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【5689670】大学駅伝に思う

投稿者: 市場原理主義者   (ID:LIi5dbIHntc) 投稿日時:2020年 01月 03日 14:37

今年の大学駅伝は、青山学院の勝利で終わった。
今年も沿道は多くのファンで埋め尽くされていた。
なぜ日本人はこんなに大学駅伝に熱狂するのだろう?
駅伝は過酷な競争だが、単純なルールに縛られた世界での、速さと時間と距離を競う競技でしかない。
そこに、襷の引き継ぎという物語が加わり、伝統の継承というテーマが与えられて、ロマンが生じるという仕組みになっている。
これは、いわゆる市場競争とは少し毛色の異なる競争だ。
市場競争は、なによりも、希少性を競う競争だからだ。
人々の需要があり、みんなが欲しいと思っているにも関わらず希少なものをいかに創造していくかがポイントになる。単純な速さと時間と距離を競う競争ではない。
駅伝は、コスモス(秩序)の中での静的な競争だが、市場競争は、カオス(無秩序)の中での動的な競争だ。もちろんカオスの中にもルールはあるが、最低限のルールを順守すれば、あとは何をやってもいいという競争だ。
そう考えると、むしろ市場競争に近いのは、むしろラグビーだ。
ゲームはカオスだと言ったTeam Japanのキャプテンの言葉に表されているように、一寸先もわからない状況での、瞬間瞬間の判断が勝利の決め手になる。そしてなによりもチームのメンバーが戦略や戦術のイメージを共有しており、他のプレーヤーの瞬間瞬間の判断の意味を理解して創造的に行動できなければならない。
コスモス(秩序)の中での静的な競争に熱狂するのは日本人だけではないだろうか?
世界はむしろ、カオス(無秩序)の中での動的な競争を高く評価する。
そう考えると、駅伝はドメスティックなスポーツでしかない。

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  1. 【6148580】 投稿者: 紅白に次ぐ視聴率  (ID:xZ7PfDRbUfw) 投稿日時:2021年 01月 06日 21:34

    紅白に次ぐ国民的人気イベント。
    この構図は、100年続いているので、
    簡単には変わらない。

    我こそは、と思うアスリートは、箱根駅伝で走ることを目指す。

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