最終更新:

20
Comment

【1861355】癌の手術について

投稿者: どうすれば?   (ID:U4zH5FFIIu2) 投稿日時:2010年 09月 24日 22:23

唐突にすみませんが、父が転移性の肝臓癌再発となりました。



経過としましては、5年前に大腸がん→2年後に肝臓転移が見つかり手術。
そして今回また肝臓に1センチ大の癌が見つかりました。



悩んでいるのは治療法をめぐってです。



当初かかっていた病院では、癌が肝臓の中心でしかも血管の近くにあるようなので、
手術だと負担が大きい。そのため2泊入院の抗がん剤点滴治療により病巣を小さくしてから、
ラジオ波で切り取る。という治療法を薦められました。


5年前よりお世話になっている病院だったのですが、
うちからの距離が結構遠く、父はまだ仕事をしており、
この治療は何サイクル受けるか分からない治療ということで、
家から通いやすい、この病の専門病院に紹介状を書いていただき、先日行ってきました。



もちろん内科に受診予定だったのですが、待っている間に看護士さんより、
「只今内科で画像等を見せていただいたところ、外科で対応できるのではないかという見解になったので、外科の方で対応しますね」というお話になりました。



実際、外科の先生と話をしてみると、
あくまでも肝機能検査の結果が良ければというのが前提で、手術を勧められました。
私が「前の病院では(上記のような治療法)という見解だったのですが、手術というのは何故ですか?」とお聞きしたところ、「根絶やしとなる可能性もあるからです。でもそういった治療法が良いのでしたら、それでも構いませんよ」とのこと。


じつは父は、「何回も抗がん剤治療に通うより、手術で取ってしまいたい。」と言っていたため、私たち家族も、「手術できるものならそのほうがいいね」と、思わぬ展開に驚きながらも、ある意味良かったねと言って帰宅したのです。
現在は、MRIや肝機能検査等を受けている最中です。


ところが、海外に住む兄弟から「がん細胞は空気に触れると増殖するし、体中に散らばる!
(それで亡くなった人が周りにいるそうで。)開腹してなんぼと、患者を実験台のように扱う医者も多くいるのだから、手術以外の治療法で行くべきだ!」と言われました。



空気に触れる事によってがん細胞が増殖するということは、私たちは初耳でして
驚いてしまい、ネットなどで調べてみると、やはりそのような事が書いてありました。
もちろん医者の見解ではありませんが、一般にそう言われている・・と。



でも前回一度手術しているし、そんなことを言っていたら
癌で手術はできない事になってしまいます。
そう思う反面、大事な父なので、もしそのような事が原因で亡くなってしまったらと思うと
今一度考えた方が良いのか、分からなくなってしまいました。



取り留めなく、分かりづらい文章で申し訳ありませんが、
経験者の方、治療法に詳しい医療関係の方など、ご存知なことがありましたら
是非教えていただけると幸いです。
よろしくお願い致します。

返信する

管理者通知をする

マイブックマーク

「健康管理に戻る」

現在のページ: 1 / 3

  1. 【1861435】 投稿者: 全くの素人ですが、  (ID:TqH8dmhEYE6) 投稿日時:2010年 09月 24日 23:07

    母がスレ主様のお父様と同じ状況でした。
    反対にがっかりさせてしまって申し訳ないのですが、5年前に亡くなりました。
    東京の国立癌センターでありとあらゆる治療をし、家族全員で全力でサポートしてでの死でしたので、本人は後悔はなかったのではないかと思っています。

    治療法については私はわかりませんが、癌はかかる病院によって生存期間が全然違うとは思いました。また同じ病院でも先生によって違うようで、内科と外科の先生、家族を交えて話合いが何度もなされました。
    母は最初は地元の総合病院に通って、「余命半年、治療法はない」と言われましたが、おばの説得で癌センターに通い、そこから5年生きることが出来ました。
    一度癌センターに通いだすと、もう地元の病院には行きにくく、診てもらえないのかしら?と思いましたが、さすがの国立癌センター、地元の病院でも対応できることはしてもらえるようにと、全て手配してくれました。入退院を繰り返していましたが、難しい事は癌センター、そうでもない事?は地元の病院…と行った感じで臨機応変に対応してくださいました。ただし、治療法がなくなるとそれもはっきり言われるので、その時はきつかったですが。

    今更病院まで変えるおつもりもないのでしょうが、もし物理的に通える所にいらっしゃるのでしたら、癌では癌センターに勝る場所はないと思います。もしかしたら電話での相談とか何かあるかもしれません。是非相談してみて欲しいと思います。お仕事もあるでしょうが、健康を害したら全てが終わりです。
    スレ主様、今は落ち着かないお気持ちでしょう。何もアドバイスできませんが励ましたくて出てきてしまいました。
    お父様に最良の治療法が見つかる事を祈っております。

  2. 【1862013】 投稿者: 専門外ですが  (ID:D5KBoUfnqtE) 投稿日時:2010年 09月 25日 15:48

    患者さんを見てもいない遠くの親戚が口を出してきて、
    治療方針がぶれるというのはよくあることです。
    亡くなってからも、それまで一度もお見舞いに来なかった遠くの親戚が
    苦情を言ってくることもありますが、たいていの場合はそばで見ていた家族が
    医療者との間に立ってくれます。
    近くにいて色々な姿を見て、きちんと話を聞いている人が一番わかっています。
    一番いいのはその遠くの親戚の方に病院に来てもらって一緒に話を聞くことでしょうね。
    そういう人は、治療後もなんだかんだと口を出してくると思います。


    癌細胞が空気に触れると増殖するとことはありません。
    そもそも口腔内とか腸管の腫瘍(食道癌・胃癌・大腸癌)は腸管内の空気と接しています。
    手術等で細胞が散らばることはあり得ます。播種といいます。
    手術ではそういうことがないように注意しますが、腫瘍の種類や術式によってはあります。
    ただ肝腫瘍の場合は周りの肝実質も一緒に切除して、
    癌そのものにメスを入れるようなことはしないので、播種は起こりにくいです。
    私は専門ではありませんが、一般には大腸癌の転移は
    肝に限らず取れるなら取る(切除する)のが基本のようです。
    鳥越俊太郎さんも肝転移も肺転移も手術してますよね。
    体力が持たない場合や手術しにくい場所だと他の治療
    (抗がん剤や放射線治療)が選択されます。
    ただ、その辺も医者や各専門科によって治療方針が異なりますので、
    セカンドオピニオンを聞くというのもいいと思います
    (スレ主さんはすでに内科と外科と聞いているようですが)。
    本人も家族も遠くの親戚も納得するまで話を聞いて
    自分たちで治療法を選択するという姿勢が大事だと思います。

  3. 【1862121】 投稿者: スレ主です。  (ID:U4zH5FFIIu2) 投稿日時:2010年 09月 25日 18:13

    早速の、体験談・アドバイスありがとうございます。



    全くの素人ですが様

    あたたかい励ましの言葉、本当にありがとうございます。
    知り合いに医者もいなくて、かといって誰にでも相談できる事でもないし、
    結論を出さなくてはいけない事なので、本当に困っておりました。


    私のつたない文章で分かりにくかったと思いますが、
    「この病の専門病院」とは、まさにがんセンターの事です。
    幸いなことに割りと近くにありますので、前病院から紹介していただいた次第です。
    仰るように、内科と外科の間で綿密な連携が取れているようで、
    HPにもそのような紹介がされており、少し安心していたところに兄弟からの待ったが入り・・・。



    専門外ですが様


    分かりやすいお話、ありがとうございます。
    増殖する事は無いのですね、安心致しました。
    一般的に肝臓の場合は、癌そのものにメスを入れないというのも、
    そう言えばそうだなと納得致しました。



    私たちは、開腹してがん細胞が空気に触れた瞬間に増えたり散らばったりするのかと
    思っておりました。多分兄弟もそう思っているのかもしれません。
    散らばるというのは、癌そのものにメスを入れた場合が多いと解釈してよろしいのですね。



    もちろん、父を心配しての意見なのでしょうが、
    私が、「あなたの意見はそれはそれで参考にしてこちらにいる家族と担当医でよく考えて決めるから、父の手術の成功を祈っていてね」とメールしましたら、
    「手術経験をしたい医者に騙されないで!
    歳を重ねるごとに、切るリスクもあり体にメスを入れるのは大変な事。
    術後の回復も切ったら終わりではないのだから」
    と返信が来ておりましたので
    専門外ですが様のアドバイスを話してみようと思います。



    身近で亡くなったのは、兄弟の義父で肺がんだったようです。
    でも父の場合と違って、癌の宣告を受けてから2年ほどで亡くなっているようですので
    父とはまた状況も違っているかと思うのです。



    次回病院に行く時に、母がその辺の不安を担当医に聞いてみると言っておりますが、
    父の場合、初めて癌宣告を受け、2度の手術をしていただいた都内の病院から
    今回の癌センターに紹介していただき、病院は2箇所目、手術は3度目となります。
    出来れば、がんセンターの担当医と納得の行くまで話をしてみようと思います。



    また、ご報告させていただきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

  4. 【1865374】 投稿者: マジレスすると  (ID:4783t9NXwo6) 投稿日時:2010年 09月 28日 18:05

    消化器内科の医師です。
    この手の問題は、悩みますよね。
    腫瘍の位置、細胞の悪性度、全身状態、詳細な経過などが分からないので、一般論になりますが、おそらく今後楽観的な経過にはならないであろうことは、すでに聞いていらっしゃることと思います。
    すなわち、2回目の他臓器への転移、再発ですから、今見つかっていない、すなわち超音波やCTなどの機械では見つけられない小さな転移がすでにあるであろうと考える必要があります。
    この部分をどう評価するかが、分かれ目になります。


    今わかっている転移巣に重きを置いて考えるか、それ以外の見えない小さな転移巣をどこまで考慮するか?


    考えとしては、前医は、小さな転移巣のことや、今後の再再発なども考えているように思えます。
    抗がん剤で、見えている転移巣を小さくする上に、見えない小さな転移巣やがん細胞の散らばりもつぶせる。
    さらに将来、何度でも再発してくるだろうから、ラジオ波焼灼というダメージが少なくて、何度でも繰り返せる治療を選択している。


    後医は、逆の立場ですね。
    今、わかっている転移巣を一番確実にのぞける方法を考えている。
    (手術とラジオ波の成績は一概には比較できませんが・・。)
    わかりやすい考え方ですが、手術は何度もはできません。
    どちらかと言うと、一発勝負型の発想です。


    ですから、今後の再発、転移が少なそうなら手術、起こりそうなら抗がん剤+ラジオ波、とだいたいの流れはあるのですが、微妙なニュアンスの部分は、目の前に患者さんがいても、医者自身悩みます。
    加えて、患者さんの状態や希望、その病院が得意としている治療法など、多くの要素がからみますので、答えはさまざまになるわけです。


    だいたい、上記のようなものだと思いますが、あくまで一般論なので、その部分は考慮して下さい。


    また、空気云々は一笑に付して頂いた方がよろしいかと。

  5. 【1865612】 投稿者: スレ主です。  (ID:U4zH5FFIIu2) 投稿日時:2010年 09月 28日 21:30

    消化器内科のお医者様から、レスを頂き、有り難い限りです。



    そうなんです。どちらも選択できる状況なので悩むのです・・・。
    そして、果たしてどちらが父にとっていいのか・・・。
    誰か教えてくれ~~~!という感じです。
    でもこればかりは、自分たちで悩んだ末に選択しなければなりません。
    ここ数日、色々な事を調べていて、私の方が胃がキリキリ痛みます。



    ただ現在の状況においては、父が手術を望んでいる事が一番大きいです。
    でも、次に転移が認められれば、抗がん剤治療となるでしょう。





    抗がん剤+ラジオ波治療ですと、治療が終了するまでの目途がはっきりと立たない、
    また、抗がん剤による副作用の事もありますので、仕事の方もおそらく辞めなくてはならないと考えているようです。ですからがんセンターで、手術可能といわれた瞬間、本当に喜んでおりました。


    現在68歳で、定年まであと2年。
    その後はのんびりと自由な時間も取れるので
    どのような治療法が選択されても治療に専念できるのですが、
    本人は仕事が大好きで、現在シルバーではありますが、生き生きと働いております。
    皆さんからも頼りにされ、信頼されて、人間関係も非常に良好のようです。
    私に会う度に、仕事場のエピソードを楽しそうに話すので、
    そんな父を見るにつけ、最後までここで働ければいいなと思っておりました。
    現在の父にとっては、間違いなく仕事場が生き甲斐の一つになっています。



    仰るとおり、前医は後々の事まで考えてくださっていると感じました。
    ありがたいことです。「がんセンターで納得がいかなければ、いつでも戻ってきてくださいね」と
    仰っていただいたそうです。



    それぞれの病院の手術数などを調べてみましたら、
    前病院はラジオ波の治療実績が数件ありましたが、手術数は片手ほど。
    がんセンターは逆で、ラジオ波治療はゼロ。手術はかなりの数でした。
    また、ラジオ波治療では群を抜いて治療数の多い病院もありました。
    その辺り、各病院が得意とする治療法の違いを表しているなと思いました。


    ラジオ波治療を実際に受けた方のブログなども参考にさせていただきましたが、
    開腹をしないので傷跡こそ小さいものの、何度も焼いたりしなくてはいけない場合もあるようで
    思ったより大変な治療の様でした。同じ箇所を何度も焼かれる辛さが綴られておりました。
    もちろんそれで良くなれば良いのでしょうが。



    今の父の状況と希望を考えると、今回に限り手術が望ましいのかなと思っております。
    きっと同じような状況でも、抗がん剤+ラジオ波治療を選択される患者さんもおられると思います。
    一口に癌といっても、その人によって様々で、だいたいの治療の流れはあるものの、
    選択する治療法は人それぞれなのでしょうね。


    空気の件が分かった事で、ホッとしております。


    患者目線に立った、詳細で非常に分かりやすい説明をしていただき、本当に感謝致します。
    ありがとうございました。

  6. 【1865826】 投稿者: 本人の意思  (ID:pHI9B3FbjdI) 投稿日時:2010年 09月 29日 01:14

    私がお勧めするのは、本人にいろいろと調べて勉強して頂く事です。
    治療法は、本当にいろいろです。人によって、どれが良いとは言い切れないのです。
    親戚(スレ主様を含め)がいくら良かれとアドバイスしても、本人が納得できなければいけないし・・・
    勧めた方法が良いとは限りません。
    ここでスレ主さまが、情報を集めても信頼できるものかどうかは???です。

    スレ主さまも、ネットを検索する術を知っていらっしゃるなら、もっとしっかりした情報サイトを利用するべきですし、
    それをご本人さまに調べていただくのです。
    私も、他の持病を持つ者ですが・・・
    実際にその病気を持っている方が発信している病歴・治療歴などを沢山調べたり、最新の情報誌を本屋で調べたりして
    自分の受けている治療が納得できるものかどうかを判断します。
    最新の治療が誰にでもベストな選択では決してないと思いますし・・・
    疑問点などは、どんどん主治医に質問したらいいと思います。
    そして本人が最善だと思えば、それがベストな選択なのです。
    もし、スレ主さまが仕入れた情報を勧めて勧めて、結果が悪ければどうしますか?

    本人が決定した事が例え悪い結果になっても納得がいきますが、他人が勧めた治療で悪い結果になったとしたら本人は納得できないのではないでしょうか?
    私なら、自分で納得がいくまで調べます。

  7. 【1866486】 投稿者: スレ主です。  (ID:U4zH5FFIIu2) 投稿日時:2010年 09月 29日 17:23

    本人の意思 様

    レスありがとうございます。
    そうなんですよね、本人が調べられるなら一番いいのですが、
    ネットは出来ず、書籍は購入したようですが、本当に一般論しか書いていなかったようです。
    持病をお持ちとの事ですが、ご自身で色々お調べになったのですね。
    父もそれが出来ればよいのですが、PCは全く出来ないので、
    父にか代わって私たちが、癌についてのサイトや、病院のHP、また口コミなどなど
    何か有益な情報はないかと、日々模索しているわけです。
    そして、知ってほしい事は全てプリントアウトして、渡すようにしております。


    その中から絞り込み、父の状況や希望を鑑みたうえで熟慮を重ね、最終的には父の決断によって
    治療法を選択していくこととなります。
    本当に大変な作業なんだなと実感いたしております。
    前院のままでしたら、何も迷うことなく勧められた通りに治療を受けたかもしれません。
    でもがんセンターに移ったために、もう一つの選択肢が出来て、さて困ったとなったわけです。



    しかし、このように調べる事により、兄弟の言うがん細胞の空気云々・・・という事も含め、
    癌についての様々なこと、またラジオ波治療についてなど、今まで全く知らなかった事について
    ほんの一部でも詳しくなった事は、良かったと思っております。




    親戚で癌にかかった者は5人ほどおりますが、(癌家系です・・・)
    誰一人として、同じケースは無く、一口に癌といいましても、発生場所・悪性度・体のコンディション等十人十色で・・・。ケースバイケースなんですね。
    今は情報過多の時代なので、その中から取捨選択していくことが大事ですが、また難しくもあります。
    本人の意思様の仰るように、癌について、また治療法について、父にも十分知ってもらった上で、後悔の無いよう、今後の治療を進めて行きたいと思います。
    体験にもと基づいたアドバイス、ありがとうございました。お体ご自愛なさってください。

あわせてチェックしたい関連掲示板

学校を探す

条件を絞り込んで探す

種別

学校名で探す