4630万円振り込まれた男性「それでもお金は返せません」｜掲示板スレッド

システム旧態然としているのは何も地方自治体だけではないんですよね。

AERAの取材によると、
一部の中央省庁や役所、銀行、企業ではいまも日常的にフロッピーが使われていることがわかった。

今回の阿武町が利用している山口銀行は、これまでFDで振り込みを依頼してきた顧客に対して、同行のインターネットバンキングを通じて振り込みをしてもらえるように交渉してきた。


■東京の区役所でもFD

　一方、東北地方のある銀行によると、FDでの引き落としは「公官庁から依頼されることが多い」と関係者は言い、こう続ける。

「県内では、市役所や町村役場でFDを使っているところが多いです。税金や国民年金、国民健康保険料の引き落としなどです。そんなわけで、私どももそれを引き受けざるを得ませんでした」

　この銀行では半年ほど前から県内の各市町村に打診して今年中にFDの取り扱いを終了し、すべてインターネットバンキングに切り替える予定だ。

　知るほどに驚く、FDの“現役”利用。だが、それは地方の市町村だけではない。

　東京都千代田区でも今年3月まで介護保険や障害者介護、生活保護に関する給付金の振込みにFDを使用していた。

■行政サービスの一環として

　霞が関の中央省庁もFDを使っている。その一つが、厚生労働省だ。

　厚労省は医薬品や医療機器メーカーから送られてきた製品に関する申請書類を審査する。そこでいまも続けられているのが書類データをFDで提出する「FD申請」だ。

昭和に輝いたテクノロジーの産物FDだが、令和のこの時代でも根強く使われていることがわかった。コレクションとして私的に使うのはいいが、触ったことも見たこともない若年層も多い中で公的機関が業務で使用するのは、そろそろ潮時ではないだろうか。

説明会、映像出出てましたが、住民の方の町への不満が噴出していましたね。

町長以下の減給分と平年の20倍のふるさと納税で不足分は充足し得るが、そのつもりは無いそうです。

ヤフコメにありましたが、フロッピーで10万円を463世帯に配る仕事は何の問題もなくできた。

問題は、不要な振込依頼書の作成と提出です。

フロッピーを誤送金と関連付けるのは筋違いなので、解決策とも関係しませんよね。

肝心の振込依頼書の作成、決裁、提出の経緯は説明が無かったようですね。作成と決裁が同一人だった、などと問題を明確に認識していなかったら解決策もでないでしょう。説明会資料も重大かつ単純なミスが複数あったようです。仕事をチェックしない職場なんでしょう。システムを入れたから大丈夫、とノーチェックで伝票が行き交う様子が目に浮かんでしまいます。

＞フロッピーを誤送金と関連付けるのは筋違いなので、解決策とも関係しませんよね。

誤送金とは関連付けませんが、前時代のフロッピーを使っている時点で、システムとしてどうなのかということです。
阿武町の場合、フロッピー作成と同時にデータとして振込依頼書が作成されるシステムだったとネット記事に出ていました。

つまり、銀行が推奨するネットバンキングで振込なら、役場で手続きすればそれで終了です。
銀行にフロッピーと振込依頼書の二重提出はできません。

まずはフロッピーではなく、ネットバンキングにすべきなのです。

フロッピーの問題点
以下、AERA記事より

「FDはいまとなっては記憶容量が少ないですし、持ち運びの際にどうしてもセキュリティーの問題も生じます。これからは庁内の端末に入力したデータはインターネット経由でやりとりを行います」（千代田区担当者）

「フロッピーは気づかないうちに磁気に触れてデータがとんでしまうことがあります。それでも、CDを使うように強制することはできません。あくまでお願いベースです」（厚労省担当者）

■保証期間はとっくに過ぎている

　ちなみに、現在インターネット上などで販売されているFDのほとんどは10年以上前に製造された未使用在庫品である。メーカーもこんな長い期間、使われ続けるとは想定していなかっただろう。当然のことながら、保証期間はとっくに過ぎている。

以上、データの漏洩、消失などの観点から言っても、フロッピーを使っているのは問題。

一般企業ならPCI DSSなどの認証を取るのが常識のようになっています。

フロッピーかどうかとかではなく、そうしたセキュリティ認証を受けていないこと自体が問題でしょう。
セキュリティの問題を言えば、フロッピーもNGですが、USBメモリもNGですので。

おそらく、国の機関でも、セキュリティ認証の面から見たらまったく基準を満たしていないところが多いのではないでしょうか。
とても先進国とは思えません（だから落日なんですが）。

フロッピーを推奨しているのではありません。それはそれ、誤送金は誤送金、振込依頼書の作成、決裁の過程は検証が必要です。