河合塾医進塾｜掲示板スレッド

早めの繰り上がりは、カウントされているでしょうが、最終場面はドミノ倒し的に補欠合格発表されるので、国公立医とは違い私大医は発表されているボーダー偏差値と実際のボーダー層とは乖離があると思います。

合格者平均偏差値はあまり参考にはならないと思いますよ。
例えば早慶理工は東大理類受験生の大半が受験するため、当然ですが合格者平均偏差値は高くなりますが、偏差値65程度でも多数が合格しますので、ボーダーは65になっています。
一方、私立医学部は学費の面から難関国公立医学部受験生の多くが受験するわけではありませんので、合格者平均偏差値とボーダー偏差値はあまり乖離しません。なお、京大と東工大の偏差値はいずれも工学系の最難関の学科であり、京大の工業化学や東工大の物質理工のボーダー偏差値は62.5です。
いずれにしても、志望校の分析に関しては、しつこいくらいに予備校担当者や学生チューターに相談すべきと思います。

私立医学部受験を経験されていればお分かりかと思いますが、大半の補欠繰り上がりは国公立医学部の後期発表がある3月半ばから下旬までであり、それ以降は数名程度ですよ。
また、合格者平均偏差値よりもボーダー偏差値が上回っているのは高偏差値でも取りこぼしが多いからです。私立は何校でも受験できる代わりに実質倍率でも10倍以上になることが珍しくなく、たまたま出題された問題の得手不得手が合否を左右します。

医師不足の北海道、東北地方の国公立大学医学部では、推薦やＡＯ入試、地域枠が過半を占めているところも多く、一般的には推薦入学者の方が学力が低い傾向にあることからも、私立医科大学と同様に実際の入学者の学力は公表されている数値よりも更に下がるものと思われます。

私立医の場合例えばボーダー65で合格平均が62の大学
これは倍率が高く65あたりで不合格者が合格者以上に出るからです
平均が62だとすると実際は62あたりに合格者が集まってます。
大抵の私立はボーダーより平均偏差値が低くなる事が多いのは高いレベルでの不合格が多くボーダーが高くなるだけで、実際は平均あたりでの合格者が一番多いのです。
国立の場合は逆に不合格のサンプルがとても少なく、1人2人でボーダーが変わってしまいます。
62.5の大学でも合格者が固まってるのは66〜67あたりが多いです。
丁度合格者平均あたりです。

うろ覚えで恐縮ですが、合格者平均偏差値が66〜67で、ボーダー偏差値が62.5の国公立医学部なんてありますか？香川医や島根医はボーダーが62.5ですが合格者平均偏差値は確か63〜64で、そんなに開きはありませんよ。ボーダー偏差値よりも合格者平均偏差値が大きく下回っているのは下位私立医大に多いようですが、下位私立医大ほど試験対策が重要な上に倍率が高く、高偏差値の受験生でも取りこぼしが多いためだと思いますよ。

少しデータは古いですが、河合塾の「大学ごとにどんなレベルの合格者がいるのか」で検索すると、実際の国公立医学部の学力比較ができますよ。私立医学部とも比較可能です。

https://uploader.xzy.pw/show/20210329123228_78694669.jpg
去年のデータです。
島根65.7香川66.4ですね。
鳥取も去年は62.5でしたが平均は66.4でした。