試験内容について｜掲示板スレッド

体力 さんへ:
-------------------------------------------------------
> いえいえ、体格は関係ないと思います。
> うちの子をはじめ、どちらかというと小柄な子供も多いです。
> それに、校内を見渡しても太った子供はあまりいません。
> むしろ細い子の方が断然多いと思います。
> ただ、みんな体力はものすごくあります。


これって、ヨチヨチ歩きの頃からすごく外遊びしてきた子の
特徴ではないですか？
子供の保育園が、徹底した自由保育で外遊びをずーーっと
好きなだけやってる園ですが、体型がそんな感じです。小柄で
細い子が多い。で、やっぱり、すごい丈夫。


ザリガニつかみとか、うちの保育園の子だったらもう全然平気、
何の難しいことがあるのって感じですね。セミやトンボを
通りすがりに手づかみで何匹も取りますよ（職人芸）。
クマさん歩き・・・は走りそうです。運動会で年長クラスの
子が組体操をして、ブリッジとかピラミッドしてました。
たいして練習してないはずなんですけどね。保育園だし。


でももちろん、子供の園の子で、小学校受験する子なんていま
せんけど。

皆さん、よくご存知のとおり国立大学教育学部の附属学校(幼〜高)の位置づけは「実験校」です。単にその学校のためではなく日本全国の公立学校のためです。


なんの?
それは将来(10年〜20年後)の教育方針が正しいか否か、です。
普通の人と違って馬鹿ではない東大卒業をした役人は、決してミスをしても責任を取らないように何事にも担保をとります。自分の意見を言ってそれが(将来的に）間違っていたら失脚します。でも「○○という報告結果がある。これを分析すると××です。皆さんどう思いますか？」とするわけです。
教育方針に関して、この○○、××というところのデータを取るのが、附属小学校の唯一無二の役割です。



さて、つまり試験内容は、いま現在文部科学省が「10〜20年後の小学校教育」に対しての模範となるような授業内容案を実験するにふさわしい素材を集めること、となります。


たとえば、今から20年ほど前に一部の附属校で「ゆとり教育」が試されました。
ようするに勉強時間を減らして、ゆとりの時間を増やした訳です。
結果、学校幹部候補生(ようするに附属学校の先生方です。)から、それらの結末を学会や論文で聞いた文部省の役人たちは「日本の小学校はゆとり教育を導入しても大丈夫！」
となった訳です(ゆとりを導入した学校と、導入したかった学校で、学問のレベルが変わらなかった)。
（でもこれはご存知のとおり失敗。だって、もともと教育熱心な家庭が集まっている国立附属小学校で実験を行ったからですね。授業数が多少増えようが減ろうが、どうせ家や塾で補うので変わらないですよね？一般公立小学校だとそれは大きく異なります。）



試験の問題は過去と大きく変わらずとも(これは単に知識の最低レベルの足切用でしょう。）、実際に取る子供のタイプは、現在の役人がどう考えているか？ですね。
「兄弟がいる、いない？」「おじいちゃんと同居？」・・・・




話が聞けて（話を聞けないと、授業になりませんから（笑））、最低限の理論的な考察力があって、すぐに風邪をひかない元気な体をもっていて・・・。それが最低条件。あとは本年の研究生（先生の事)たちの希望する条件をもったサンプル（幼児）をあつめ、公平性を保つために「くじ」を行う、、、。

それが附属の試験です。