毎日の給食を通し心から“ありがとう“と言ってほしい

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駒込中学校・高等学校は、私立中学校としては珍しい給食制の学校です。今回は週5日実施している給食を提供している意味、育てたい人物像などをご紹介します。

給食を通して一番知ってもらいたいことは?

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共働きのご家庭が増えて、「毎日給食があって助かります!うれしい!」という声が以前よりさらに増えました。中学生という伸び盛りの3年間の生活で、栄養面もしっかり考えられた温かい食事を、毎日クラスの先生や仲間とともに食べられることは幸せなことです。

しかし、そのようにおいしいものを食べたり、皆で食べられる幸せを体感することも大切ですが、何より生徒たちに分かってもらいたいことがあります。それは、「他者の生命をいただかなければ、私たちは何一つ口にすることはできない」ということです。

給食自体が食育にも通じる理由

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ブッダは、飢えたトラの親子に自身の身を投げ与え、「私を食べなさい」と言いました。しかし、それを見ていた鹿たちが、ブッダの代わりに一頭ずつトラの餌になったと言い伝えられています。その鹿の行為が立派であるという理由から、鹿は聖なる生き物とされ、奈良公園の鹿は1200年の間大切に守られ食肉にされることなく悠々と生きています。

駒込中学校の修学旅行では、中学3年生の秋に奈良・京都に行きます。東大寺や奈良公園は観光名所ですので、当然たくさんの方が訪れます。しかし鹿にせんべいをあげながら、「なぜ奈良公園の鹿は大切にされているのか」ということを理解している生徒はどのぐらいいるでしょうか。「精神文化」というものを食して生徒たちは大きく成長します。

駒込中学校の給食は生命(いのち)の大切さを学びながら大きく成長していってもらうために実施しています。「味の濃淡を問わず、品の多少をえらばじ、いただきます!」とお唱えしてから食事に入ります。「いただきます」は「あなたの生命をいただきます」の意味でもあります。優しい子どもは極限的な悲しみの中でも自らの命を絶ったりはしません。お母さんを哀しませることを知っているからです。給食という食育を通して、駒込中学校では生命に優しい子どもたちが育っています。そして、自分の生命も大切にできる子どもたちを育てていきます。

田植えや農村体験をさせる意味

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また、これは道徳的な側面になりますが、駒込中学校では給食に関連して「田植え体験」や「農村体験」を行っています。その中で、お米一粒、芋一つ作るにも大変な苦労が伴っていること、完成までには数多くの人々の手を経て自分の手に渡っているのだと気づいてもらえるようにと工夫しています。

感情にまかせて好き嫌いなどと言うのではなく、その食材がどのような工程を経て目の前に並んでいるのかを考えてほしいと思っています。毎日、様々な食材を利用して、給食として提供する理由もここにあります。

試食会に訪れた受験生には、そこまでのことを伝え切れているかどうかは分かりません。しかし、毎回ほとんどの方が残さずに完食している様子を見ると、とても嬉しくなります。これを機会に普段の食事を用意してもらっている保護者の方に対しての感謝の気持ちを持ち、そして誰もが「ありがとう」と感謝の意を口に出して言えるようになってもらえたらと願いながら毎日給食を実施しています。

駒込中学校・高等学校

監修:駒込中学校・高等学校

学校イベント情報

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【食育への取り組み】
中2の5月に、校外学習で「田植え体験」を実施しています。生徒たちが植えたお米が、農家の人たちの手によって大切に育てられ、ちょうど今の時期に生徒たちの手元に届きます。ほんの少しずつではありますが、自分たちで植えたお米の味は格別なものです。

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