eduスタッフ訪問記

インターエデュ・ドットコムスタッフが学校、塾などに訪問した際の様子をお届けします。

【明星中学校・高等学校】 海外語学留学プログラム 「フィリピン セブ島」 ~ 後編 ~

前編では英語習得の地としてフィリピンが、【1】ノウハウを持っている、【2】コストパフォーマンスが良いというレポートをしました。
後編は語学留学プログラムの詳細を、前編に続き、教頭の中村先生のお話しとともにご紹介しましょう。

 

カオハガン島ではシュノーケリングも体験しました。

カオハガン島ではシュノーケリングも体験しました。

 

■基本でも一日6コマの一対一による英会話授業

 
― 留学中は平日50分×6コマの一対一の英会話授業と、1コマのグループレッスン。
さらに朝と夜に1コマずつ最大9コマのレッスンが受けられるこのプログラム。
一対一というのがトピックスだったのでしょうか。

 
語学研修というと今までは希望者に機会を提供するといったスタンスでした。しかし中学3年生が全員参加ということは、英語が嫌いな子もうまく巻き込んでいかなければなりません。そのためのマンツーマンです。
生徒の英語力に合わせたレッスンが受けられるのです。グループレッスンも大事ですが、やはり英語が得意な子が多く話してしまうことになりがちですからね。

また、今回のプログラムは私も試してみたのですが、午前中の集中力がある時間帯は文法上の細かい部分も注意されましたが、午後はフリートーク。
午後まで気を張っていたら疲れてしまいますが、かといって完全な自由時間ではなく、気兼ねない会話で英語に接するというのがよかったと思いますね。

 

一対一の授業なので、先生は生徒の反応を見ながら興味を持ちそうな話題を選びます

一対一の授業なので、先生は生徒の反応を見ながら興味を持ちそうな話題を選びます。

買い物は英会話の実地訓練というだけでなくフィリピンの食文化にも触れる機会

買い物は英会話の実地訓練というだけでなくフィリピンの食文化にも触れる機会。

 

■帰国後に実感する生徒たちの成長

 
― 研修の最後に実施した確認テストでは、リスニング力、スピーキング力は5段階評価のうち、ほぼ全員が2ランクアップしたとのことですが、帰国後の生徒たちに変化はありましたか。

 
お世辞にも英語が得意とはいえない生徒が妙に英語の間合いというんですか、ネイティブのような「フフン」といった相槌がうまくなっていたんです。なので「お、生意気にもうまくなったじゃないか」とからかったんですよ。そうしたら本人もまんざらじゃない顔をしてね。そんな時、英語が好きになってくれたんじゃないかな、行ってよかったなって思いますね。

 

終盤の現地校との交流では「東京オリンピックを見に行くね」「その時会おうね。待ってるね」との約束を涙ながらに交わしていたという生徒たち。

終盤の現地校との交流では「東京オリンピックを見に行くね」「その時会おうね。待ってるね」との約束を涙ながらに交わしていたという生徒たち。

 
― 3週間、全員参加の行事としては長いように思いますが、空港にお迎えにきた保護者の方々と、生徒たち再会の場面はいかがでしたか。

 
やあ!と照れくさそうに迎えるお父さんや、抱きつくお母さんにはずかしそうにする生徒もいましたね。私たち同行した教員も一人ひとりに成長を感じ、頼もしく思いましたが、保護者の皆さんは離れていた分、なおいっそう強く感じたと思いますよ。

 
 

*****

今回の海外語学留学プログラムのようすは、ちょうど同時期に開催された明星小学校の入試説明会、また明星小学校5年生保護者への中学校説明会の場に中継されました。
会場のスクリーンに校長、教頭、そして生徒が映し出され、まさに今フィリピンで中学3年生がどのように過ごしているかがレポートされたといいます。
特に生徒が実際に英語で研修のようすを説明する姿に会場では拍手が沸いたとのこと。
日本ではフィリピンに遅れること久しくですが、小学校での英語指導導入や、大学入試改革における英語の位置づけなど、今後の小中の英語教育に関心が高まっています。
そんな中、明星中高が打ち出す「全員参加でもれなく英語漬け」の研修に注目した保護者は多かったことでしょう。

 
もっと写真を見る→

 
海外語学研修「フィリピン セブ島」前編はこちらへ→

 

★明星中学校・高等学校

 
学校サイトはこちら→