40代後半におすすめの本を紹介してください。｜掲示板スレッド

定番すぎですが…
高校生のころに読んで、40代で読み直しました。
アンの成長、大人になってからのアン。自分に重なることもあり、今ならではの楽しみがありました。

「錦繍」と「氷点」、同じように感じていらっしゃる方が多くて嬉しいです。

若い頃は年間1000冊は読んでいた私ですが、本を読まない人に本を勧めるのは難しいなあと思います。
本を読まない人はこれから本を読んでみたいと思われているわけで、私の好みとまったく合わなかったらせっかく読書に興味をもたれたのにゴメンねと申し訳なくなるので。

そこで何かオススメは？と訊かれると、やはり女性であればこの2冊をお勧めしています。きっとたくさんの本は買われないかもしれないけど、この1冊なら何度読み返されても、万華鏡のように違う話みたいに楽しんでもらえるかなんと思うので。「錦鏽」は文章でこんなに美しさを感じさせられるんだとも思います。

何か人生に向き合いたい人には、遠藤周作の「沈黙」を勧めます。禅問答のような、自分との対峙させられる小説です。人生の目的や意義や自分の価値は、結局自問自答なんだなあと。人にとって宗教ってこういうもんなんだなあと考えさせられる小説です。映画にもなりましたが、小説で読む方をお勧めしたい。

いい歳して自分の情けなさがたまらなくなる時は、「ドナウの旅人」もいいですよ。

本の虫さんは本当にお詳しいですね。
色々もっと教えていただきたいくらいです。
コーヒー飲みながら。笑
私も大学時代、錦繍読んで
文章の美しさに感動しました。
活字がこうも人の心を打つものかと。
大学時代は実篤の文章にも惹かれ
「棘まで美し」や「若き日の思い出」
「愛と死」なんかも読みふけっていました。
夫に先ほど「宮本輝の錦繍知ってる？」としたら、「何それ。」と…。うーむ。

林真理子の新刊　「我らがパラダイス」をお勧めします。
親の介護、介護の格差という重いテーマを、ユーモアとエンターテイメント性たっぷりに描かれていて面白かったです。

私も何度も読み返しました、「錦繍」「氷点」！！
「赤毛のアン」シリーズも！！
このゴールデンウィークは大きな予定は入っていなかったのですが、
恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」を読みながら、とても充実して過ごせました。
他の方に本を勧めるのは、それが付き合いの長い友人であっても難しいものですが、
このスレに参加されている方達とならば、好みが重なる部分もありそう～と出てまいりました。

まずスレ主様にですが・・・
若い女性が主人公の本ではありますが、この2冊は旅心も刺激され40代女性も楽しめると思います。
・「手のひらの京」綿矢りさ・・・・京都に行きたくなります。
若い頃、谷崎潤一郎の「細雪」を読んで、細雪の四姉妹が辿ったお花見コースと
ほぼ同じ寺社を回りながら桜を楽しんだ経験がありましたが、また似たようなことを計画したくなる本です。
・「ツバキ文具店」小川糸・・・・鎌倉に行きたくなります。それから文房具好きな人にも、文通好きな方にもお勧めです。

もう少し大人の女性が主人公な本ですと
・「紫匂う」葉室麟
・「千日紅の恋人」帚木蓬生
・「森の中の海」宮本輝
女性の生涯を描いたものならば
・「地のはてから」乃南アサ
が、最近読んだ本では好きでした。

宮本輝の錦繍いいですよね。
流転の海も読み応えありますよ。お薦めです。

氷点！20代で読みました。
確かに、40代になって読んだときは、結婚と出産、子育てを経験したからこそ心に響くところがありました。

普段は東野圭吾や湊かなえなどの推理物しか読まないので、皆さんのオススメを見て参考にさせていただいております。

単に濫読なだけなんですけどね。
本好きの方が多くて嬉しいです。
スレ主さまに感謝！
本当にお茶を飲みながら本について語れたら楽しいでしょうね〜。

実篤、お好きですか？
「棘まで美し」「愛と死」あと「友情」かな？
男側から見た恋愛ってこんな感じなんだと思いながら読んだ記憶があります。漱石の「こころ」とかもそうでしたが。

教科書に出てくるあたりの作家では志賀直哉の文章が好きでした。日常生活の中で絵を切り取るような美しい描写にハマった時期があります。美しさで言うなら、やっぱり中原中也。高校生の頃はあの繊細さに夢中でした。

推理小説がお好きな方も多いですね。
推理小説なら貫井徳郎さんの「慟哭」、それから赤川次郎さんの「マリオネットの罠」が印象的でした。赤川次郎さんというと軽快で読みやすいティーン向けみたいな感じで受け止められていますが、「マリオネットの罠」は、本来の赤川次郎はこっちなんだなと思わせる小説でした。

先に出ていた坂木司さんなら、やはり引きこもり探偵の「青空の卵」「仔羊の巣」「動物園の鳥」シリーズ。坂木司さんは中学生くらいの人に勧めることが多いですね。

海外の翻訳ものなら「おばちゃま」シリーズ。ミセスポリファックスがスパイとして活躍するこのシリーズは、世界の文化やその国の抱える問題点なども知ることができてなかなか見識が深まります。作者のドロシーギルマンは児童文学の作家なので、原書も易しい英語で書かれています。英語好きの方は是非。

なんか、スレ主さまへのお勧めというよりは、勝手な自分のお勧めを書き散らしたみたいになっちゃいました。皆様のオススメ、楽しみにしています。