最終更新:

114
Comment

【1605882】高校で日比谷や国立に受かるなら

投稿者: こもれび   (ID:wg6b9W..3cw) 投稿日時:2010年 02月 06日 22:31

質問がここでないなら申し訳ありません。

かりに高校で日比谷や国立に確実に受かる子が中学受験した場合、受かる中学はどこでしょうか?

返信する

管理者通知をする

マイブックマーク

「中学受験情報に戻る」

現在のページ: 15 / 15

  1. 【1618385】 投稿者: 花粉症  (ID:xTlqfEH1sfE) 投稿日時:2010年 02月 15日 06:48

    質問の主旨さま、
    わたくしも「お題」に意見を記させていただきます。
    本日時間なく、書き飛ばして乱文になりましたことをお詫びいたします。


    早稲田・慶応を目標にした場合、公立コース・私立コースとも目標を達せると思います。一方、難関国立ターゲットの場合は、ともにチャレンジになると思います。このケースは機会があればさらに詳細に検討したいと思いますが、駿台・代セミ・河合塾にお金をつぎ込んでも、公立コースが有利になるとは限らないと考えます。


    いかに理由を少し述べます。難関大学の入試のいくつかの特徴をまずまとめると、

    <難関国立大入試の諸特徴>
    (1)問われる内容:暗記より思考力重視
    知識や暗記をがんばったというよりもよりも考える力を問うことが多い問題になっている。


    (2)読解力・表現力重視
    私立コースでは中学3年間のカリキュラムで、読解力・限られた字数での表現力を養うためにレポートが課せられ、指導に手間のかかる卒業論文なども、中学から課せられる。


    (3)リスニング重視
    私立コースはNativeの先生で中学段階から、リスニングが時間をかける機会がある。


    (4)多読重視
    30年前の入試とは違い難関国立で英語で多読が要求される。(例:東大)(3)と英語の時間数が自由に取れる私立コースでは中学と高校の文法の基礎を固めた後に、学校内である程度の多読対応ができる。


    (*)公立コースでは3-4時間/週しか英語授業時間を設定してはいない。ゆとり教育見直しで、仮に公立中学の英語の授業時間数が増えれば、主として、ボリューム層(平均とそれより下)に標準を合わせていくため、ハイレベルの方々(上位1-2%)には不利。私立コースは、中学時代が6-7/時間/週で演習問題書の宿題を定期試験前に課すことが多いです。課題をこなしついていくことに注力することによって入試対策の基礎もできる。構内講習で多読を低廉な金額でカバーする私立コースもある。(ex.海城中他あり)(なお、完全対応には鉄緑、平岡、SEGなどが必要かも知れないが)


    (5)理系でも文系でも国語力・基本的教養が重要
    例えば東大の英語は、英語の形をした「国語」の部分がある。良書の読書量が多い生徒には
    受験がないので、時間の割振りでかなり有利になる。私立コースは中学時代(特に中3)でかなりの読書ができるはず。


    (6)科目数が多く、特に理科社会に準備時間を要する
    <文系>
     特に東大の前期試験の場合は、120/(440+110)の配点がある社会2科目は最近では特に鍵です。世界史or日本史の入試で問われる内容は高度だが、東大の入試を判っている私立教諭であれば、中学時代からその部分をカリキュラムに配置している。特に東西交流史や都市の成立・経済交流などの頻出分野も授業で関心を喚起し理解を深めておけるがこれが受験に有利になる。また近現代史を出す国立も多いが、間に合わない公立コースは多いので、通り一遍の理解の場合が見られる。また、高度な内容を字数制限内で短時間に書くには、相当のレポート経験、読書が必要で、これは難関国立文系のケースは、国語と社会共通の能力。(東大の英語は前述の通り国語の要素あり、国語/英語/世界史・日本史とも相通じるものがある)


    <理系>
     公立コースの場合、理系に課せられる物理IIは、高2でやることになり、微積分を高2で行ってから物理IIを対処するのは大変で、数IIIもその後控えている。ここに対処すると化学IIの演習量や生物IIの暗記に対処する時間が足りなくなる。


    以上の、難関国立大学(1)~(6)の例などを前提に比較を考えれば、2点の考察が、まずできます。

    <中学段階での差が大きいため、差を埋めにくい>
    私見では、公立コースで駿台、代ゼミで高校段階でお金を使っても、それは中学段階で知らず知らず対策している私立コースよりも受験向けの対策が成功する率が悪く、お金が無駄になる可能性が結構あると思います。(最近の状況は少し違う可能性もありますが、)現役生の上記予備校の利用価値は時間のある浪人生と比べ一般に低くなります。許される時間がないためです。(**)


    <現役合格可能性を期待値と見れば、高額費用もある程度将来本人が回収する>(*)
    期待される目標の達成は今の場合、私立難関、国立難関が目標の場合でも、本人が同一レベルの前提では概ね同じでしょうが、私立コースの場合は、現役合格の確立が50%があるでしょう。浪人すると定年間際で1000-2000万円収入が変わりますが、これを仮に1500万円としてNPVを計算すると(→ つまり今現在のお金では、いくらになるかを計算する作業です)企業で使う割引率とは違い、個人では率も違うので、1%で考えれば1000万円程度、2%なら670%程度。これに50%の確率を前提に期待値を算定すれば、330-500万円程度は、本人が将来恩恵にこうむれると思います。(親は回収できませんが)これは、子に「金をのこさず教育を残す」ことを良しとする発想の私立仮定にはプラスとなる検討でしょう。


    加えて、
    <番外/大学入学後のベネフィットは私立コースがある>
     同じレベルの友人に多く恵まれたりすることは志を高く持つことに一般につながるので、挑戦する意欲の違いになるでしょう。ライバルとなる友人は難関大学に挑むケースほど重要です。
     先輩などとの交流が公立コースではどうしても希薄です。、(県立はこの点、まず大丈夫でしょうが、都立高校ではネットワークが無力化あるいは崩壊に近い状況のため活用が困難)入学後の就職などは高校のネットワークなども総動員/駆使するのは、今や常識ですが、違いが出ます。


    (**)
    なお、公立で自学自習ができてどんどん勉強できてしまう層、あるいは天賦の才がある(地頭がとても良い)生徒は、この仮定では例外に属すると思います。
     

    >最近の進学実績において私立>都立というご意見は理解できましたが、(優秀な子が私立中にいく傾向があるとか、私立の方が圧倒的に学費をかけてもらっているという事情があるようですので)もし仮にフェアな条件で公立コースと私立コースを比較したらどうなるのでしょうか?
    つまり、「全く同じ優秀さ」の2人の子がいて、親の方針で、片方は公立中をへて日比谷に、他方は日比谷と同等の私立中(芝?城北?)に入ったとして、(ここからが重要)当然「学費もフェア」にすべきなので、中学受験の塾代約200万円と私立中高の学費約600万円の合計から、日比谷受験にかかる塾代200万円(必要?)を差し引いた600万円を、日比谷の子の大学受験費用として駿台、河合、代ゼミ等に全額投入した場合、どちらの方がよい結果を出せそうか?(勿論、学費も平等にする前提なので、私立の方は、塾代は無しです。)
    私立中高と大手予備校のコストパフォーマンスを比較する意味でも、是非知りたいです。

  2. 【1618391】 投稿者: 花粉症 (訂正版)  (ID:xTlqfEH1sfE) 投稿日時:2010年 02月 15日 07:01

    質問の主旨さま、
    わたくしも「お題」に意見を記させていただきます。
    本日時間なく、書き飛ばして乱文になりましたことをお詫びいたします。


    早稲田・慶応を目標にした場合、公立コース・私立コースとも目標を達せると思います。一方、難関国立ターゲットの場合は、ともにチャレンジになると思います。このケースは機会があればさらに詳細に検討したいと思いますが、駿台・代セミ・河合塾にお金をつぎ込んでも、公立コースが有利になるとは限らないと考えます。


    以下に理由を少し述べます。難関大学の入試のいくつかの特徴をまずまとめると、

    <難関国立大入試の諸特徴>
    (1)問われる内容:暗記より思考力重視
    知識や暗記より考える力を問う問題が多い。


    (2)読解力・表現力重視
    私立コースは中学3年間のカリキュラムで、読解力・限られた字数での表現力を養うためにレポートが課せられ、指導に手間のかかる卒業論文なども、中学時代から課せられる。


    (3)リスニング重視
    私立コースはNativeの先生により中学段階から指導を受けてリスニングが時間をかける機会が提供される。


    (4)多読重視
    30年前の入試とは違い難関国立で英語で多読が要求される。(例:東大)(3)と英語の時間数が自由に取れる私立コースでは中学と高校の文法の基礎を固めた後に、学校内である程度の多読対応ができる。


    (*)公立コースでは3-4時間/週しか英語授業時間を設定してはいない。ゆとり教育見直しで、仮に公立中学の英語の授業時間数が増えれば、主として、ボリューム層(平均とそれより下)に標準を合わせていくため、ハイレベルの方々(上位1-2%)には不利。私立コースは、中学時代が6-7/時間/週で演習問題書の宿題を定期試験前に課すことが多いです。課題をこなしついていくことに注力することによって入試対策の基礎もできる。構内講習で多読を低廉な金額でカバーする私立コースもある。(ex.海城中他の例あり)(なお、完全対応には鉄緑、平岡、SEGなどが必要かも知れない)


    (5)理系でも文系でも国語力・基本的教養が重要
    例えば東大の英語は、英語の形をした「国語」の部分・要素がある。良書の読書量が多い生徒には有利。 私立コースは受験がないので、時間の割振りでかなり有利になる。私立コースでは中学時代(特に中3)の段階でかなりの読書ができるはず。


    (6)科目数が多く、特に理科社会に準備時間を要する
    <文系>
     特に東大の前期試験の場合は、120/(440+110)の配点がある社会2科目は、最近では鍵のひとつです。世界史or日本史の入試で問われる内容は高度だが、東大入試問題を判っている私立教諭であれば、中学時代からその部分をカリキュラムに上手に配置する。特に東西交流史や都市の成立・経済交流などの頻出分野も授業で関心を喚起し理解を深めておけるが、これが受験に有利になる。また近現代史を出す難関国立大学も多いが、近現代史最後までのの授業が間に合わない公立コースもあるので、通り一遍の理解の準備場合が見られる。また、高度な内容を字数制限内で短時間に書くには、相当のレポート経験、読書が必要です。これは難関国立文系のケースは、国語と社会共通の能力です。(東大の英語は前述の通り国語の要素あり、国語/英語/世界史・日本史とも相通じるものがある) この対策は、予備校で高校時代になかなか補えないです。中学時代に授業で対策する私立コースが有利です。


    <理系>
     公立コースの場合、例えば理系の二次試験で課せられる物理IIは、高2でやることになり、微積分を高2で行ってから物理IIを対処するのは大変で、数IIIもその後控えている。ここに対処すると、時間のかかる化学IIの演習量や生物IIの暗記に対処する時間が足りなくなる傾向になる。


    以上の、難関国立大学(1)~(6)の例などを前提に比較を考えれば、2点の考察が、まずできます。


    <中学段階での差が大きいため、差を埋めにくい>
     私の考えでは、公立コースで駿台、代ゼミで高校段階でお金を使っても、それは中学段階で知らず知らず対策している私立コースよりも受験向けの対策が成功する率が悪く、お金が無駄になる可能性が結構あると思います。(最近の状況は少し違う可能性もありますが、)現役生の上記予備校の利用価値は、時間のある浪人生が利用する場合と比べ一般に低くなります。許される時間がないためです。(**)通学時間のバランスにもよりますが、通信教育でやれるケースもあります。


    <現役合格可能性を期待値と見れば、高額費用もある程度将来本人が回収する>(*)
    期待される目標の達成は今の場合、私立難関、国立難関が目標の場合でも、本人が同一レベルの前提では概ね同じでしょうが、私立コースの場合は、現役合格の確立が50%があるでしょう。浪人すると定年間際で1000-2000万円収入が変わりますが、これを仮に1500万円としてNPVを計算すると(→ つまり今現在のお金では、いくらになるかを計算する作業です)企業で使う割引率とは違い、個人では率も違うので、1%で考えれば1000万円程度、2%なら670%程度。これに50%の確率を前提に期待値を算定すれば、330-500万円程度は、本人が将来、恩恵を受けると思います。(親は回収できませんが)これは、子に「金をのこさず教育を残す」ことを良しとする発想の私立仮定にはプラスとなる検討でしょう。


    加えて、
    <プラスアルファ/大学入学後のベネフィットは私立コースがある>
     同じレベルの友人に多く恵まれたりすることは、親友を持ち、志を高く持つことに一般につながるので、挑戦する意欲の違いになるでしょう。ライバルとなる友人は難関大学に挑むケースほど重要です。


     また、先輩などとの交流が公立コースではどうしても希薄です。、(県立はこの点、まず大丈夫で違うでしょうが、都立高校ではネットワークが無力化あるいは崩壊に近い状況のため活用が困難)入学後の就職などは高校のネットワークなども総動員/駆使するのは、今や常識ですが、違いが出ます。 東大・東工大の理系でも、ネットワークは大事なものです。


    (**)
    なお、公立で自学自習ができてどんどん勉強できてしまう層、あるいは天賦の才がある(地頭がとても良い)生徒は、この仮定では例外に属すると思います。
     

    >最近の進学実績において私立>都立というご意見は理解できましたが、(優秀な子が私立中にいく傾向があるとか、私立の方が圧倒的に学費をかけてもらっているという事情があるようですので)もし仮にフェアな条件で公立コースと私立コースを比較したらどうなるのでしょうか?
    つまり、「全く同じ優秀さ」の2人の子がいて、親の方針で、片方は公立中をへて日比谷に、他方は日比谷と同等の私立中(芝?城北?)に入ったとして、(ここからが重要)当然「学費もフェア」にすべきなので、中学受験の塾代約200万円と私立中高の学費約600万円の合計から、日比谷受験にかかる塾代200万円(必要?)を差し引いた600万円を、日比谷の子の大学受験費用として駿台、河合、代ゼミ等に全額投入した場合、どちらの方がよい結果を出せそうか?(勿論、学費も平等にする前提なので、私立の方は、塾代は無しです。)
    私立中高と大手予備校のコストパフォーマンスを比較する意味でも、是非知りたいです。

  3. 【1618961】 投稿者: ひま  (ID:/9crSdSGytc) 投稿日時:2010年 02月 15日 15:01

    すごい量。ひま。

「中学受験情報に戻る」

現在のページ: 15 / 15

あわせてチェックしたい関連掲示板

学校を探す

条件を絞り込んで探す

種別

学校名で探す