老衰死｜掲示板スレッド

「肩で息をするようになったらいよいよ終わり」
祖父母が生きてきた時代や、父母が幼少だった頃は、
医者に往診をしてもらい、自宅で長老の老衰を皆で看取るのが普通だったと、
その時の様子を、子供の頃に話して聞かせてくれました。

顎が上がって肩で荒い呼吸をするのが自然死の最期の姿なんだそうです。
（もちろん個人差はあるようですが）
そして、さいごにひとつ大きく息を吸っておしまい。
文字通り、息を引き取る、のだとか。

祖母の最期には間に合いませんでしたが、父の最期は立ち合いました。
やはり、ぜいぜいと呼吸が荒くなり苦しそうでしたが、看護師さんが「もう本人は苦しくないんですよ」と話していました。

モニターの警告音も最後は切って、ただ父が死んでいくのを見ていました。

自分自身は、ある程度の年齢になったら、人間ドックもやめて、あるがままにするのがいいのかな、なんて思う事もありますが、いざとなったら、孫の顔が見たい、生まれたら、この子が大きくなるまでは…と思ったり、病気になると手術や治療法を求めてドクターショッピングしたり、生に執着してしまうのかな。

最期は大きく息を吐くのではないですか？
身体の中から余計なものを全部出すとの認識をしてます。
肩で息をしているのは吸いたくて苦しんでいるというより、どんどん息を吐いているのかもしれません。
亡くなる一週間前から食べ物や水分がいらなくなるように、亡くなる前は酸素がいらないのかも。

それから老衰死する姿を醜態だと思われた方もいらっしゃいましたが、
実際目の前で見ると綺麗なものですよ。

えっ？さんのおっしゃるとおりでした。

私が小４のとき、祖父が８３歳で老衰でなくなりました。
自宅で、やはり、かかりつけ医に往診していただき、「今夜がやまです」と言われ、
そのまま最期は息苦しそうでしたが、すぐに息を引き取りました。
家族に見守られましたが、祖父は自宅で寝たきりだったので、それまで私の母の介護は壮絶でしたよ。
大人用紙おむつもない時代でしたから。
心身ともに疲れたでしょう。

私はスカートも買ってもらえないほど貧乏になりました・・・。というか気にかけて
もらえなくなったんでしょうね。

私の母は、今年の5月に誤嚥性肺炎になり、入院しました。入院前に撮った肺のレントゲンでは肺炎がかなり進行していたために、いつ急変するかもしれないので、そうなったときに延命処置をするのかどうか、決めておいて欲しいと主治医に言われました。その時点では母は高熱で意識が朦朧としており、私と父で決断をしなければならなくなりました。母は、若いときから父に「私は長生きがしたい。」と言っていたそうで、そのために、高額な健康食品やサプリメントを買って飲んでいたそうです。そのことを知っている父は、延命処置を希望するかどうか、迷っていましたが、私は沢山の管につながれてまで、長生きしたいとは思わないのではないかと言って、延命処置を希望しないと主治医に告げました。

入院当初はいつ急変してもおかしくないと言われていたのですが、母の長生きしたい。。。という執念のおかげか、何とか回復の兆しを見せ始めました。しかし、酷い被害妄想と認知症のためか、「歩いて退院しましょう」と言って、リハビリをしようとしてくれる理学療法士の言うことを全く聞かず、結局リハビリを拒否することになってしまいました。入院当初の絶食から、食事をする練習を始めても、赤ちゃんの離乳食のような食事を嫌がり、少し食べられるようになってきたと思ったら、誤嚥して高熱を出す。。。ということを繰り返し、入院して3ヶ月が経つころ、「もう、口から食事を取る事は無理です。」と言われてしまいました。この頃、自分の母親が、もう何年も胃瘻をしている夫が、「そろそろ胃瘻のことも考えてあげたほうがいいかもしれないよ」と言ったのですが、私も父もそこまでして長生きして欲しくはないと思い、そのことを主治医に言いました。夫には言っていませんが、認知症で、何年も前から、自分が誰か、誰が息子で、誰が孫か、全く分からなくなっているのに、胃瘻のおかげなのか、施設で寝たきりのままでも長生きしている義母を見て、本当に彼女はこの状態を望んでいるのかと、ずっと思い続けていたのです。

入院してから3ヶ月がたち、転院をしなければならなくなり、転院先の病院の主治医にも延命治療、胃瘻も望んでいないことを話しました。認知症が進んで、色々な妄想でいっぱいになってはいてもまだ、私達の事は認識している母がどんなふうに思っているのかはわかりません。昨日の番組を見ていると、食事を取れなくなると死が近くなるということでしたが、母はこの4ヶ月、ほぼ点滴だけで生きています。だんだん手足の血管に針をさしにくくなってきたので、鎖骨の下の静脈から高濃度の点滴を入れるためにと、ポートというものを入れる小さな手術を受けましたが、傷口からのじわじわとした出血が止まらず、結局、ポートははずし、手足の血管からの点滴にだけ頼っています。少しずつ、少しずつ、衰弱しているのは分かるのですが、この状態がいつまで続くのか。母にとって本当にこれでよかったのか、迷いは尽きません。

そしてそのあと、なぜか喧嘩のようになりました。
私「自分の親からも延命治療はしなくていいと言われているから、いざとなったらそうするつもり。そして自分も同じ」
夫「いくら親が望んでいても子供から何もしないで下さいとは言えない。管に繋がれても点滴で生き延びててもどんな
姿になってても自分の親には生きていてほしい。それにお前が延命治療はしなくていいと言っていても、そんな無情なことを
するような子供たちだと思っているのか？」
そりゃまあ、我が子ながら気持ちは優しい子供に育ってくれたとは思ってもそれとは別の話で。

私は父方母方双方の祖父母の最期を知っています。
祖母の介護を最期の方までしていた母が、申し訳ないけど死んでくれて正直ほっとした、と言った言葉も覚えています。
夫の両親は介護の経験がないので、夫も介護の実情も最期の壮絶さも知りません。
夫の両親のことは私は別に嫌いではないし、ある程度のお世話もするつもりでいますけどあまりに能天気な夫の言葉に
腹が立って「わかった、じゃああなたがお義父さんとお義母さんのお尻を拭いて最期まで面倒見る覚悟はあるのね？」と
言ってやったら無言になりました。
介護も看取りもきれいごとじゃないっていうの！！！
ちなみに義母は私には、どうしようもなくなったら施設に入るしお金も用意してるから大丈夫よ、と常々おっしゃって
くれてるのにな。。。

義父は、意識障害に陥る前
「延命治療は一切望まない。」と公言していたんです。

が、結局は
義母と義妹が医師に懇願して器具を装着。
たった数週間でしたが
それでも、本人たちは満足だったんでしょう。

私には、経験が無いのでわかりません。

でも・・・
実父や実母の時は
「本人の意思だから。」と言ってしまうような気もします。

理想と現実は、きっと違うのだろうな。

人間どんなに医療が発達しても
100%お墓に入る時がやってくる。

今回の番組を見て思ったのは
いったいどうやって「これは老衰です」
と判断するのかってこと。
何でも老衰で片付けられるのも怖いしね。