アートの才能を伸ばす女子教育
今後の都立中高一貫校の行く末
2026年 東大現役合格率
日比谷25%
小石川13%
この2校は都立のトップ2で、2026東大現役合格率は、筑波大附属や海城、私立武蔵、駒場東邦を超えました。
都立中高一貫校の倍率や難易度は今後どうなっていくのか。
公立の共学中高一貫校トップは、筑波大附属や学芸大学附属などから小石川へとシフトするのか、筑波大附属が奪回するのか。
某都立高の説明会で「トップ高と共存させるイメージで、あえて二番手高を一貫校にした」と伺いました。
一方で、初めから完全一貫校にしなかった武蔵等は高校入試において、高入生からは敬遠され、以前ほどの学力の子が入らなくなってしまった。
今年から高3生が中入生で揃うので、結果に注目ですね。
>あえて二番手高を一貫校にした
とは限らない。
両国。
旧制府立三中。芥川龍之介も卒業した「下町の雄」。
「旧制府立三中、下町の雄、名門中の名門まで一貫校化するのかな…」と思いましたが、まさかの高入廃止。
かつては東大を63名も輩出していたけど、一貫校化しても鳴かず飛ばずの東大1桁。
地の利もあって「千葉大に強い」のも売りだったけど、2001年には40名も受かっていたのが去年・一昨年は8。
両国の裏で伸びているのが、かつての2番手・小松川。
1番手校の両国が高入を廃止したことで、小松川が「下町の1番手」に昇格。
今年は久々に東大も輩出。東京一科も昨年の4から今年は8と倍増。
「下町は地元中→都立高志向が強いだろうから、両国・白鴎で高入を廃止すれば小松川に集まるだろうな」と読んでいましたが、その通りになっています。
それにしても「下町の雄」両国で昨年「入学から卒業で20名消えた」事実は……
桐朋や吉祥女子を挙げていますが、これらの学校との単純比較に意味はありません。
なぜなら都立中には、経済的に私立は無理、或いはあえて中学受「験」させない、天性の秀才がいて上位層は青天井。他方で私立は偏差値の序列があり、天性の秀才は最難関に集結するので、桐朋や吉祥にはほぼいないと思われるからです(もちろんゼロと言うつもりはありません)。
率で比較すると、母数が少なく青天井がいる方が当然高く出ます。
Y60前後だと、東大は数名の話なので青天井がいるかどうかで東大現役率は違うでしょう。
都立一貫校のように、大学の数値目標に沿った教育方針だと、どうしても下位層は置いていかれ、ついていけずに結局退学というケースもあるでしょう。その分、母集団が減るので、率は高くなります。
国立高校との比較も同様で、まず母集団が2倍近く違う。
こういった事情を無視して、同じ物差しで測るのは些か強引ではないでしょうか?
人数で比較すれば、以下の通り
〈東大現役数〉
桐朋10
三鷹8
国立7
吉祥6
武蔵6
人数の視点で見れば、都立武蔵は入口偏差値は女子校の吉祥より高いのに、結果は女子校と同レベルという残念な評価とも言えてしまうのです。
何度か書いていますが、今後の見通しについて。
都武蔵は近年倍率が低下し、その分、これまでは不合格だったような層が合格していると推測されます。そう考えると、現在の実績を維持できるかどうか?
また、都立全般でも志願者が大幅に減少しており、高校無償化の年収制限の撤廃の影響があると多くの識者が指摘しています。
このような状況から、大学実績は下降傾向になる可能性も十分にあります。
現役率でのみ評価して、躍進と言いたい気持ちは分からなくもないですが、背景や前提を無視すべきでないし、視点を変えればまるで別の評価になることを忘れてはいけません。
現役率のみで評価するのは、ただの情弱です。































