今現在補助金が交付されているから設置しようと検討する場合に問題となるのは、機器の更新時期に同様の補助金が再び受けられるかどうかです。大抵補助金の制度はいつまでも継続されていません。同様の機器を更新する際にはかなりの出費となる可能性があります。複雑で高価な装置ほど、このことについては考慮すべきでしょう。
     
    家庭用太陽光発電システム設置には政府の補助金が以前交付されていましたが、現在では終了しています。従って今すぐにこうしたシステムを導入する場合は全額自己負担となります。地球温暖化防止のため二酸化炭素排出削減目標実現に向けて、新しい補助金が家庭でのこうしたシステム設置奨励のためにもう一度出されるようですが、現在の政治情勢や経済情勢では、その実現スケジュールとか補助金の金額は誰にも判らないでしょう。
     
    IH調理器は効率が高く、火力調整もスムーズなので電気代が節約されて家族に大変好評です。煙や蒸気がガス調理器よりも発生しにくいので、壁面やフードの油汚れも極端に減り掃除がとってもラクになりました。部屋も暑くなりにくいので特に夏場の調理がラクです。ガスではなべの外側から炎が無駄に上がっていましたし、そこらじゅう油汚れがひどかったですから。五徳から浮かせて中華料理のなべをふる操作ができない機種がある、中華にはもっと火力がほしいときがある、程度のマイナスではプラスのほうが我が家ではずっとずっと大きいです。うちではガス会社のコマーシャルのようにトマトをあぶらなければならないことはありません。IH調理器から出る磁力線は、なべやフライパンを定位置に置かれていればそちらに集中的に向かうので外部には全くといっていいほど放射されませんから安全です。最近流行のアイランド・タイプのキッチンですと、ガス調理器では油煙が四方八方に拡散して掃除が大変でしょうから、IH調理器のほうが適しています。
     
    大地震発生時の際には、どうなるかわかりません。電力やガスの供給がストップしてしまっては、IH調理器もガス調理器も利用できないですから。復旧は電力のほうが早いでしょうが、阪神大震災のときには電力復旧まで最長で何日も経過していましたから、ちょっとそうした事態への備えを考えるよりも、日頃の生活を重視してより快適なエネルギーを選ばれるほうが得策でしょう。
     
    先のエコキュートの件のとおり、どのような機器を用いるのであれ、セールストークと実際の経済性や二酸化炭素排出削減効果、地球温暖化防止効果などは、必ずしも一致しない場合があります。宣伝文句を鵜呑みにしてはいけません。
     
    過去に原子力発電所に関する訴訟の中で将来の電力需要の予測が電力会社側の発表したデータよりも低く見積もられたことが原因となって、一大「オール電化キャンペーン」が突如始まった記憶があります。電力会社は当時たくさんの原子力発電所を建設したがっていましたが、地域住民の反対やスリーマイル島原発事故などで形成が不利になっていました。
     
    オール電化キャンペーンとは、みなさんでもっともっとたくさん電気を使ってください。ガスを使っているエネルギーも電気に切り替えてください。安全で、クリーンですよ。というキャンペーンです。新しい原発を建設推進するための電力需要拡大戦略だということは、原発訴訟のニュースを直前に知っている視聴者からすれば見え見えでした。
     
    オール電化だとお得になる割引制度の導入、電磁調理器の進歩・低価格化・普及、電磁調理器向け調理器具の普及、200V電化製品の拡がり、コマーシャルの強化、イメージ向上、高齢化社会における優れた安全性等により、最近ではオール電化の流れが過去のキャンペーンの主目的から離れて消費者に広がっています。
     
    オール電化自体はいいのですが、少子化がどんどん加速していく現代日本では、どう考えても、過去よりもはるかに大きな電力需要の伸びが期待できるとは思えません。上述の一大キャンペーンが開始されたころよりも、エアコンや冷蔵庫、洗濯機などの家庭電化製品の省エネルギー化ははるかに進みました。化石燃料を使う石油ストーブや石油ファンヒータから、電気を使用するエアコンに暖房の主役がシフトした状況はあります。それに加えて、最近の薄型で大きな画面のテレビは過去の比較的小さな画面のブラウン管テレビよりも消費電力が大きいでしょうが、それにしても発電所を急いで増設するほど今日の電力需要は旺盛ではありません。
     
    現在のオール電化人気は過去の電力会社が目論んだキャンペーンの目的とは若干異なるムーブメントではあります。エコキュートなどの夜間電力を利用した最新機器もあります。昼夜の電力需要の平坦化、つまり昼間から夜間への電力需要のシフトは地球温暖化阻止に大きな効力があります。
     
    原子力発電所のように電力需要の変動に柔軟に対応できないエネルギー発生装置は、ほぼ最大限の発電能力で一日中定格運転されています。一日の電力需要の変動は火力発電所や水力発電所などの運転調整などで吸収するように管理されていますが、あまりに原発の発電能力が高いので、夜間は余力が相当残っている可能性があります。言い換えれば、夜間には原発で必要以上の熱エネルギーや水蒸気を大量に発生させていることが考えられます。このようにしてその時間帯に必要とする電力需要以上に発生した余分な熱エネルギーは冷却用の海水をどんどん温めていきます。こうした無駄を削減するためには昼夜の電力需要の平坦化が必要になります。
     
    ただ現在では夜間電力の需要はとても低く、まだまだ需要開拓の余地が非常に大きそうです。そうした意味もありエコキュートには夜間電力の需要拡大という社会的な役割に貢献してほしかったのですが、どうも残念な状況ですね。経済産業省によってセールストークと実態の格差を暴かれてしまっては、消費者はその実像を知らされていなかった、踊らされていたということですし、電力会社側の電力需要拡大といった戦略的な意味あいがその商品やセールストークに含まれていたのだと消費者に推測させてしまいます。
     
    家族構成や生活パターンでオール電化(時間帯別電灯または季節別時間帯別電灯)を選ぶか、給湯のみガス湯沸かし器(従量電灯)を選ぶかでしょう。都市ガスが利用可能ならばエコウィルでお湯と電力を賄う方法もあります。エコキュートと同様にエコウィルにも補助金制度がありますし、電気料金がお安くなります。都市ガスが利用できなくて、プロパンガスが都市ガスに比べてある程度割高な場合はエコキュートのほうが給湯に関してはお得かもしれません。ただエコキュートの導入とともに必要となる時間帯別電灯または季節別時間帯別電灯における昼間帯の電気代は、従量電灯料金よりもずっと高いですので家族構成や生活パターン次第でエネルギーコストが変わってきます。
     
    より経済的に使いこなすにはコツが必要なエコキュートのセールストークの事例を頭の片隅にとどめていろいろ検討してみてください。
     
    太陽光発電システムは当面採用を見送られたほうが恐らく賢明でしょう。補助金が交付されるようになってからでも遅くはありません。製品の価格や信頼性、耐久性、寿命、発電効率、蓄電・交流変換効率、修理対応などにおいて、普及するまではいまいちなことがありえます。もっとどこでも見かけるようになってからでもいいのではないでしょうか。そのほうがずっとお得ですよ、きっと
     
    この掲示板に出くわして、エコキュートなどいろいろ調べてみました。個人的に新しい発見がたくさんありました。ありがとうございました。

  5. 【1139311】 投稿者: 〔追加、訂正〕エコなエコキュートの皮算要  (ID:0v18csznNs6) 投稿日時:2009年 01月 08日 17:16

    〔追加、訂正〕
    本日(2009/1/8)付け朝刊の記事によれば、
    家庭用太陽光発電システムの設置に対して今月中旬より1キロワットあたり7万円の補助金が交付されるとのことです。さらに経済産業省と国土交通省の音頭で、太陽光発電設備の太陽光パネルや発電機器、ボルト、サイズ等について業界団体が規格統一に向けて検討するとのことです。規格統一化することで、大量生産による価格低下を促したり、故障時の部品交換を容易にしたりすることを目的としています。太陽光発電システムを2030年までに現状の40倍増加させることを目標にしています。補助金が今月から交付されるとはいっても規格統一化によって実際の製品価格が低下するまでは、今しばらく待たないといけないでしょう。
     
    〔訂正〕
    時間滞→時間帯

  6. 【1151230】 投稿者: 悩んでます  (ID:7/eYUtgXALo) 投稿日時:2009年 01月 20日 18:37

    エコなエコキュートの皮算用様

    エコキュート設置を考えてる者です。
    とても詳しいのですね。
    恥ずかしながら私がエコキュートの設置を考えてる中に
    環境問題のことは全く入ってませんでした。
    ただただ節約のみでした。

    我が家はプロパンです。
    ちょうどコンロも半分壊れてて給湯器も調子悪いので
    15年経ってるから買いなおそうと思い
    見積もりしてもらったら、
    給湯器30万、コンロ10万、計40万でした。
    先月のガス代18,000円
       電気代15,000円 た、高い!
    夏は、電気代だけで2万いきます。
    給湯器・コンロを替えるまえに
    いっそのことエコキュートにしたらどうか、と考えた次第です。
    家族は4人家族。子供は高校生の娘が二人です。

    プロパン、子供が高校生、
    給湯器・コンロの買え時
    諸々考えた場合、
    我が家に限って言えば、エコキュートはお得だと思いますが、
    いかが思われますか。
    アドバイス、お願いします。

  7. 【1165031】 投稿者: IH調理器  (ID:6e6VGMb/.OQ) 投稿日時:2009年 01月 30日 14:37

    約8年前に松下電工でキッチン、ダイニングをリフォームした時に
    今はガスコンロだけれど、将来IH調理器に買い替えできるようにと
    シンクの中にIH用のコンセントをつけてくれました。
    あれから8年、ガスコンロがだいぶ傷んできたので
    東京ガスのパンフレットを取り寄せましたが
    コンロのサイズの高さが松下電工と合わないんですよね。
    その他のメーカーとも合いませんでした。
    松下電工はガスコンロからすっかり撤退していて
    うちの機種は廃番になっているし、ほとんど
    IH調理器専門になっていました。
    サイズが合うのは、松下電工のIH調理器しかないのかと
    思うと、今になって、松下にしなければよかったと後悔しています。
    IH調理器もいいのですが、やはり電磁波が心配です。
    かつて、電車の中刷り広告に
    「IH調理器は次世代のアスベストか!?」とか書いてあったのを
    見てしまってからは・・・。

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