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【6725174】帰国子女枠が無くなる日

投稿者: 帰国子女枠ってなんなんだろう?   (ID:NrSI3W6AN5Y) 投稿日時:2022年 03月 27日 09:41

自分はアメリカNYからの帰国子女です、でした。
そして娘は非英語圏、途上国からの帰国子女です。

自分の時は(30年ほど昔に日本に帰国して)帰国子女枠で高校受験をしています。
その時点でNYには日本塾があり、日本人学校からも現地校からも日本人学生が集まり帰国後の受験に備えていました。3年半にならない渡米期間で帰国後すぐの英検は準1級。公立中学校での成績は英国数3教科では学年1桁でした。受験も一般枠と帰国枠の両方が使え、結果としてICUHSに進学しました。その後国立理系に進んでいます。

娘は途上国、非英語圏、インターに2年。日本人父母が作っていた補習校がありました。日本人学校も、文科省からの派遣教員も、学習塾も何もない状態でした。
ただ、JICAの青年部の方の中から教員資格を持った方が時間の許す範囲で家庭教師をしていたとは聞き及んでいます。学習は大使館まで教科書を取りに行ったらそれが手に入る程度、それを父母が学習して、週1で子供たちに教えていました。(事前に日本から教材は持っていっていましたが)もちろん家族帯同するか、単身赴任するかの選択はありましたが子供が小さい間は家族が一緒にいる、という選択をしています。帰国後すぐの英検は2級。今度準1級をトライします。公立小の成績は最近は相対評価ではなく絶対評価になるので分かりませんがまぁ、上位だったと思います。1つ「2」で後は全て「3」。

高校入試は調べていないので知りませんが中学入試を経験して(我が家は国公立一貫校に通っています。)最近の傾向として帰国枠という枠をなくして英語入試という枠が設けられているのかな。と。そこは外国に語学留学して帰国した人も、ハーフで日本にいながらネイティブばりの英語力の児童もバックグランドは関係なく、受験できる制度となりつつあるのかな、と。そしてそれはかなりフェアな事だとも思っています。

しかしながら娘の環境を考えると娘は2年でしたので日本の勉強にもそれなりに追いついて行けていましたが年数とともにやっぱり追いつけていけない児童がいたとしても彼らの頑張りがなかったとはいえない環境ではあるかな、とも思っています。(確かに伸び伸びと育ってはいますね、ノーストレスです。親はストレスマックスで帰国後の事を考えるわけですが。)娘はインターがあり、英語を伸ばす事はできましたがフレンチスクールしか無い所もあります。そんな彼らが日本に帰国してきた時に帰国枠は「英語」重視。一般枠は学力。私学はそれでも良いかもしれませんが国公立はやっぱり「帰国枠」を設け、日本人学校もあり、補習校には文科省からの派遣教員が存在し、受験に備えた学習塾まである国からの帰国生とそうでなかった学生と分けて枠を設ける必要があるのではないかな、とふと感じました。

また途上国のインターを経験して、インターナショナルスクールと英語圏の現地校は「英語」においてイコールの関係では無い、という事です。帰国子女をお持ちのご家庭はよくご存知かもしれませんね。場所によってはイタリアの教員資格を持っている先生がたまたま英語もできる、という事からインターの教壇に立つ事はまま、ある事です。イタリア訛、そしてその先生のお話になる英語、です。英語圏の先生が教壇にたっていればラッキー。ですのでインターナショナルスクール オブ カナダ、とかアメリカ、とかブリティッシュとか最後に国の名前が入るインターを選べるのなら選びますよね。
娘はインター2年で英検2級。これは英語圏2年で2級というのとは評価が違ってしかりだと自分と照らし合わせると思うんですが、しかしながら2級は2級。帰国子女枠、英語で2級は正直、戦える武器には全くなりません。では他の教科は?と考えると2年日本を離れていた事、その間の学習で頼れるのは両親のみ。それで一般枠で受験はまぁ、厳しいのではないかと思うわけです。

日本塾が海外進出している中、附属校が海外進出している中、帰国枠に関して新しい枠組みを検討すべき時期にきているのかな、とふと感じます。

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  1. 【6748008】 投稿者: まさに  (ID:S0HBLA4VOeg) 投稿日時:2022年 04月 18日 12:12

    よくわかります。

    海外での経験と言っても日本のようにあちこち出かけられる状況になかったり、
    英語と中学受験の勉強と学校の宿題で土日も費やしています。



    海外大進学実績などで話題になってても
    英語レベルが高い生徒を入れているからではと言われていますよね。

  2. 【6748741】 投稿者: 身近なこと  (ID:plw8MXoHSEo) 投稿日時:2022年 04月 19日 00:16

    終了組です。
    海外ならではの経験、あちこち出かける必要はないのかなと思います。
    学校のクラスメイトが多国籍だったり、ご近所さんも様々な国にルーツを持つ方がいたり。
    そこが日本との大きな違いですよね。

    身近な人たちとの関わりで何を感じたか?何を学んだか?
    自分や家族は、海外に行って何が変わったか?
    そういうことを語れたら良いのではないでしょうか。

    また、慣習の面から考えるとしたら、
    祝日ひとつをとっても、その国で祝うことやその背景は日本と違って面白いですよね。
    日本で当たり前と思っていたことが現地ではどうだったか?なんていうのも良いかも。

  3. 【6750586】 投稿者: 現状  (ID:qixhOWNzFoc) 投稿日時:2022年 04月 20日 12:52

    海外大進学の実績作りに熱心な商業的な学校では、
    既存の帰国子女枠に、国内インターや個人留学生が入って激戦となりつつあります。
    それでも、英語圏の帰国子女なら未だ互角に戦えますが、非英語圏の帰国子女は取り残されてる感が強く、危惧します。

    国のエネルギー政策を担うために、日本人学校もインターナショナルスクールも無い地域に赴任されたご家族は「人気校」全滅が珍しくありません。

    一方で、非英語圏の帰国子女が多数在籍する学校では義務教育課程は進級させても、高校になると、日本語も英語も理解できない子をサポートするのが困難になっており、経営的には、英語圏に傾けたくなるのもやむを得ないかも知れません。

    しかし、本来の帰国子女枠は、国のために異国/僻地に赴任した家族を守るためだったと思いますので、せめて、国公立は非英語圏のサポートを強化、予算をつける方向に変えてほしいと願っています。

  4. 【6752452】 投稿者: 英検ひとつとっても  (ID:J0jI1dlFrHU) 投稿日時:2022年 04月 22日 05:51

    英語圏でも大都市かそうでないかで大分環境に差があるなと思います。
    英検必須だったりするけど、英検受験のためだけに大金かけなくてはならないし。

    本人の素質に加え、環境が恵まれていて、かつ戦略的に受験に臨んでいる家庭の子女から順にパイを取っていく競争のようで辟易します。

  5. 【6753228】 投稿者: でもー  (ID:8EPoLFeq9uk) 投稿日時:2022年 04月 22日 19:52

    >本人の素質に加え、環境が恵まれていて、かつ戦略的に受験に臨んでいる家庭の子女から順にパイを取っていく競争のようで辟易します

    あくまで帰国子女「受験」=競争なので素質に恵まれた優秀な子が上から順当に合格をとっていくのは当たり前のような気がしますけどね
    そこに親の戦略の良し悪しが絡んでくるのも国内の受験と同じで、これに辟易していたら受験はできないのでは?
    受験の失敗を環境のせいにされる方が多いですけどそれも本人の資質次第で、それがなければ仮に十分環境に恵まれていても結局上手くはいってないと思います
    うちは日系の塾など全くない非英語圏僻地のインター出身で日本語日本の勉強は大分遅れていましたが、現地での成績と英語の力は圧倒的で帰国英語受験のおかげで満足のいく学校に通うことができ、結果として進学した学校でも特に困ることもなく都内国立大理系に進んでいます
    それでも中学受験時、英語だけで子のポテンシャルを測ってくれる帰国受験がなければ自分に合ったレベルの学校に入るのは難しかったと思うので、帰国受験は十分その機能を果たしてくれたと思っています
    「受験」は「より優秀な子を選別する」ものであるという原則を忘れてはいけませんし、公立中があるのですから中学受験はあくまでオプションで、お子さんが中学受験にマッチしないのならトライする必要はないということも忘れられがちでは?

  6. 【6753348】 投稿者: 完全同意  (ID:2AuGFb4b6As) 投稿日時:2022年 04月 22日 21:37

    私も、何が問題なのか?と思いました。言いたかったことを全て言ってくださってありがとうございます。

  7. 【6753372】 投稿者: でもーさん  (ID:RQRgfg/BYcc) 投稿日時:2022年 04月 22日 21:57

    句読点無さすぎて小林麻耶さんのご主人かと思った

  8. 【6753828】 投稿者: 私も完全同意  (ID:c35gpdLtG6Y) 投稿日時:2022年 04月 23日 10:30

    私も、でもーさんに同意します。

    >本人の素質に加え、環境が恵まれていて、かつ戦略的に受験に臨んでいる家庭の子女から順にパイを取っていく競争のようで辟易します

    これ逆に、受験のことよくお分かりですね!と言いたいくらい。4教科受験もこの通りですよね。

    帰国枠だって、慈善事業でも公共事業でもないんだから、学校側が生徒を選別するのは当然。

    たとえば、KAはコロナ以降オンラインでほぼ全ての講座が受講できるようになったし(2019年までは違った)、校内模試も海外から受験できるように変わりました。

    また、算国についても、オンラインで学習できる環境は格段によくなったのでは?やるかやらないかは、家庭次第ですよね。

    帰国子女入試はラクではありません。とはいえ、2月とは別に、10月から1月までこれだけの受験機会が用意されているのは有難いことだと思います。

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