私立大学医学部の学費ランキング【2023年受験向け情報】

医学部医学科を有する私立大学29校の学費を調査しました。各大学のサイトで公表されている一般入学者の入学金と、初年度にかかる合計金額、6年間の合計金額を比較します。

私立医学部6年間の学費合計は、約2,000万円~4,500万円と差が大きい

全国の私立大学29校の医学部学費ランキング

全国の私立大学29校の医学部学費ランキング

■調査条件
・対象は自治医科大学、産業医科大学を除く全国の私立大学29校
・Webサイトで6年間の合計金額が明記されていない場合は、次年度以降の学費を参照し合計を試算
・奨学金や特待制度を利用しない一般入学者の場合のみ
・学費の内訳は主に授業料・教育充実費(実験実習費)・施設設備費。各種会費・積立金などのその他費用を含まない(※福岡大学は含む)

最も安い学費は「国際医療福祉大学」、最も高い学費は「川崎医科大学」

国際医療福祉大学(栃木県)が最も安く18,500,000円で、最も高いのが川崎医科大学(岡山県)の45,500,000円です。

国際医療福祉大学の医学部は2017年の開設と新しく、6年目となる今年(2022年)、1期生が6年生になりました。医学部がある成田キャンパスには留学生がとても多く、グローバルな環境であることも特徴です。
川崎医科大学は全国で唯一の全寮制の付属高校を有しており、卒業生の9割は川崎医科大学へ進学することでも注目されています。

川崎医科大学と同じく、初年度合計金額が1,000万円を超えるのは、金沢医科大学(石川県)と東京女子医科大学(東京都)です。東京女子医科大学は2021年度から6年間の学費を1,200万円値上げし、波紋を呼びました。

「関西医科大学」は学費を670万円も引き下げ!

2023年度から学費を大幅に値下げすると発表した関西医科大学(大阪府)。医学部受験の大きなトピックになりそうです。値下げの結果、国際医療福祉大学、順天堂大学に続いて学費が安い大学となります。

学費は、初年度の学費合計が570万円から290万円に、次年度以降の5年間の合計が2,200万円から1,810万円に下がり、6円間で合計670万円もの値下げとなります。

医学部の学費は大きな金額となるため、大学選びの重要ポイントとなります。東京女子医科大学や関西医科大学のように、大幅に学費が変わることもあります。最新の情報をチェックするようにしましょう。

■参照元
・医学部について [メッセージ]|成田キャンパス|国際医療福祉大学
・川崎医科大学への学校推薦型選抜制度|川崎医科大学附属高等学校
・学費・奨学金|受験生入試サイト|関西医科大学

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