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合格のチャンスを広げる併願作戦

「合格のチャンスを広げられる」「これまでに勉強してきた内容で受験することができる」となると、公立中高一貫校が第1志望だとしても、念のために併願校として私立校を受験してみるのもよいかもしれません。
そこで、本命の公立中高一貫校+併願私立校の組み合わせのパターンについて考えていきましょう。

モデルパターン1
東京・神奈川・千葉・埼玉在住の受験生

本命に向けて、徐々に試験慣れしていくパターン

12月・1月
私立校

2月1日・2日
私立校

2月3日
本命

2月3日PM~
私立校

千葉と埼玉の私立校では、12月・1月に試験が始まります。ここで早いうちに「合格」という成果を得ておくことで、これまでの勉強に自信がつき、また気持ちに余裕がある状態で公立中高一貫校の受検を迎えることができます。このパターンの場合、公立の受検日前日の2月2日を、落ち着いて翌日を迎える準備の日にすることもできます。

モデルパターン2
東京・神奈川在住の受験生

安全校を1校確保しておくパターン

2月1日
私立校

2月2日
私立校

2月3日
本命

2月3日PM~
私立校

2月1日と2日に私立校を受験して「合格」を確保しておき、満を持して2月3日の本番を迎えるパターンです。居住地の関係でパターン1が難しい場合にも、このパターンが安全策となるでしょう。1日・2日に受験する私立校のうち1校は調子を崩していたとしても合格できそうな学校にしておきましょう。

モデルパターン3
東京・神奈川在住の受験生

私立にも行きたい学校ができた場合のパターン

2月1日
私立校

2月2日
私立校

2月3日
本命

2月3日PM~
私立校

2月1日・2日に受験する学校のうち1校を「抑え」となるような安全校にして合格を確保。2月3日は公立中高一貫校を受検し、さらにこの日の午後や残りの日程でも行きたい学校を受験します。このパターンは、かなりの疲労が予想されますので、体力・気力のあるお子さまに向いています。

私立校の適性検査型入試を受けるメリットとは?

試験の予行練習になる

いくら模試などを受けていても、やはり試験本番というのは独特の雰囲気や緊張感があるものです。ですから、いきなり本命の入試を迎えるよりは、少しでも気楽な気持ちで受験できる学校の入試で「試験の本番慣れ」をしておくほうが、お子さまも本来の実力を出しやすくなるでしょう。

受験料が比較的安い

私立校の一般的な受験料の相場が20,000~30,000円ほどなのに対し、適性検査型入試の受験料は5,000~10,000円程度に設定されていることが多いです。1回外食をするくらいの出費だと考えれば、かなりリーズナブルなのではないでしょうか。

「延納制度」が使える

多くの私立校で、入学手続きの締め切りを公立中高一貫校の合格発表日まで延ばしてくれる「延納制度」を用意してくれています。併願する受験生の立場を考えてくれる親切な制度ですね。

従来型の私立校入試受験も「アリ」!?

さて、クイズです。国語のテストで、差がつくのはどんな問題でしょうか? 答えは記述式の問題です。また、算数で差がつくのは文章題、理科や社会では時事問題や他教科の知識まで必要とされるような問題です。
つまり、適性検査型の対策を積み重ねてきたお子さまなら、実は知らず知らずのうちに一般の入試問題にも対応しうる力がついていることが多いのです。実力試しに、従来型の入試での受験も検討してみてはいかがでしょうか。

合格に向けて、「ToDoリスト」をつくろう

入試本番まで、大変なのは受験勉強に取り組むお子さまご本人だけではありません。実は、「保護者がやっておくべきこと」も、結構たくさんあるんです!でも、逆にそれらを上手にリスト化しておけば安心です。2月に第1志望校を受検(受験)する場合を想定し、入試本番までにやっておくとよいことを、今年2月に中学受験を終えた社内スタッフの協力でまとめてみました。

11月・12月編

この時期に最も大事なことは、第1志望校、併願校の最終決定です。
これらが終わったら、早速、入学願書を用意し、在籍する小学校に記入してもらう調査書の手配をしましょう!

11月にしておきたいこと

  • 第1志望校や併願校の決定
  • 入学願書の用意
  • 学校説明会・入試問題説明会への参加
  • 学校周辺の下見電車が止まったときの対処法や、試験当日に食事ができる場所があるか、試験の間に待機できる場所があるかなどを考えておく。
  • インフルエンザの予防接種1回目。余裕があれば歯科検診も
  • 「合格カレンダー」づくり願書を入手する時期→出願期間→入試日→合格発表の時間→手続き締切日などを学校ごとにまとめておく。

12月にしておきたいこと

  • 入学願書に貼る写真の用意(3か月以内撮影の指定が多い)
  • 調査書の記入を学校に依頼いつまでに記入してもらいたいか、誰がいつ受け取るかなどを担任の先生と相談しておく。
  • 前泊が必要な場合はホテルの予約
  • 「合格カレンダー」の完成入試当日の動きを話し合っておく。試験に付き添う、合格発表を見に行くなど家族の役割分担も決めておく。
  • インフルエンザの予防接種2回目

1月・2月編

冬休みが明けたらすぐに願書の提出、1月校の受験となります。ここからは第1志望校の入試本番に向けて怒涛の日々が始まります。
夜遅くまで勉強をしていた人も、生活のリズムを朝型に変え、体調管理に努めましょう!

1月にするべきこと

  • 記入してもらった調査書を学校に受け取りに行く
  • 願書の提出
  • 受検(受験)料の支払い
  • 入学金の準備
  • 当日の服装と昼食の検討寒さ対策も含め、お子さま、保護者とも入試当日の服装を決めておく。お弁当が必要ならメニューを決める。午前と午後の入試の合間に食事をする場合は、お店の目星をつけておく。
  • スケジュールの見直しと再確認1月校の結果を受け、スケジュールの見直しや当日の動きの再確認。
  • 生活のリズムを整える試験開始時間を想定し、入試本番で力が発揮できるよう、朝型にするなど。

2月にしておきたいこと

  • 体調管理に努める
  • 入試前日までに当日の持ち物を準備する
  • 入試結果を受けたスケジュールの見直し
  • 入学手続き
  • 入学金の支払い
  • 合格者説明会への参加

困ったときの神頼み! おすすめの神社は…?

入試本番が近づくと、もどかしい気持ちでいっぱいになる保護者の方も多いのではないでしょうか?そんなときには、ご自身の心を落ち着かせるために、気休めかもしれませんが神社巡りをしてみてはいかがでしょうか?
首都圏には、由緒ある神社がたくさんありますが、なかでも合格祈願にご利益があるといわれているのは「関東三大天神」です。ほかにも学問に縁が深い神社をご紹介します。

学問に縁が深い人物を祀った神社

報徳二宮神社

薪を背負って本を読む銅像でおなじみの、二宮金次郎を祀る神社。小田原城址公園内にあり、境内にはおしゃれなカフェも。

神奈川県小田原市城内8-10
JR、小田急線「小田原駅」より徒歩約15分

松陰神社

幕末の教育者・思想家の吉田松陰を祀る神社。松陰直筆の「志」が描かれた「志守(こころざしまもり)」があります。

東京都世田谷区若林4-35-1
東急世田谷線「松陰神社前駅」より徒歩約3分

関東三大天神

湯島天満宮(湯島天神)

東京で最も有名な天神様といえばここ! 合格祈願のお守りや鉛筆を買う受験生も多いです。

東京都文京区湯島3-30-1
東京メトロ千代田線「湯島駅」より徒歩約2分ほか

亀戸天神

東の太宰府。境内には季節ごとに、梅、藤、菊が咲き誇り、花の天神とも呼ばれています。

東京都江東区亀戸3-6-1
JR総武線「亀戸駅」より徒歩約15分ほか

谷保天満宮

東日本最古の学問の神社。約350本の梅林があり、1月中旬から3月にかけて咲く紅梅白梅が見事です。

東京都国立市谷保5209
JR南武線「谷保駅」より徒歩約3分

働くママのブログ

「男子あるある」「ほっこり子育てエピソード」「子育て中ならではのハプニング」などなど、子どものいる日常生活のあれこれが詰まったブログです。

https://www.inter-edu.com/article/mamablog/mamablog_200709/
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