ラサール崩壊｜掲示板スレッド

大学進学実績が過去に比べて、見劣りするのは事実でしょう。
良好な実績を出せるだけの相対的能力を持つ生徒がラ・サールへ以前ほど入学していないのが原因ではないでしょうか？
特に、関西の優秀な生徒の入学が昔に比べて、減ったからとは考えられないでしょうか？


ラ・サールに関して私はよくは知りません。
私の夫の知人に40歳前後の京大医卒の方がいらっしゃいます。
その方は神戸出身→愛光→現役京大医の経歴です。
まさかの灘中不合格で愛光中へ入学されました。
その頃の愛光はほぼ半数が関西出身で、学校内の標準語は関西弁だったそうです。
その愛光はＨＰを見ると今や関西出身者は７％程度です。


現在の関西には灘以外にも大学進学実績に優れた学校がいくつかあります。
昔ならラ・サールに入学した関西出身の生徒が地元の私学へ進み、今や、ラ・サールへ来なくなったのではないでしょうか？
ラ・サールの大学進学実績の減衰はラ・サールに問題があるというより入学する生徒の質の劣化ではありませんか？
エデュのどこかで、寮生の大学進学実績があまりよくないと情報を目にしました。
これが事実なら、私の推論はあながち間違っていないでしょう。

現在、ラ・サールの入寮者の出身地は、学園のHPに記載されていますが、おおざっぱに書くと1/3が鹿児島県、
1/3が鹿児島以外の九州、1/3がそれ以外（関東、中部、近畿、中国四国）です。
昔の比率を存じませんので、どなたか比較してくださると良いですが、今は九州以外では人口比的に考えると
中部（特に愛知県）が多いです。
この地域は地元の私立中高一貫校の数が限られていて、いずれもそれほど入学は難しくありません。
それもあってラ・サール学園への進学者はこの地域の成績最上位者が多いようです。

一方、数の上では首都圏からの進学者は一大勢力ですが、息子の話を聞くと、父親がOBである場合を除くと、
第一志望ではなくて、首都圏最上位校の併願として受験し、第一志望に受からずに、ラ・サール学園に進学する
人が多いとのです。
また、関西からは受験する生徒自体がほとんどいない位です。

ちなみに、今年は日能研ではラ・サール学園合格者を100名と発表していますが、進学者偏差値での母数は
その約半分でしたので、およそ二人に一人が他の学校に進学したことがわかります。

「入学する生徒の質の劣化」と書かれると、実際に在籍している私の息子は何なんだい！と心穏やかでは
ないですが（苦笑）、関東からの最上位層の入学者はあまりいないでしょう
（それでも相対的な上位層であることには変わりありません）。

ただ、全生徒の2/3を占める「寮生の大学進学実績があまり良くない」、とは言い切れません。
いったん生活が乱れてしまった生徒は、学力的にも問題が出てくるのは仕方ないですが、そういうのは
一部の生徒に限られます。

今は、わざわざラ・サール学園に進学しなくても、地元で質の高い教育を受けられる時代です。
寮生活をさせれば、それだけ費用もかかります。どの親も、そのコストパフォーマンスを熟慮しています。
結果として、ラ・サール学園が放つべき魅力は寮生活なのだろうと思いますが、息子からいろいろ聞く話では、
設備的にも、生活面でも、管理体制にも「質実剛健」という美辞ではぬぐいきれない問題があると感じます。
生身の人間の世界は本当に難しいと思います。入学させてつくづく感じています。

正直「もう時代に合わない」と思うのですが、あえてそこを肯定して学園の”特長”として打ち出すのもありでしょう。
ただ、その場合は、受験する母集団を自ら限定することになるので、東大合格者のレースからは脱落せざるを
得ないと思います。

蛇足ですが、中高生の年代の子どもの教育は、家に居ようが寮生であろうが難しいものです。ラサールの寮も長短があるように、何不自由のない自宅通学にも長短があります。要は親としてわが子をどのように教育するのか、その選択の問題です。

このスレでは、東大、東大とこだわっているようですが、東大がそんなに立派な大学ですか。日本のみならず世界には、東大を凌駕する学部、学科、大学が数多くあります。

東大に進学しないでもちゃんとした大学、大学院でしっかりと勉強、研究し、社会に出て世の為、人の為に役に立つ大きな貢献をすればいいのです。

その貢献の大きさこそが学校、大学の評価であって、たかが東大の合格者の数が１０人、２０人増えた減ったで学校の評価を云々することは軽薄です。

学校の先生からその件について説明がありました。それによると、受験者が減っただけで、合格した人の確率（何人のうち１人が受かるなど）は変化していないそうです。

ラ・サール生（中3）さん、今年の始業式で発表された医学部合格者数は何人でしたか？週刊誌の８４人で合っていますか？

>このスレでは、東大、東大とこだわっているようですが、東大がそんなに立派な大学ですか。日本のみならず世界には、東大を凌駕する学部、学科、大学が数多くあります。

少なくとも日本には東大を凌駕する大学は存在しないですね。
研究力ではトムソンロイターのランキングで東大が日本1位で世界11位、2位の京大は世界ランク31位です。
もう少し多角的な見方で見たTHE-QS世界大学ランキングでも東大22位、京大25位です。
確かに東大の前には10～20校ぐらい格上の海外大は存在しますが国内では無敵です。
科研費の配分を見ればいかに東大が偏って優遇されてきた大学か分ります。

THE-QSランキングで世界22位というのはカーネギーメロン大、ブラウン大、バークレー、UCLA、ダートマスよりランクが上です。大学が日本語のカリキュラムである事や留学生、外国人教員が少ない事を考えればこれは驚異的な実績だと思います。京大もなかなかだと思います。

海外の人と働く時でもエリート層ならばTodaiとかTokyo universityとか言う名前は向こうの人も知っています。

医学部さんへ
今年の入学式で、国公立医学部合格者数は89人と発表されました。
後期で5人増えたのでしょうか？

東大合格者より遥かに多い人数ですよね。
先生のお話では、東大受験者が年々減っているとのことです。
先生方はもっと東大を受けて欲しいと思ってらっしゃるのではないでしょうか。

7月頃に東大見学会があるそうですが、毎年の恒例なのでしょうか？
息子も行かせてみようかと思いますが、参加された方いらしたら
どんな内容なのか教えてください。
よろしくお願いします。

先日行われたPTA総会でも、新高一様が書かれている合格者数（国公立医学部89名）が発表され、
それと合わせて学校学部別（現役浪人別）の一覧表も配布されました。
これによると、防衛医科大学がさらに9名いました（進学したかどうかは不明です）。

その代わり、東大受験者がかつての半分以下になっているそうです。
東大志望者の大幅な減少は学校にとっても残念なことのようですが、学校配布の統計によれば、
親の4割弱が医師の家庭ですし、またそうでない家庭も生徒と親が世相に敏感に反映して、
安定的と思われる医学部志向になっているのだと思います。

生徒出身地の7割近くを占める九州地区の景況が回復しない限りは、この傾向にはさらに
拍車がかかるのではと思います。