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投稿者: はる (ID:LBCU1qy6pdA) 投稿日時:2011年 03月 25日 06:44
日本の原発は55機。
地震国、脆弱な土地、日本には危なすぎると言う意見もあります。
原発による電力は、それでも3割。
原発を放棄している国もあるそうですが、
今後の原発についてのありかたを教えてください。
賛否も含めてお願いいたします。
現在の問題を指摘されています。
ご参考まで
東電の石田氏って、管政権での天下りなんですね・・・。
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東京電力の福島第1原発事故で現場の活躍が連日報じられている。欧米でも日本の原発事故の話が多く、現場の活躍を伝える一方でトップのダメさ加減を指摘する声が最近多い。昨日(2011年3月23日)のウォール・ストリート・ジャーナルはその典型だ。表題は「日本の規制当局、原子炉のぜい弱性を軽視」(Japan Ignored Warning of Nuclear Vulnerability )で、原子力安全委員会が2010年10月に電力を必要としない冷却施設の採用を無視してしまったという記事だ。
ここで取り上げられているのは、原子力安全委員会という内閣府の組織だ。今回の原発事故ではほとんど表に出てきていない。3月23日夜になって、ようやく原発事故後初の会見を開いた程度だ。
「規制の虜」のメカニズム
それにひきかえ、経産省の原子力安全・保安院は、テレビに映る記者会見ででずっぱりだ。口の悪いネットの上では、経産省のスポークスマンのズラ疑惑が面白可笑しく取り上げられているが、それも対外的なメッセージが原子力安全・保安院から多く出されていることをある意味で物語っている。
しかし、この原子力安全・保安院はこれまであまり知られていない行政組織だ。原子力安全・保安院は原子力等のエネルギーに係る安全及び産業保安の確保を図るための機関。原発などの安全確保のために厳正な監督を行うことになっている。経産省の外局で、有り体に言えば植民地だ。
ここで、東電との関係が気にかかる。東電は独占企業だから、ライバル企業との競争はない。監督するのは政府=原子力安全・保安院だけで、政府さえ丸め込めば、恐いモノなしだ。実際、東電は歴代経産幹部の天下りを受け入れており、11年1月には原子力安全・保安院の上部組織である経産省資源エネルギー庁の前長官だった石田徹氏が、退官後わずか4か月で顧問に天下っている。そうした天下りの見返りとして政府は厳しい監督をせず、安全基準も今となっては甘かったことが明らかになった。
このように、規制する側が規制される側に取り込まれて、規制が規制される側に都合よく歪曲されるメカニズムを「Regulatory Capture」(規制の虜)という。
東電の虜になった政府は、国民に対して「由(よ)らしむべし、知らしむべからず」の姿勢で原子力行政を行い、今回そのツケが最悪の形で回ってきたのだ。安全・保安院トップは百貨店担当していた文系事務官
特に、規制サイドに専門知識がない場合には、簡単に虜になってしまう。原子力安全・保安院の現院長である寺坂信昭氏は、エネ庁勤務の経験もあるが、同院入りの前職が経産省商務流通審議官であり、三越や伊勢丹などの百貨店担当をしていた文系事務官だ。とても、原子力関係の専門知識があるとはいえない。ちなみに、件のスポークスマンも通商関係が比較的長い文系事務官だ。
欧米では、原子力の安全管理は、専門家集団によって構成された独立した機関で行っている。その観点からいえば、原子力保安検査官など技術系職員もいるとはいえ、専門知識が乏しい経産省原子力安全・保安院が説明するのに違和感があるのだろう。そのため、情報公開が少ないという批判になっていると思われる。
もっとも、情報公開するにも専門知識が必要なので、原子力安全・保安院では無理なのかしれない。それくらい、東電の虜になってしまったともいえる。むしろ虜側に知恵があると東電にとっては不都合なのだ。
日本にとって深刻なのは、今の原発事故のみならず、経産省原子力安全・保安院と東電のようなもたれ合い関係が政府の至る所にあることだ。石田氏のような露骨な天下りはこれまでなかった。民主党政権になって、特に菅政権では、天下り根絶という言葉はなくなり天下りを従来より容認する姿勢になっているので、事態は深刻化しているといえよう。
++ 高橋洋一プロフィール
高橋洋一(たかはし よういち) 元内閣参事官、現「政策工房」会長
1955年生まれ。80年に大蔵省に入省、2006年からは内閣参事官も務めた。07年、いわゆる「埋蔵金」を指摘し注目された。08年に退官。10年から嘉悦大学教授。著書に「さらば財務省!」、「日本は財政危機ではない!」、「恐慌は日本の大チャンス」(いずれも講談社)など。
ttp://www.excite.co.jp/News/society_g/20110324/JCast_91192.html?_p=1
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【2072900】 投稿者: 設計ミス (ID:YFpGjA94bGE) 投稿日時:2011年 03月 26日 15:16
やはりクリーンな発電を考慮すると、原発は反対できません。
要は耐震性基準の高い設計にするのが理想ではないでしょうか。
マグニチュード9でも耐えられる設計が理想だと思います。 -
【2072932】 投稿者: ははは (ID:dXBmTDGf4WI) 投稿日時:2011年 03月 26日 15:35
>マグニチュード9でも耐えられる設計が理想だと思います。
設計は理想どおりでも、完璧な保守・補修は今のところ不可能だという記事を読みました。熱水の通る冷却用配管は磨耗します。これを取替え、溶接するのですが、放射線値(部品も放射化されて放射線を発します)が高いので複雑な配管の入り組んだ場所で短時間ずつしか作業できず、初期の設計品質を維持するのは無理だそうです。
結局、自分が勤めてる間に地震が起きなきゃいいや、という問題先送り、無責任体質で過ごしてきたつけが出たのでしょう。
日本の教育が発信型・自己意見構築型ではなく、受身型、とりあえず試験に受かるだけの知識がつけばいいというタイプなのも遠因かもしれません。
まあ、農耕民族にはリーダーは少数のみでよく、大多数は考えることなくおとなしく従うというのが向いていたこともあるでしょうが。 -
【2072955】 投稿者: 設計ミス (ID:YFpGjA94bGE) 投稿日時:2011年 03月 26日 15:52
ははは様、そうでしたか…納得しました。
結局は、今現在ある全ての原発は未来において放射能漏れの問題を抱えていて、これを解決する手段を持っていないのですね。
なんという無責任さ。
国債を発行し、借金を増やし続ける政府と何ら違いませんね…。
なんとか科学技術の進歩を待って、未来永劫安全な原発を設計できないものでしょうか。
そう願わずにはおれません。 -
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【2073305】 投稿者: はる (ID:Wrjynodv37Y) 投稿日時:2011年 03月 26日 20:30
>設計は理想どおりでも、完璧な保守・補修は今のところ不可能
とうことは、将来にも必ず事故は起こるということですよね。
近い将来か、遠い将来か、は別として。
原子力以外のエネルギーに転換していくことは無理なのでしょうか?
単純に考えて、ほかの7割のエネルギーを、1.5倍弱ずつにすることはできないのでしょうか?
>熱水の通る冷却用配管は磨耗します。これを取替え、溶接するのですが、放射線値(部品も放射化されて放射線を発します)が高いので複雑な配管の入り組んだ場所で短時間ずつしか作業できず、初期の設計品質を維持するのは無理
今回の原発事故にかかわりなく、以前から、作業員の被爆について労災にかかわる争いもありますよね。
こういう現実で、原発の性能を維持していくのは、最新の施設が建設されても無理な気がするのです。
まるで、目先の利益にとらわれて、「爆発時刻不明の時限核爆弾」を作ってゆくようで、怖いです。
けっきょく、原発賛成派としての意見も
>結局、自分が勤めてる間に地震が起きなきゃいいや、という問題先送り、無責任体質
と、本質的には何ら変わりないように感じます。
私達の子々孫々に対して。
あるいは、原発施設300~600キロ圏内に、マイホームはないわ~、と安心される方のように。 -
【2076843】 投稿者: なんともしもし (ID:K/0PgfV4erU) 投稿日時:2011年 03月 29日 17:15
まず現在の官僚・天下りのの事なかれ主義から言うと原発は無理。
狭い国土の日本で万一のための30~50キロの緩衝地帯を持つことは無理。
また宇宙の法則の原理から言うと、宇宙自体がまったく分かっていない段階で原発は無理。
この数週間、与野党含め政治関係の方々と話をしたが、結果的に意見が一致したことは「自然に逆らわない」こと。
5~10年のスパンで脱原発をお願いしたい。 -
【2081603】 投稿者: もんじゅ (ID:54zA.XR/Og2) 投稿日時:2011年 04月 02日 17:17
福井のもんじゅで事故か地震でも起こったら、福島原発よりも深刻な事態に。
天橋立に行けなくなりませんように...
簡単に言うと、「原子炉に燃料交換装置が落下し、燃料棒の交換方法が絶たれたため、運転も廃炉も出来ないようになっている」ということです。
2010年8月に、もんじゅの燃料交換装置の一部である中継装置が原子炉内に落下しました。なんと、設計図にあったボルトが緩まない機構が実装されておらず(どうして分かっていて改修せずに稼働させるか?)、ボルトが緩んだらしい。
その直後は、この中継装置を引き抜けば大丈夫と言っていたが、これまで20回以上も試してみても引き抜けない状態が続いているようです。
燃料棒の交換を出来ないということは、新しい燃料に取り替えることも、すべての燃料を取り除いて廃炉にすることも出来ないということです。そのため現在では、高速増殖炉もんじゅは制御棒をなんとか炉内に入れて核反応を制御しつつ、発電は全くせずまま年間500億の費用を使う「お荷物」のまま稼動?しています。
現在はいろいろなやり方を試そうとしているようですが、この作業は非常に難しく、もしミスをしてナトリウム火災や原子炉の暴走が起こってしまったとき、今の福島原発が比べものにならないくらい甚大な被害が出る可能性があります。
また、もし取り外しができないという状態になってしまったとき、プルトニウムの反応が完全に終わるまで維持し続けることが必要になります。これは大体50年以上かかるらしく、単純計算で500億×50=2.5兆円以上のお金がかかってしまうということです。しかも発電量は0です。
しかも、もんじゅは建設後に活断層の真上に建設されているため(建設後に分かった)、北陸に地震が起きて、原子炉内に巨大な異物が落ちた状態で揺さぶられれば、何が起こるか分かりません。しかも、冷却材は水ではなくナトリウム
どうするの、こんな悪魔のような代物。北朝鮮の核よりよほど恐ろしいじゃないか。
夢の高速増殖炉「もんじゅ」が福島第一原発よりヤバい状態になりそうで責任者が自殺してたんだけど知ってた?
http://2r.ldblog.jp/archives/4367597.html
2010年8月26日、炉内中継装置(直径46cm、長さ12m、重さ3.3トン)がつり上げ作業中に落下する事故が起きた
原子炉に鉄クズ(交換装置)3.3トンが落下し、回収が不能であることがわかった
燃料棒の交換方法断たれる
休止不能で制御棒なんとか突っ込んで冷やし続けている状態
燃料が高濃度のプルトニウムで福島よりずっと臨界しやすい
プルトニウムは臨界を防ぐ制御棒効きづらい上に温度にムラができやすい
プルトニウムの量は長崎原爆の100倍以上
本州のど真ん中福井県にあるが、地震プレートの真上にあることが建設後にわかった
高速増殖炉の構造上配管が複雑でクネクネしててペラペラ、地震に構造的に弱い
耐震性をどれだけ強化しても、地震のゆっさゆっさ自体は今の技術では防げない
ゆっさゆっさすると、炉内で巨大な鉄クズもゆっさゆっさ、燃料棒破損も
中を見るカメラが故障し、修理不能であることがわかった
冷却系が液化ナトリウムで、水や空気に触れると大爆発を起こす
福島でやっているほぼ全ての冷却方法が今のままでは通じない、逆に爆発的火災になる
2011年2月21日、装置を現場で担当する燃料環境課長が敦賀市の山中で自殺
今までに2兆4000億円以上つぎ込んで年間維持費だけで500億円掛かり、これまでの発電量は0
燃料の質と量から、チェリノブイリや広島長崎なんか目じゃない人類史上最強の事になる
半径300kmは…
もんじゅ中継装置回収へ、21日から準備 福井 2011.2.19 02:33
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110219/fki11021902330001-n1.htm
高速増殖炉「もんじゅ」課長が自殺 トラブル復旧を担当、今月中旬から不明 2011.2.22 11:26
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110222/crm11022211260009-n1.htm
日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で昨年8月に原子炉容器内に炉内中継装置が落下し、抜けなくなっている問題で、復旧作業にあたっていた燃料環境課の男性課長(57)が自殺していたことが22日分かった。
信頼性無し、もんじゅ運転再開は愚の骨頂 2009.10.06
http://blog.dandoweb.com/?eid=77280
もんじゅ、復旧作業長期化も 炉内中継装置落下 2010年8月28日
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=23332&storytopic=34
もんじゅの炉心用装置落下、死んだも同然に 2010.08.28
http://blog.dandoweb.com/?eid=104029
高速炉もんじゅに出た『生殺し』死亡宣告 2010.10.17
http://blog.dandoweb.com/?eid=108141
もんじゅは今、どうなっているか 自民党 河野太郎 2011年3月29日 16:54
http://www.taro.org/2011/03/post-966.php
「敗因は何と工学知らず:六ヶ所再処理工場」2009.06.20
http://blog.dandoweb.com/?eid=67057 -
【2082392】 投稿者: 読んで (ID:yy2SfoEMVqw) 投稿日時:2011年 04月 03日 11:48
青森六ヶ所村の再処理施設についての記事です。
長いので一部省略してあります。
毎日新聞 2005年9月3日 東京朝刊
「ばく大な無駄」指摘の声も
原発などで燃やした使用済み核燃料から、
ウランとプルトニウムを取り出して再利用する「再処理事業」を、
政府と電力業界が急速に進めようとしている。
少なくとも30兆円近い費用がかかり、一時は政府内でも批判が強かった事業だ。
政府は現在、「エネルギーの安全保障や資源の有効利用に役立つ」
と訴えるが「ばく大な無駄だ」と指摘する専門家もいる。
日本は、再処理で得た核燃料を使う高速増殖炉の開発を、
70年代から計画してきた。
「原発に比べ燃料の利用効率が約60倍」との触れ込みだったが、
この炉は事故が起きやすい。
かわりに従来の軽水炉でプルトニウムを燃やすプルサーマル計画が
浮上したが、再処理費用がかさみ、経済的に引き合わない。
このため再処理をせず、使用済み核燃料をそのまま埋める
「直接処分」を選ぶ国が増えている。
経済産業省は、原子力委員会以上に再処理に積極的だ。
5月には、原発を持つ各電力会社に対し、再処理などの費用を
無税で積み立てることを認める法律が成立している。
積み立て額は約12・6兆円。
原資は結局、電気料金に転嫁されることになる。
柳瀬唯夫・同省原子力政策課長は「全量再処理の路線は将来も揺るがない。
現在の再処理工場の操業終了に備え第2再処理工場が必要だ」と語る。
しかし同省内にも再処理路線反対の声がある。
「19兆円の請求書~止まらない核燃料サイクル」
と題する文書が
昨年春、複数の国会議員に配られた。匿名だが、作成者は同省職員だ。
文書は▽建設中の再処理工場の操業費は、
19兆円どころか50兆円にもなりかねない▽
高速増殖炉が実用化できないと、再処理しても資源の節約効果は低い▽
再処理すると放射性廃棄物の体積が大きく増す--などと指摘。
政府は政策の誤りを認めないために再処理にこだわるが、
費用はすべて、結局は国民の負担となると訴えた。