ナゼニ？｜掲示板スレッド

御三家というのは「開成」「麻布」「武蔵」でいいんですか？

２度しなくても必要な生徒数が獲得できるからなんでしょう。この３校は平均的に倍率は３～４倍ですし、出願者数も毎年ほぼ一定ですから、２度用意しても無駄なだけかと。

逆に生徒数の多い学校や、一度では獲得ができない学校、良い落伍者を狙っている学校は「２次試験」をしますよね。最近は受験者数が多くなってきて、その分落ちる数も増えますから、「２次」をすることで上のレベルの学校を狙って落ちた子を拾って実績を上げまいと考えているようです。御三家はその点、「実績」の学校ではなく典型的な教育の３パターンの頂点に立つ学校としての存在なので、その頂点にあった生徒を欲しているのです。わざわざ１日に御三家を受けようとする子供こそがその頂点に通うべき子供と考えているのです。２次をしてもかえって学校の求める生徒は入ってこないんです。

なぜに二回三回と試験日があるのかを不思議に思うべきです。

１日しかないと書かれていますが、２月１日しかないとも読めますよね。
御三家だからと、３校が同日に試験するのはなぜ？
との質問であればいかがでしょうか。

誤算…さま
日にちを変えたほうが、学校の求める子供が広く受験してくれると考えるのが
普通ではありませんか？
なぜ、一緒にするのかしら？

簡単なことだと思います。

違う日にする
↓
同レベルの子たちが「御三家制覇(どこかひとつにだけでも受かりたいorどれも受かりたい)」を目指して大量に受けるようになる
↓
単純に3倍弱の試験問題の用紙・人数収容スペース・試験監督・採点者・駐車場などがいる。

さらに、
受験者の倍率もあがる
↓
下位層(今の試験では受かったかもしれない人たち)が受験をあきらめたり、上位層(3つとも受かる人たち)がどの学校を最終的に選ぶか解らなくなるため、各学校が合格者数を調節できない

また、
「とりあえず受かればいい」受験が増え、各学校の特色・学校ならではの独自性を理解しない入学者ばかりになる
↓
学校運営・学校の伝統に歪みをもたらす


以上どれを見ても学校にとって特にはなりにくい。だからこそ、御三家のうちどこにするかを、受験前に各家庭で選択してくれということではないでしょうか。

スレ主さんはお客さん（＝授業料を払って教育というサービスを買う立場）の視点から質問されたのかな、と。一方、サービスの供給者の立場からすれば、答えさんが記されているような話になるのかなと思います。

これはどちらが正しいではなくて、どちらの立場が強いかということでしょう。

御三家くらいになれば放っておいても志願者がいくらでも来るわけで、強気に出るのももっともです。それほど人気の無い学校だと、お客様第一主義の発想に立たないと経営が成り立たないということかと。

つまりは、私たち保護者としては、自分の立場だけからものを視るだけでなく、学校側の考え方も理解した上で判断したほうが自分にとっての意思決定の質が高まるということかと考えます。経済学で言うゲーム理論の発想みたいなもので。

答えさんと思うにさんの回答は、とても解りやすくてよいと思いました。