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【677496】学びの基本をおしえてくれる塾 首都圏編

投稿者: 塾ってなに?   (ID:r/12zs4qbxs) 投稿日時:2007年 07月 09日 20:40

私は世界の小中高生の学力テストの統一査定基準を定める活動をしている一法人の運営者です。昨年シンガポールから日本に赴任し、あらゆる教育現場を調査しているところです。現在は「塾が学力向上にどのような役割をになっているのか」をテーマに首都圏内で調査中です。
ここのサイトに出ている塾は7割ほどは調べ終わった段階です。
これまでの活動でまず驚いたことは、他の世界諸国と比較して日本の通塾率の高さです。そして中学受験対策用の専門塾の多さです。
これほどまでに日本の小学生が勉強に多大な時間を費やしているのになぜ学力が低迷しているのか・・・?
まだ北欧とアジアの一部しか調査していませんが、一定時間に対する習熟指数を見ると日本は16カ国中9位です。つまり学習時間のわりに習熟度が低いのです。
原因はいろいろあり、ここですべてを論ずることは控えますが、要因のひとつが塾の教育システムにあることは否めません。
あくまでも塾に関する私見ですが、?試験に出そうな事項だけをやらせているので問題の本質が理解されていない。   ?どの塾もテキストの体裁は違えども内容は旧態然で変わりなくいわばデキル子どもに照準を合わせているため、学力の全体的な向上にはつながらない。
?勉強というより合格を勝ち取るためのテクニックを教えている。
要するに塾の体制は企業本位であって生徒本位ではないのです。この図式は今後も変わりないと思えますので、どうか親御さんが塾にすべてお任せするのでなく、いつも見張り役になって、時には先生になって共に勉強をする時間をもっていただきたい。そして小学生の内に勉強のしかたを教えてあげてください。
具体的に申しますと例えば算数の問題を親子で解いて、どういう解きかたが良いか比較しながら考えあうことなどです。(学力指数の高いフィンランドでは親の学習参加率がトップクラスです。)
学力向上は学習時間にけっして比例はしません。どういう学び方をしたかという質の問題です。                                        
いろいろ述べてきましたが、こういう視点に立って教育している塾をふたつご紹介いたします。どちらも以前当サイトでも取り上げられています。塾名の公表は規約に抵触するので全述はしませんが、ひとつは通称、国専。日本語の教育の基本を実践している塾です。表現力や文章把握力をつけるには画期的な指導法で、ぜひ学校教育にも採用してもらいたいと思います。
二つ目は通称、スクスク。脳力開発専門の塾で教科のかべを取り除いた独自の学習システムを実践。視覚認知訓練、イメージトレーニングなどで基本的な学習機能を充実させる指導が中心の塾です。
両塾とも授業が特異なだけに内容が分かりにくい点はありますが、「学ぶ」ということを真剣に考えられている塾だと感じます。
はじめに申し上げましたが、学力低迷の要因はけっして塾の指導法が全てではけっしてなく
ほんの一部であるということをご理解いただきたい。そのうえで皆さまにお子様の教育のどの部分を塾に任せるのか真剣に考えていただけたら幸いです。

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  1. 【677694】 投稿者: 親の指導  (ID:slG35/ETl0E) 投稿日時:2007年 07月 10日 06:28

    塾ってなに?さま


    興味深いご指摘ですね。いくつか質問させてください。


    >学力指数の高いフィンランドでは

    この辺のデータが知りたいです。どこで入手できますか。


    >どうか親御さんが塾にすべてお任せするのでなく、いつも見張り役になって、時には先生になって共に勉強をする時間をもっていただきたい。

    いまは「親が教えると子どもが自立しなくなる」という考えが主流で、親の介入をよしとしない風潮であるような気がします。親が「教える」のではなく、親の「指導のあり方」を示唆してくれる機関・本などはあるのでしょうか。




  2. 【677844】 投稿者: そうですよね  (ID:aBLxuq0lNOU) 投稿日時:2007年 07月 10日 11:01

    塾に入れる前は「塾に行きさえすればしっかりと勉強を教えてくれるもの」と思っていました。

    ところが、実際には家で塾の宿題を解いていても習ったはずなのにあまり理解できていないことが多く、特に応用問題などは内容を理解し頭の中でビジュアル的に想像する事が出来ないため、解くことが出来ませんでした。


    塾に文句を言った時期もありましたが、塾頼みではダメだと悟りいらない紙などに図を書いたり絵を描いたりして理解度を高めるようにしてきました。


    国語などでは分からない言葉や理解しにくい言い回しについて「これはどういう意味?」と聞かれたときに「自分で調べなさい」とは言いません。
    分かることはいろいろな例を用いて説明してやり、うまく説明できない時のみ一緒に辞書を引きます。


    塾ってなに?様のおっしゃるように、塾だけでは限界があることを痛感しています。
    子供の通っている塾は面倒見に関しては、可もなく不可もなくといったところですが、いろいろ調べてみると「自分で考えなさい」と突き放す塾もあるようで、自分で考えることが本来好きな子は良いのですが、そうではない子にとっては親のフォローは欠かせないものだと思います。


    日本は親が子供の勉強に関わる時間が少ないとの事ですが、周りを見ると二極化しているように思えます。 受験を視野に入れた親たちは否が応でも子供の勉強に関わらざるを得ないと思いますが、受験をあまり考えない親はどちらかと言うと学校依存型で、子供の勉強などには全く関わらない親もたくさんいます。


    父親は帰りが遅く、母親は共働きのため家事との両立に忙しく、子供にまで気持ちも時間も回らない家庭も結構あるのではないでしょうか?
    心にも、そして経済的にももう少し余裕があれば子供との関わりも増えると思うのですが・・・
    また、出来ちゃった婚など、子供を育てていく心の準備が出来ないまま子供を産んでしまう親も増えていることから、性教育の遅れにも一因があるのではないでしょうか?

  3. 【677949】 投稿者: 塾ってなに?  (ID:5KDuqOFMWXA) 投稿日時:2007年 07月 10日 13:41

    親の指導さま
    ご質問にお答えします。
    世界の教育事情を知るには、「OECD教育政策分析」という書がおすすめです。
    また、親の指導書としては、「子どもに変化を起こす簡単な習慣」という書は是非一読していただきたいと思います。

  4. 【678141】 投稿者: 親の指導  (ID:slG35/ETl0E) 投稿日時:2007年 07月 10日 19:51

    塾ってなに?さま


    本の紹介ありがとうございました。さっそく読んでみます。


    塾ってなに?さまはいくつか塾を紹介されていましたが、塾が不可欠だとお考えですか?学校教育や家庭教育については、どうお考えですか。よろしかったら、ご意見お聞かせください。

  5. 【678468】 投稿者: 模索母  (ID:3zKUKYmnD2U) 投稿日時:2007年 07月 11日 09:07

    塾ってなに? さんへ:
    -------------------------------------------------------

    > あくまでも塾に関する私見ですが、?試験に出そうな事項だけをやらせているので問題の本質が理解されていない。   ?どの塾もテキストの体裁は違えども内容は旧態然で変わりなくいわばデキル子どもに照準を合わせているため、学力の全体的な向上にはつながらない。
    > ?勉強というより合格を勝ち取るためのテクニックを教えている。
    > 要するに塾の体制は企業本位であって生徒本位ではないのです。この図式は今後も変わりないと思えますので、どうか親御さんが塾にすべてお任せするのでなく、いつも見張り役になって、時には先生になって共に勉強をする時間をもっていただきたい。そして小学生の内に勉強のしかたを教えてあげてください。


    大切な情報をお与え下さりありがとうございます。
    逆に、日本の塾の勉強における可能性をお感じになることはありましたでしょうか?
    確かに、仰るとおりだと思うのですが、はさみではありませんが
    一般の受験塾であっても、使い方によって出てくるメリットというのを
    お感じになることはありませんでしたでしょうか?

  6. 【678677】 投稿者: 塾ってなに?  (ID:m4QPHitSW/g) 投稿日時:2007年 07月 11日 13:38

    親の指導さま 模索母さまへ
    進学塾は合格というパスポートを取得するための代行業社であると考えております。
    取得までの手続き、スケジュール管理、パスポートの選び方までを専門的に行っています。
    では、代行という観点で考えると誰の代行なのか?
    受験生本人とその親です。けっして学校ではないのです。学校は受験のための学習指導はしていないのですから・・・
    つまり、少なくとも義務教育中の受験勉強はオプションとして位置づけています。
    受験をするには、進学塾は非常に親にとっても子にとっても非常に便利です。しかし絶対に必要ではありません。
    わたしは進学塾を否定する者ではありません。
    しかし、生涯教育的立場で世界の学力水準を見てみると、前述したように塾教育が学力向上に貢献しているとは思えないのです。

    話を戻しますと、その気になれば代行を使わなくても受験は充分できます。
    そのためには何が必要か?
    抽象的になりますが、学び方の勉強です。
    日本の学生は押しなべて学び方を知らない。勉強は「する」ものでなく「教えてもらう」ものだと勘違いしているように思えます。
    わたしが紹介した「国専」や「スクスク」は、まさに学び方を勉強する塾であると認識しています。
    学び方の習得は一朝一夕には無理ですが、自転車に一回乗ることができれば、10年ぶりに乗っても乗れるのと同じで一生ものです。
    ぜひ、学校教育でも学び方を知る教育をより豊富にしてもらいたいものです。

    親の認識として、塾はお任せするものではなく、使うものであると思ってください。
    塾はコーチのひとりです。うまく使っていきましょう!「監督さん!」


  7. 【678761】 投稿者: 親の指導  (ID:slG35/ETl0E) 投稿日時:2007年 07月 11日 15:53

    塾ってなに?さま


    さっそくのご返答ありがとうございました。


    >話を戻しますと、その気になれば代行を使わなくても受験は充分できます。
    そのためには何が必要か?
    抽象的になりますが、学び方の勉強です。


    進学塾のことは分かりました。「学び方」とても大切だと思います。ただ、「学び方」を学ぶために、塾って何?さんがおっしゃるような塾に行く必要があるのか?というのが私の疑問です。本来「学び方」を身につける場所は、家庭ではないかと思うのです。母が娘にご飯の炊き方、味噌汁の作り方、献立の繰り回しなどを教えるようなものではないかと。いかが思われますか。

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