40代後半におすすめの本を紹介してください。｜掲示板スレッド

最近の作品ではありませんが、
宇江佐真理さんの雷桜。
とても印象に残っていて…
おすすめです。

私は3歳からの活字中毒なので、よくオススメを訊かれるんですが、女性に薦める定番は宮本輝の「錦繍」と三浦綾子の「氷点」です。

「錦繍」は離婚した夫婦が何年かのちに手紙のやり取りをする小説です。40歳くらいになってから味わえる小説です。
「氷点」はかなり昔の小説ではありますが、中学生くらいから時を経て何度も読み返すと、その時その時で印象が変わる小説です。娘にも読ませています。10代は主人公の陽子の視点で、20代では俯瞰で、30代〜40代になると母親の視点で、40後半からは夫の視点でと登場人物それぞれの立場から１つの事件を見ることができます。

往復書簡のような男女の恋愛を男側からと女側からと描いた「冷静と情熱のあいだ」もオススメです。私は江國香織さんの文章のほうが好きですけど。

篠田節子さんの小説は、いかがでしょうか。
「女たちのジハード」特にお勧めです。

手当たり次第に読んだ中には、あまり好きでないものもありましたが、
「弥勒」「ブラックボックス」なども良かったです。

内館牧子 終わった人
玉岡かおる 銀の道一条
石田衣良 40 翼ふたたび

最近読んで終わった時ロスになった本です。
興味あればどうぞ。

もう映画化もされてしまって、今更感あるかもしれませんが、小川洋子さんの「博士の愛した数式」は何度も読み返してしまいます。

スティーブン・キングの短編「恐怖の四季」に入っている「マンハッタン奇譚クラブ」と「刑務所のリタヘイワース」も、いい話です。あまり怖くは無いと思います。元気が出ます。

時代物であることと、
さらにちょうど今日からドラマ化なのでおすすめしにくいのですが
高田郁さんのみをつくし料理帖シリーズを。
原作から考えると民放で北川景子さんが主人公のときは
違和感ありまくりで視聴しませんでしたが、
今回はNHKで黒木華さんなので楽しみにしているところです。

あら、刑務所のリタヘイワース！

映画「ショーシャンクの空に」原作ですね。

この流れでは私の好きな翻訳物の出番がないなと思っていましたので嬉しいです。

私も甘ったるいのももう無理です。
坂木さんのは和菓子のアンで好きになってそれ以外もほぼ読みました。
でもBLっぽかったり、同性に憧れるみたいなのが強すぎてダメなのもありました。
坂木さんのだと、先生と僕、僕と先生、ホリデーシリーズが好きです。

ランチのアッコちゃんの柚木さんも、アッコちゃんシリーズだけが異色で痛快ですが、他のはどれも人物設定や背景がそっくりで彼女の作品にはあまり奥深さを感じません。

結局辿り着いたのは東野圭吾さん。
この人のは気になる伏線を絶対に綺麗に回収してくれるのですっきりします。
もやもやしながら読み進める、ということがなくていつもワクワクします。