住んでるところを話すとき｜掲示板スレッド

東京が広がった、というのはよくわかります。
私の実家は東横線沿線だけど、昔から東横線沿線に住んでいる人は大正末期に東横線が開通したときに都心から移り住んだ人も多いから田園調布も高給サラリーマン向けの新興住宅で番町や東五反田あたりとは格が違うとわかっているので高級住宅地です！というような恥ずかしい自慢はしない。もちろん愛着はあるし、便利で街並みが綺麗で住みやすいので地元への誇りはもっているけど。田園調布や成城という地名を聞いて妬まれるなんてそんなことあるのかな？普通は「ああ、いい所にお住まいですね」で終わり。
地方出身の人だと感覚がちがうのかな。

ちなみにサザエさんの桜新町は庶民的だけど昔ながらの古くてもセンスの良い木造民家もけっこうあってなかなかいい所です。

昔はサラリーマンの理想みたいに「田園調布に家買って〜」みたいな歌があったらしいよ。吉幾三みたいな感じの。
順調にいった庶民の代表ですね。

サザエさん、すきなので。
桜新町は、庶民的というよりはかなり洗練された町になりました。
サザエさんの家の土地は93坪、現在の価値で坪単価233万、土地価格2億1669万、と計算した人が居ます。
貸家との説もありますが、そうしたら、月額25万か30万か、でしょうね。

サザエさんが書かれた戦後高度成長期あたりは、頑張って大学に入って就職すれば手にはいる、身近なモデルだったんですよ。

バブルの時代から、東京の不動産価格は、おかしくなった、と言わざるを得ません。

都心に30分で行けて、庭を子供と犬が走り回る、という暮らしを手に入れるのは、庶民感覚では、普通ではなくなりました。

話かわって、住所を言ったとき、または知られたときのイヤミですが、面と向かって何かを言われるかは別として、けっこうなものです。
誤解と失礼を恐れずに言うと、年収1000万は超えているだろうな、というお宅の方が、一番キツい。
池田山や大和郷の人は、たぶん眼中にはないでしょう。番町は、、、戸建の一般住宅はほとんどなくなり、高級マンション街になってしまいました。たまに戸建を見かけると、あやしい団体の看板だったり、料亭らしき看板だったり。

番町はそんなに変わってしまったんですか。
番町や池田山には遠縁の人や両親の友人が住んでいて子供の頃に何度か行ったことがありますが、一軒一軒の敷地の塀がどこまでも続いていて、道を歩く人の姿もまったく無いという普通の住宅街とは次元の違う場所でした。
私も失礼を承知で言えば、その土地の歴史も街並みも無視して無粋なマンションを次から次に建てるデベロッパーは大嫌いだし、よそからマンションに移り住んでその土地のことを知ろうともせず我が物顔する住民も嫌いです。そういう人ほど場所のブランドネームだけに拘るのかなと。
まあ街並みを守れない昔ながらの住民の力不足がいけないのかもしれませんが…

そこを通っただけで自分の小さいころのこととか思い出せる場所がいっぱいあるので、引っ越すとか遠くへ行くとか考えられません。

番町の景色は変わってしまいましたが、高級マンション街の整然清潔な街並みですので、これも有りかと思います。

ゼネコンの罪、というより、クレージーな地価と税金のせいでしょう。

現在、地価は坪単価1000万を超えるくらいです。
100坪の土地に住んで、土地だけの固定資産税が年額360万くらい。
同居の子供が土地を相続すると、控除をめいっぱい使って、2億7000万くらいの相続税でしょうか。
他に自宅を持つ子供が相続すると、15億とかになります。

これで、平気で固定資産税を払い、平気で相続できる人は、限られて来ます。

一部の都心部に見られるように、土地15坪とかの狭小住宅ばかりになるよりいい、ような気もします。

大好きな街ではありますが、場所によっては空き家が多く、いずれ崩壊するのではないかと心配しなくてはいけないような建物も少なくありません。かといって、更地や駐車場もさみしいものです。

池田山も昔をご存知の方から言わせるといろいろ変わったそうですが、デベロッパー嫌い様のおっしゃる「一軒一軒の敷地の塀がどこまでも続いていて、道を歩く人の姿もまったく無い」雰囲気は残ってはいると思います。ただ、この雰囲気を、「寂しくて怖いような感じね」と言われた時には、嫌みなのか正直な感想なのか、どうお答えしていいのか悩みました。
またハロウィンの時に、思いがけず我が家をご覧になった方から速攻で「実家なの？ご主人の方？同居だよね？」と問われのにも、何だかなあ～と思った覚えがあります。
人のお住まいへのコメントは難しいですね。