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投稿者: 中一の母 (ID:P.n3.zu07ww) 投稿日時:2006年 12月 19日 23:55
「渋幕・東邦・市川が、今年はすごく上がるって?」というスレッドに書き込んでいましたが、そのテーマから外れる内容のことを書きたいと思い、新たにスレッドを立てさせて頂きました。
ハンドル名は「千葉県人」でしたが、これも何だか変ですので、「中一の母」に変更させて頂きます。ご了承ください。
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千葉県民ですが さま
12/17の書き込みは、息子さんとお母様の気持ちが痛いほど伝わってきて、胸いっぱいになりながら読ませて頂きました。そのような経緯があってのご質問だったのですね。
以前、息子の中学校にPTAの用事で行った時、何人かのお母さん方から「昨年の今頃は、親子で涙、涙のバトルでした。」というような話を聞きました。
親も子も、受験という緊張感の中にあって、こういうできごとは決して特別なことではないのでしょう。
それと、小6といえば、早い子はそろそろ反抗期・思春期にさしかかる頃ではないかと思います。
「親の言いなりになるのは嫌」「自分は親とは別の人間」「親を越えたい」…といった思いが芽生えてくるでしょうし、より心の内面が豊かなお子さんだと、「自分って何?」といった、アイデンティティーの模索を始めるのかもしれません。
中学のスクールカウンセラーの先生も、「思春期の男の子を持つ母親のテーマは、”あきらめ”と”喪失体験”である」というお話をされたそうです。
自立は喜ぶべきこととはいえ、よりによって受験の時期に思春期がスタートしなくても…と親は思いますが、成長は待ったなしなのですね。
お子さんとのやり取りの件を読んで、お母様は本当に素晴らしい方だな、と思いました。息子さんも、その温かさや愛情が十分に伝わっていて、それでいて甘えることができないもどかしさの中にいるのだと思います。
それから、息子さんの言葉の中に、これからどういう結果になろうが、それを自分で受け止めていこうという覚悟がにじみ出ているように感じました。逞しいと思います。
…とは言っても、まだ小学生。やはり親としては、あまり悲しい思いはさせたくないものですよね。
もし私が同じ立場だったらどのようにして併願校を決めさせるか、考えました。
まず、母親の言うことは聞かないでしょうから、塾の先生から子どもに直接アドバイスしてもらうでしょう。
そのアドバイスは、ここも受けなさい、あそこも受けなさい、というものかもしれません。もしそうであれば、「受験が毎日だと疲れるから、行くつもりのない学校はスキップしてもいいよ」と声をかけて、決めさせるだろうと思います。
我が子の成績の特徴は、息子さんのそれと少し似ていたかもしれません。
「単発エンジン」と呼んでいたのですが、とにかく1教科だけが得意で、他の教科をカバーしていたのです。
6年生の初めくらいまでは、これでも何とか通用しました。ところが、その後はじりじりと皆が追い上げ、追い抜いていきました。
模試の判定が、回を重ねるごとに落ちていき、第一志望校が、単発エンジンで太刀打ちできるような学校ではないということを思い知らされました。
こんな中で、本人も辛かったのでしょう。一度だけ、夜も勉強させて欲しいと泣きましたが、父親は頑固おやじで、「中学入試なんかで無理するな。夜10時までに寝て、それで入れる学校に行けばいいんだ。」と譲りませんでした。これが、我が家のバトルだったかもしれません。
併願校の決め方についても、頑固おやじなりのポリシー(?)がありました。
・「ここなら行ってもいい」と思う学校だけを受けさせる。
・その中に、少なくとも1校は、確実に合格できそうな学校を入れる。あるいは、先に合格を頂いておく。
・2月1日は大切に使う。(記念受験なんかに使っちゃいけない。)
これに従って、私共は、1月受験の渋幕の合否により、2月受験する学校を決定することにしていました。
今回は、ややこしいので学校名を伏せずに書きます。
渋幕が合格の場合 → 2月1日:開成 3日:海城2
渋幕が不合格の場合 → 2月1日:海城1 2日以降:未定
ところで、ちょっと謝らなければなりません。
前回、「受けたのは(本人の)志望校だけでした」と偉そうに書いたのですが、考えてみれば、この志望校とて、塾からの情報により作られたものです。いわゆる偏差値のより高い学校です。
実のところ、塾に踊らされているようなもので、それぞれの学校の本当の良さなんて、わかってはいなかったでしょう。
我が子の通う学校をお褒め頂いて、たいへん嬉しく思っております。
息子は現在、もともと第一志望だったような顔をして、楽しく通っています。
「息子さんも是非いらっしゃい!」と申し上げたい気持ちと、第一志望校への夢を応援したい気持ちとがミックスで、心の中で小さく手招き(笑)といったところです。
それから、
>どこの学校かより、そこでどう過ごすかなんだから
と書いていらっしゃいますが、まったくその通りだと実感しています。
お子さんが選ばれた学校で(選ぶのは、学校ではなく、生徒の側です。)、有意義な学校生活を送られるように、応援しています。
大変長くなってしまいました。
今、一番お忙しい時期だと思いますので、コメントの心配はなさいませんように。
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【528558】 投稿者: 小6の母 (ID:Q6czaEhyK9U) 投稿日時:2006年 12月 27日 11:20
中一の母 さまへ:
父の話ですが、
故人ゆえ、また私の心の中では年々その存在が大きくなってしまい
かなり美化してしまっているところもあると思いますので、
どうぞ差し引いてお読みいただければと思います。
長男の中学受験時は娘の幼稚園受験と重なり
下の息子もまだ小さく、また夫も単身赴任中でした。
私は自分自身が、母校と最後の最後まで迷いに迷った学校を
娘を通して疑似体験したかった、のが本音かもしれません。
そんな状況の中で、かつての私と同様、父の出番となりました。
日頃の父は大変短気でワンマン、穏やかさとは程遠く…。
ただ一点、勉強に関してのみ、同じ人とは思えないほど
寛容さと信じられないほどの粘り強さを持っていました。
できないといって叱ったり嘆いたりしたところをみたことがありません。
わからないのなら、まだ伸びる芽があるじゃないか
と、実に嬉しそうでした。
父に、大丈夫だ、あの目をみてみろと言われると
そうなんだ、と思えたものでした。
数学は父の生業であり、実験は趣味でもありましたから
算数・理科の学習教材を作成するのも喜びだったと思います。
国語・社会は単なる寄せ集めでしたが。
時には二人で受験算数から離れた話が弾み
楽しかったよと申しておりました。
思春期に失速した私(苦笑)と異なり、
そのまま同じ道に進もうとしているところをみると
合っていたのでしょう。
今回中学受験の息子は
その兄と妹(そのまま高校までいける)に挟まれている格好です。
祖父からは一生学ぶことを大切にしなさいという言葉だけもらい、
実際側についているのは
勉強などさっぱり忘れてしまった優柔不断で悲観的な母親と
ダメなら公立に行けという、しかし結果は求める父親ですから、
愚痴をいわないだけマシなのかもしれません。
> いわゆる御三家を狙えるくらいの学力で、記述問題が得意であれば、海城は大丈夫
ではないでしょうか。
> 海城の入試問題は、算数はオーソドックス、記述問題の得意な人にはとても有利、
というのが息子の感想です。
もともと好印象を抱いていた海城は
記述問題が、やはり難しいけれど手応えがある。
ということで受験するつもりになっていました。
でも算数、難しいです。
今まで塾でも算数つわものクラスの中で何とかだましだましやってきました。
ですから、解答のみというのはごまかしがきかない、
ことに海城は受験者層の学力が高いので不安が大きいようです。
志望校変更云々の際も、塾から駒東・早稲田などの名前が全くでてこず、
麻布向きと言われたのは(もちろん難問ですが、タイプとして)
そのあたりではないのかな、と思います。
> 思春期を迎えた子どもに対して、私たち親は、もう引っ張ったり伴走したりすることはできなくて、後ろから見守り応援するしかないのかもしれません。
そうですね。いくら気を揉んでも、どうにもならないことってありますね。
前にお書きいただいた、あきらめと喪失感、その通りですね。
長男はタイミングよく過干渉を逃れられたということかもしれません。
だんだんと私の気持ちも落ち着いて(達観して?)
なるようにしかならないのだから
丸ごと受け止めようと思えてきました。
実際はどうなるかわかりませんが(苦笑)
私は学ぶ楽しさを教えてやれませんでした。
新しい場所で、自分なりの道を見つけて欲しいと願っています。
中一の母さま、ありがとうございました。
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【528934】 投稿者: 中一の母 (ID:A2Bt.2uCgyM) 投稿日時:2006年 12月 27日 22:48
小5母 さんへ:
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お知り合いにそういう方がいらっしゃるとのことで、踏ん切りがつかないというお気持ち、わかるような気がします。
私共が、渋幕不合格の場合は1日の開成を断念しようと考えたのは(以下、傍観者の推測ではありますが…)、”開成合格の可能性”と”各志望校の捉え方”が主なファクターだったように思います。
開成合格の可能性についての判断材料は、塾からの情報と、日頃の成績でした。
塾に、過去の塾生においてa校不合格でb校合格だった前例があったかということを尋ねたところ、回答は厳しいものだったようです。(但し、その回答の基になったのが、塾全体のデータか、その教室だけのデータか、はたまたその先生の記憶の範囲からだったのかは、わかりません。)
それでも、もし子どもの普段の成績が開成合格確実であれば、渋幕の時はたまたま調子が悪かったのだと考え、強気で開成を受けるかもしれません。しかし、息子の6年になってからの模試の判定は、合否五分五分といったところで、とても強気にはなれる状況ではありませんでした。
これらのことから判断して、我が子の場合、もし渋幕不合格で2月受験校を変更しなければ、1日の開成は記念受験になり、3日も落としてしまう可能性が低くないと考えました。
もう一つのファクターは、各志望校の捉え方でした。
受験校を「開成+押さえ校」と考えている場合は、1日の開成は必ず受け、押さえ校は適宜決めていくことになるでしょう。
私共は、息子が「ここなら喜んで行く」と思える開成、海城、渋幕を志望校とし、受験させることにしました。言い換えれば、この3校の中で確実に決めたいという思いがありました。
息子はやはり開成に憧れていましたが、海城、渋幕もOK。父親は、開成にはこだわらず海城なら御の字。私は、渋幕もいいなぁ…と考えていました。そういうわけで、「踏ん切りがつかない」ほどの思い入れは無かったのです。
むしろ、渋幕不合格でも2月の計画を変更しなかった場合、3校とも落とす恐れがあると考え、これは避けたいと思いました。
全落ちで公立校に行くこと自体は、決して悪いことだとは思いません。ただ、それまで塾につぎこんできたお金を考えると、元を取らなければ…という貧乏人根性が出てしまった次第です。
長くなってしまって、ごめんなさい。
小学5年生だと、来年から一段と忙しくなりますね。
でも、志望校を決められるまでにはまだまだ時間がありますので、いろいろな学校の行事にお出かけになってはいかがでしょうか。
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【529118】 投稿者: 小5母 (ID:YZzzH3/VcNU) 投稿日時:2006年 12月 28日 08:57
中一の母 さま
『開成合格の可能性』と『志望校の捉え方』のお話、
とても参考になりました。
また、他の方々のコメントを読んでいくうちに、
今なすべきことも見えてきたように思います。
まずは『開成合格の可能性』を上げること。
こんな単純なことを忘れ、あれこれ心配していました。
それから、渋幕合格の可能性を上げること。
渋幕に合格していれば、このような心配は無用になるわけですから。
学校はいろいろ見学・説明会・行事などに行ったのですが、
やはり開成がダントツに良かったのです(親も子も)。
子どもは、開成→・・・・・渋幕→巣鴨 の順に気に入っているようですが、
親は、開成→・・・・・巣鴨 を気に入っています。
また、渋幕不合格で開成をパスし、2/1に他校を受験した場合、
ずっと『開成を受けていたら、どうだっただろうか・・・』と
後悔していくのではないかと思っています。
それが、一番避けたい事態です。(もちろんそれ以上に全落ちは避けたいですが)
いずれにしても、まだ時間はある(?)ので、
本当に開成に行きたければ、
今までのような、「とりあえず、そこそこ」の勉強では
今後は太刀打ちできないであろう事を子どもとよく話したいと思います。
中一の母 さま
皆さま
ありがとうございました。
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【529540】 投稿者: 中一の母 (ID:nyU424gqAj6) 投稿日時:2006年 12月 28日 23:54
千葉県民ではありませんが さんへ:
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お答え下さって、ありがとうございました。
6年の秋〜冬になって成績が不調になると、やはり親にとっては脅威ですよね。
でも、スポーツでも一時的に振るわなくなることがありますから、スランプが入試より前にやってきて良かった、と思えばいいのかもしれません。
それから、息子さんの「とことん前向き」というのが気に入りました。
プラス思考というのでしょうか。こういったことが、結構、実力を発揮するのに重要なのかもしれませんね。
滑り込みで合格…というのは謙遜かもしれませんが、あの学校で真ん中あたりの成績は立派だと思います。きっと、息子さんは開成が合ってらっしゃるのでしょう。
千葉県民でないなんて、せこいこと(?!)おっしゃらずに、どうぞ後輩さん達に力水をつけてあげて下さい。
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【529543】 投稿者: 中一の母 (ID:nyU424gqAj6) 投稿日時:2006年 12月 28日 23:57
小6の母 さんへ:
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また、ちょっと脱線させて下さい。
お父様と、孫である息子さんたちとのお話を読ませて頂いて、スーザン・バーレイの「わすれられないおくりもの」という物語を思い出し、またまた胸が熱くなりました。(涙腺がゆるすぎる??)
きっと学者肌のお父様で、孫に伝えたり共に学んだりすることに大きな喜びを感じておられたのでしょうね。
こういうお話を伺うと、人には、遺伝子だけでない永遠に伝えていく何かがあるんだなぁ、と感じます。
上の息子さんにとってはもちろん、お祖父様から教わったこと、学んだ思い出が、忘れられない贈り物でしょう。また下の息子さんには、一生学ぶことを大切にしなさいという言葉が、大切な贈り物ですね。きっと娘さんにも…。
親は、我が子に対してはなかなか冷静でいられないところがありますが、一世代おいた関係というのは、親子とは違ったゆとりがあるように思います。
読みながら、ちょっと面白いと感じたのは、二人の息子さんの違いです。
私の読み違いかもしれませんが、お兄さんは論理的に、弟さんは概念的に物事を捉えるのが得意かな?という感じを受けました。
同じ親御さんから生まれて、頭脳明晰なところまで同じで、でも思考の特性は大きく違ったりするのかもしれない…兄弟が仲良く助け合いながら生きていけるようにという、自然の摂理かしら…と思いました。
子どもに、自分の叶えられなかった夢を託すこともありますね。
私自身、子どもに、ぜひ親を越えてほしいと願っていますが、よくよく考えると、その尺度が学歴であったり社会的地位であったりします。
そのうち反抗期に入ると、親のそういう思いを敏感に感じ取り、鬱陶しがって離れていくのかもしれません。
でも、過去にお子さんの激しい反抗期に悩んでいた方々から、聞いた言葉です。「子どもは離れていくが、信じて待っていれば、いずれ必ず帰ってくる。」
帰ってきた時、学歴や社会的地位などとは別のところで、親を越えているのかもしれない、と思いました。
受験する学校については、やはり学力だけではなく、試験問題との相性も重要なのでしょうね。
開成にしても麻布にしても、かなりの難関ですから、今、お母様としては胃が痛くなるような思いかもしれません。
成功を心からお祈りしています。
でも、どうぞ万一の結果は恐れないで下さいね。 我が子の学校は、生徒の約半分がどこかの残念組ですが、皆そんなこと忘れちゃったような顔で、楽しく通っていますよ。子どもは逞しいです。
私は、いつも楽しみで書き込んでいるだけなので、読んで頂くだけで満足です。
返事の心配はなさいませんように。
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【616709】 投稿者: 小6の母 (ID:a9y6dhhN8uo) 投稿日時:2007年 04月 16日 02:12
中一の母 さまへ:
ご無沙汰しております。
まだご覧でしょうか。
気持ちの整理がつかず、
また、私の書き込みで不快な思いをされる方も
多分いらっしゃると思うと
今まで書き込みできませんでした。
でも、だいぶ落ち着き
親身になってくださった中一の母さまに
どうしてもご報告とお礼を申し上げたかったので
書かせていただくことにしました。
息子は麻布に入学しました。
千葉は合格、海城は不合格で補欠にも入れませんでした。
息子が麻布を受けると私に言ったのは、年が変わってからです。
塾では開成コースのまま自宅用に麻布プリントをいただき、
過去問を慌てて10年解いた、と事後報告でした。
塾の先生から、今から変えるのはリスキーだし
それでも変えるなら自分で親を納得させてこいよと言われたとか。
塾の仲良しだった友人にだけ
麻布にする、と告げたそうです。
麻布を…と息子に話したのは私でしたのに
実際、麻布受験となると絶句してしまいました。
今までずいぶん物分りのいい母親のようなことを書いていたと
恥ずかしくなります。
父が生きていたらどう考えたかな?
中一の母さまだったら、どうされたかな?
何度も何度も中一の母さまの書き込みを読みかえしました。
子供の年齢を考えると、多分私の方が年上なのに
でもすがりたい気持ちでした。
1月から2月までは何が何だかわからないほど
夢の中にいるような気持ちで、ふわふわとしているうちに過ぎ
あっという間でした。
1月中は元気だった息子ですが
2/1試験終了後、出てくるなり
「消耗した。もうなにもできない。これでおしまいにしたい。」
と、ぐったりしていました。
2/2はキャンセルして休養し、翌日の海城にまいりましたが、
結局ダメでしたね。
合格はどこも本当に嬉しかったです。
番号はうれし涙でにじんでいました。
でも、入学手続きをしてからが苦しい日々の始まりでした。
開成に行かれた友人のことや
渋幕も合格していたのに、とか
海城に届かなかったのだから、などとぐずぐず考え
日々、じわじわと痛みが重くなっていくような…
本当にありがたい結果なのに、不満なんてないのに
玉砕しても行ってきなさい!とドンと背中を押してやれなかったから
私の優柔不断さや頼りなさを恨んでないだろうかなどと
叫びだしたいような衝動にかられる日々でした。
上の息子が私に言いました。
「あいつは麻布の方が合ってるとずっと思っていた。
もういい加減にしろよ。僕の心配もしてくれないの?」
今、息子は喜んで通学しています。
2倍近く時間がかかりますが、学校の話を嬉しそうにしてくれます。
「やっぱり高校受験させたい?」と聞かれました。
「そんなもったいないこと、させるわけないでしょ!
もう塾代は払えません。国立高校受けるならいいけどね」
と答えましたら、ニコニコ笑っていました。
これからの6年も、あっという間に過ぎてしまうのだろうなと思います。
好きなものを見つけ、打ち込めるといいナと思っています。
何より自分らしくいられるようであって欲しいと願っています。
といいつつ、実際は大学どうするの!などとキーキー言ってそうですが。
ご子息さまも頑張ってくださいね。
本当にありがとうございました。
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【618147】 投稿者: もと中一の母 (ID:9hv7CwTXAFM) 投稿日時:2007年 04月 18日 00:51
もと 小6の母さま
お心のこもったメッセージ、ありがとうございました。
ご子息は麻布に進学されたのですね。
おめでとうございます!
時々どうなさったかしら、と思い出しては、お子さんのご健闘を念じておりました。
朗報をうかがい、胸が熱くなっております。
今年は、受験者数が大変増えて、どの学校も狭き門となってしまいました。
例年なら合格できる力をもったお子さん達が、今年はずいぶん残念な思いをされたことと思います。
その中にあって、よく合格されました。立派ですね。
麻布の試験を受けた時に手応えがあって、あとは無理をされなかったのでしょう。
以前、ある方から聞いた言葉が心に残っています。
「受験は学校が子どもを選んでいるように見えて、実は子どもが学校を選んでいるもの」。
本当にそうだと実感しています。公立学校という選択も含めて。
お子さんは、自分で麻布を選ばれたのですね。
おそらく、もともとお子さん本人が麻布にも魅力を感じてらしたのではないでしょうか。
ただ、親が「山」と言えば「川」という年頃ですから、素直にうんと言えず、あのようなややこしい(?)意思表示になったのでは…と思います。
母親から勧められたからではなく、自分の意思で学校を決めた。息子さんにとっては、このことが重要だったのでしょう。頼もしいですね。
お兄さんも、麻布が合っていると思ってらしたとのこと。
兄弟って、けっこう見抜いているものですね。
入学手続をしてからの苦しい思い、開成に行かれた友人のことなどを考えると辛いというお気持ち、立場は違いますが、よくわかります。
私が一番辛かったのは、塾にお礼に行った時でした。
ドアを開けて、誇らしげに立っている日本酒を見た時、羨ましくて羨ましくて…。
その時の動揺が忘れられず、しばらくは一升瓶を見ると動悸がするほどでした。(今は喜んで飲みます。)
その頃、開成に合格したお子さんや親御さんに、平静な心で会う自信はありませんでした。
お母様の場合は、お子さんが自ら麻布に行きたいと願い、みごと合格して、喜んで通っていらっしゃる。
これ以上、何を望むのですか? 何も悩むことはないでしょう…と、傍からは贅沢な悩みに見えるかもしれません。
でも、人の心って、そう簡単なことではないのですね。
ぴんと張りつめていた糸が急に緩んだ時、本来は楽になって、晴れ晴れとした気分になっていいはずなのに、何だか喪失感のような脱力感のようなものに襲われたりしますよね。
「これでよかったのかしら」と、わざわざ不安の材料を探したりして。
人の心は、不思議ですね。
浮かれすぎて怪我をしないようにという、神様の配慮かしら?と思ったりします。
息子は元気で頑張っていますよ。
今年の1月末には、同じ残念組の友達と誘い合わせて、塾の後輩の壮行会に(呼ばれてもいないのに)押しかけたんだそうです。
そこで、開成に進学した塾友たちと久しぶりに会えて、嬉しかったと。
それを聞いた時の私の表情から何かを感じとったのでしょうか、少しして「今は、落ちてよかったと思ってるよ。僕は海城が一番合ってるから。」と付け足しました。
中学生男子がこういうことを言うと少々くさいのですが、彼なりに、自分はもうすっかり大丈夫だと伝えたかったのだろうと思います。
一年前、私は何を望んでいたのでしょうか。
学校の名前? 周りからの賞賛?
子どもが、自分の学校が合っていると感じて、喜んで通っている。それ以外に、何を求める必要があっただろうか、と今は思います。
学校に、上も下も無いです。子どもが喜んで通えば、そこがその子にとって一番の学校だと思います。
夫主導で進めた中学受験だったにも関わらず、夫は「たかが中学受験」と言い切ります。
そう。たかが中学受験なのに、何でこんなに心を揺さぶられてしまったんでしょうか?
母親がノスタルジーに浸っているうちに、子どもはどんどん大きくなり、きっと6年間はあっという間です。
そして、最終学年になると、「やっぱり『たかが中学受験』だった!」と実感するのかもしれませんね。
ご子息のこれからの6年間が、楽しく実り多いものになりますように。
心からお祈りしております。
ちょっと遅くなりましたが、ご入学おめでとうございます!