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【524668】教育基本法第10条

投稿者: おや?   (ID:6IRiz5nzjCc) 投稿日時:2006年 12月 20日 13:25

 いくつかの掲示板にもあったように、小学校へ私学受験の旨伝えるべきか否かについて、うちも、近い将来、悩むことになります。(先生の考え方によって、その後が大変になりますので。)
 で、先の国会で話題になっていた、教育基本法について、なんとはなしに(と、いうより、巷で騒がれていた点を見たくて)、条文を見ていました。すると、ちと、気になる条文がありました。下記の条文です。


新教育基本法(改正後です)
(家庭教育)第十条
1 父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。
2 国及び地方公共団体は、家庭教育の自主性を尊重しつつ、保護者に対する学習の機会及び情報の提供その他の家庭教育を支援するために必要な施策を講ずるよう努めなければならない。


 はじめは、普通の内容かな〜と、思っていたのですが、念のため、改正前のを調べて見ました。上記の条文に該当する部分は、下記の通りです。


旧教育基本法(改正前です)
(社会教育)第7条 家庭教育及び勤労の場所その他社会において行われる教育は、国及び地方公共団体によって奨励されなければならない。


 新旧を読み比べてみると、新法は、子どもの教育の第一義的責任は、国・地方公共団体(要は、公立又は国立の小学校・中学校等)から、保護者に移動したと、読める。
 そして、新法には、「国及び地方公共団体は、家庭教育の自主性を尊重しつつ」とある。と、いうことは、中学受験をさせるための勉強は、家庭教育の範囲内なので、家庭が子どもに中学受験をさせると決断すると、その決断については、小学校は、「尊重」する必要がある、と読める。
 さらに、新法には、「保護者に対する学習の機会及び情報の提供その他の家庭教育を支援するために必要な施策を講ずるよう努めなければならない。」とある。ということは、児童が中学受験をする場合、小学校は、それを「支援」するように務める必要がある、と読める。


 ちと、都合の良すぎる解釈でしょうか? もし、この解釈が正しかったら、これから以降、小学校や先生に遠慮する必要がなくなり、また、妨害やいやがらせを受ける理由がなくなるように思えるのですが……(先生が、どのような主義主張を持っていても。)。

 法律の解釈の達者な方、どのようにこの条文を解釈するのがいいのか、教えて頂けないでしょうか?






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  1. 【524927】 投稿者: 法律の言葉は難しい  (ID:h15/Q7dOMzw) 投稿日時:2006年 12月 20日 21:07

    この教育基本法を理解するために、教えていただきたいのですが
    「家庭教育」とは何ですか?

    ただ学校の宿題をこなすこと?
    自主的に興味をもって学習すること?
    不登校になった時に自宅で勉強すること?
    塾などで勉強すること?
    中学受験のために学校を休んで、家庭教師をよんで勉強してもいいということ?
    それとも、生活のために必要な習慣を身に付けさせること?

  2. 【525063】 投稿者: おや?  (ID:daeVp/na7hk) 投稿日時:2006年 12月 20日 22:49

    法律の言葉は難しい さんへ:
    -------------------------------------------------------
    > この教育基本法を理解するために、教えていただきたいのですが
    > 「家庭教育」とは何ですか?
    >
    > ただ学校の宿題をこなすこと?
    > 自主的に興味をもって学習すること?
    > 不登校になった時に自宅で勉強すること?
    > 塾などで勉強すること?
    > 中学受験のために学校を休んで、家庭教師をよんで勉強してもいいということ?
    > それとも、生活のために必要な習慣を身に付けさせること?


    なんでしょう? 専門家でないのでわかりません。私は、単に、「家庭で行う子どものための教育」と、言葉通りに思っていました。だから、家の方針で、中学受験をさせると決めた場合、そのための勉強も含むんだろうな、と単純に考えていました。
    だから、他の場合、例えば、子どもを野球選手にしたい家庭においては、家庭で行う野球の練習も家庭教育かな、とも思っていました。(体育の教育。たとえばイチロー選手の育ったご家庭の場合のような。)
    ただ、学校を休むのは違うように思うのですが。他の条文で、「義務教育」の規定もありますし。


    ところで、法律の言葉は難しい さんは、法律に詳しそうですね。法律に記載された文言の定義を確認するところからみて。
    私は、学生時代に、法律を講義で習った程度の技術系の人間です。ただ、その講義がおもしろかったので、条文を見るのは、苦ではないのですが。
    法律の言葉は難しい さんのご指摘で、法律上の文言には、定義がある、ということを思い出しました。ありがとうございます。単純に字面で解釈すると、やけどをする場合もありますね。
    もしかしたら、上記した私の考えは、法律の趣旨からずれているのかもしれませんね。
    もう少し、ご指摘のことがらを、ネットで探して見ます。見つかればいいのですが……。

  3. 【525563】 投稿者: 法律の言葉は難しい  (ID:c9enylgwyZI) 投稿日時:2006年 12月 21日 17:29

    おや?さんへ

    「家庭学習」について、お返事いただきありがとうございます。
    やはり、はっきりこれと言えるものではないのでしょうか・・

    私は法律をちゃんと勉強したこともなく、全然詳しくないです。
    ただ、以前ある規約の改定に携わる機会があり、ほんの少しの言葉の違いが読み手に誤解を与え、いろいろな解釈をされてしまうということを知り、文章には非常に神経を使いました。その頃からこのような条文等を読むことに興味があるというだけです。
    それで、おや?さんの教育基本法の抜き出しのなかにある「家庭学習」というあいまいな言葉にひっかかってしまったのです。

    私にはあれ?さんの疑問には答えられないのですが、おもしろそうなので教育基本法の他の部分も読んで、勉強します。
    お役に立てなくてごめんなさい。

  4. 【525580】 投稿者: 素人  (ID:JVwg5YsSR2A) 投稿日時:2006年 12月 21日 18:02

    私は法律について素人なので、この条文案を読んで、法律で言うところの「家庭教育」の定義は
    「生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努める」
    ことなのだと解釈しましたが、どうなんでしょう?

  5. 【525682】 投稿者: おや?  (ID:daeVp/na7hk) 投稿日時:2006年 12月 21日 21:58

    素人 さんへ:
    -------------------------------------------------------
    > 私は法律について素人なので、この条文案を読んで、法律で言うところの「家庭教育」の定義は
    > 「生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努める」
    > ことなのだと解釈しましたが、どうなんでしょう?


  6. 【525685】 投稿者: しつけ  (ID:qWibr5dAFqM) 投稿日時:2006年 12月 21日 22:10

    家庭教育とはぶっちゃけていえば「しつけ」のことです。
    基本的な生活習慣、あいさつとか、はみがきとか、社会性とかそういったことです。
    最近はそういうことまで学校に丸投げする親がたくさんいることをなんとかしようということでしょう。

    おや?さんの解釈は、あまりに自分に都合の良い解釈でしょう。
    教育=偏差値アップ、ではありません。

  7. 【525721】 投稿者: おや?  (ID:daeVp/na7hk) 投稿日時:2006年 12月 21日 23:00

    ↑ すみません。書き込む前に、投稿ボタンを押してしまいました。


    素人さん、貴重なご解釈、ありがとうございます。
    そうですね。素人さんのご解釈は、一理あると思います。
    (正誤はわかりませんので、中東半端なコメントになってすみません。
    今のところ、教育基本法改正絡みで「家庭教育」を論じたものを見つけ出せないもので。
    結局、誰かが訴訟をして、裁判所が判断するまで、不明なままなのかもしれません。)


    素人さんのご解釈で考えた場合、中学受験が「家庭教育」に該当するか否かは、「生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努める」ために行う範囲、すなわち、「家庭教育」の範囲が問題になるのでしょうね。
    中学受験に反対の人は、例えば「心身の調和のとれた発達」を阻害するから、「家庭教育」の範囲に入らない、というのかな?
    私は、中学受験を経験することで、自立心や心身の調和を学ぶような気がします。(いろいろな方のブログ等を読んだ感想ですが。)
    また、勉強の習慣は、生活のための必要な習慣の1つだと思います。
    だから、中学受験は、「家庭教育」の範囲に入ると思えます。
    (ただし、子どものストレスを解消するための親の適切な関与は必要だと思います。)


    でも、意見が分かれる可能性があるということは、小学校においても、先生の考え方によって変わってしまうということですね。
    結局、当面の間は、現状から大した変化はないのかな……。

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