国公立大学の授業料無償化｜掲示板スレッド

なるほど
つまり先進国でこの条約を守らないで良いという状況になっているのは日本とアメリカの2カ国と言う訳ですね
とてもよく腑に落ちました

それにしてもアメリカは実にしたたかですね
沢山払っているふりして国連への未納金は多かったり条約を締結しているふりして実は大元で批准してなかったり
俺様ルールを実にずる賢く貫くところは頭の冴えてるジャイアンという感じで感心しました

＞つまり先進国でこの条約を守らないで良いという状況になっているのは
＞日本とアメリカの2カ国と言う訳ですね

アメリカはもともと社会権規約を締結していないわけですから、「守らないで良いという状況」といえますが、
日本はまったく違いますね。

日本は1979年に社会権規約を締結しながら、ずっと第13条（高等教育の無償化）を留保しており、
現に、社会権規約委員会から留保撤回の勧告を受けるという厳しい状況となっています。

世界中の人たちの視線、を想像してみるとどうでしょう・・

　あの社会権規約を締結していないアメリカでさえ、
　公立高校無償化、大学生の半数以上に返済不要な奨学金制度をが利用出来る状況にしているというのに、
　社会権規約を締結している日本で、大学授業料は国公立、私立大学とも高額、とやる気無し。

　それ以前に、なんで私立大学が、国家から経常費について公金助成の直接給付を受けてるの？
　それってホントに私立大学？、アメリカの私立大学と一緒にするのはヘンでしょう。
　
　・・・と、日本の状況に関して、世界中の人たちがとても理解に苦しんでると思いますよ。

　社会権規約委員会への日本の報告では、「日本は私立大学が多いから」と言い訳していますが、
　世界的な常識感からみれば、「それって、私立大学なのか？」という疑問もあるだろうし、
　じゃあ、1979年から32年間で、日本は是正する努力をなにかしたのか？・・というと、
　むしろ、国立大学授業料を私立大学に合わせて引き上げるといった、世界の動きと「真逆のこと」をしてるわけですね。

全然筋が通っておらず、日本がいい加減な国に見えると思いますよ。


　

日本も条約を破棄してアメリカと同じ立場になるのは一つの解決策でしょうね
最初から参加してない方が勧告を受けずに済みそうです

＞日本も条約を破棄してアメリカと同じ立場になるのは一つの解決策でしょうね
＞最初から参加してない方が勧告を受けずに済みそうです

社会権規約は、何も学費無償化（第13条（b）項（C）項）だけをやってるわけではなくて、
労働・社会保障・生活・教育などの経済的・社会的・文化的権利（社会権）を保障しているですね。
日本は学費無償化の達成が苦しいから、社会権の保障を放棄するのでしょうか・・あり得ないですね。

アメリカにはアメリカなりの法理があって、自由権規約の解釈のなかで社会権規約の内容も
カバー出来ると考えているから社会権規約を締結していないだけで、そういった国家の考え方のなかで、
アメリカの私立大学は存在しています。

＞アメリカと同じ立場になる

・・でしたら、日本の私立大学が、国家から直接給付の経常費公金助成を受けるのは
おかしいですよね。

＞国家にたよるという発想は無いですね。
＞そういうのを、本当の私学というのでしょう。
たまたま最近、卑近で同趣旨の見解を聞きました。
かつて、私学の学生は「おれたちは、自分の金で自由に学問する。官立大学の学生は、公金で勉強してるのだから国家に奉仕せよ。」
と斜に構えていたとか。

ところで、邦人留学生の海外大学出の学費について、ですが。
少なくとも、カリホルニアとロンドンでは、外国人は、現地人の2から3倍の学費を要するようです。

＞私学の学生は「おれたちは、自分の金で自由に学問する。官立大学の学生は、
＞公金で勉強してるのだから国家に奉仕せよ。」と斜に構えていたとか。

文脈からすると、日本の私立大学生でしょうか？

ハーバード大学のサンデル教授の「正義」、Justiceの講義って、とてもエキサイティングですね。
国家から助成を受けていないハーバード大学で教えている内容って、公共心に満ち溢れています。

公金で勉強しているから国家に奉仕せよ・・発想が貧困ですね。

>国家から助成を受けていないハーバード大学で教えている内容って、公共心に満ち溢れています。

いや、さすがにそれは無理やり過ぎるでしょｗ