繰り上げ合格について、教えて下さい｜掲示板スレッド

私は子供のとき小学校受験を経験しました。母親が自分の母親（つまり私の祖母）に「余り期待しないで（結果を）待っててね。」等と言っていたのを３０年経った今でも鮮明に覚えています。で、案の定というか、期待に違わずと言うか肝心の受験には失敗してしまったのです。ところが、今となっては不合格から公立小入学までの時間の流れをまるで思い出せません。私は人より精神的に傷つきやすい子供だったので、親も私に気を遣ったんでしょう。
その後、小学４年生頃から中学受験に備えて塾通いを始めたのですが、親がいい加減というか、ポジティブと言うか、自分の子供（私）を過信している様なところがあって、模試の結果や塾での評価（クラス）によって私に接する態度をほとんど変えないのです。まあ、実際のところは「ありゃ、だめかな」などと夜になると両親は話していたんでしょうが…。で、私の方も塾での実力とは裏腹に妙に自信に溢れた子供だったので、「やる気になればできるんだ」と何の裏付けも無い自信を持っていました。ところが中学受験を現実のものと感じ始めた５年生の春に急に怖くなったのです。裏付けの無い自信が現実によって暴かれ、親が落胆する姿を想像して背筋が凍り付く様な怖さを感じました。それで通っていた塾を辞め、自分に合った他の塾に通わせてくれる様に親にお願いしました。それからの1年弱は精神的に不安定な時期もわずかにあったけれど、楽しかった。ともかく勉強がわかる、学びたくなる、実力が上がる、という王道のサイクルがこの短い期間に凝縮されていました。幸いの事に私の中学受験は良い結果となりました。受験した二校両方から合格をもらい、1年前の自分の実力では想像さえ出来なかった中学への入学が許されたのです。
まあ、私もその後の人生で色々ありました。惨めな思いも随分しましたし、自分を誇らしく思う様な瞬間もありました。ですから人生を断片的に論じるのにはやはり限界があるのでしょう。まさに「人間万事塞翁が馬」といったところでしょうか。
私は今回、親として子供の小学校受験に立ち会いました。が、私たち親子は合格を勝ち取る事は出来ませんでした。国立の受験では子供の1次試験に合格しながら２次の抽選で私が外してしまって、実際のところこの時ばかりは親による抽選という方法を恨めしく思ったりもしました。ですので、このスレの中でなかなか思いを断ち切れないでいる人の気持ちもわかる様な気がします。私たち親子もまだ1校の補欠が残っています。だけど、全ては終わったと私は思うようにしています。もう一人の自分が「終わっていない」と言うけれど、断固として全ては終わった。そう思うようにしてきました。何とかそう思いきれる自分でなければ、子供との接し方が見つからないのです。子供には次につなげてやる事を考え、親である自分はそうしてやる事、つまり幼い子供の傘になってやる事で生じる辛い思いと向き合って人間的に成長できれば、この経験も決して無駄な事ではないと思う。まさに今回私たち親子はそうした状況に初めて身を置く事になりました。
今回、私は久々にエデュの掲示板を訪れてみて、たまたまこのスレの中で通りすがりさんの最初の書き込みを読んで、この事こそが、このスレに訪れる人が意図して向き合うべき現実ではないかと感じました（余計な事ですけれど）。いろいろ弱音もあるし、愚痴も出る。だけど決してハズしてはいけない現実。うすうす感じて心の隅に置いてばかりいるのでなく、辛いけれど時間をかけても（しかしながら子供の事を考えれば出来るだけ早く）心の中央に持ってくるべき現実。そうした事が出来ず、辛い現実を親がなかなか背負いきれずにいては、やはり肝心の子供を置き去りにしてしまうことになってしまうのではないかな、などと感じています。現実の外に安らぎを求めるのでなく、はじめのうちは辛いけれど現実の内に光明を見いださないと弱い自分は現実逃避が癖になる様な気がしてそれはそれで怖い様な気がしています。子供の立場と親の立場の両方で小学校受験を経験し、ともに失敗した今、親のありがたさを思い、親としての自分の在り方を考えています。
まあ、皆さんも辛い経験をされて色々とお考え・お感じではあると思います。生意気な事を書きました。

我が家の小学校受験は去年終了しました。
娘は最後まで合否を知らずに
この４月、新しい学校に行くことになります

私自身、『合格』『不合格』を
５，６歳の子どもに背負わせるにはあまりにも大きいと思っていました
小学校受験は親のエゴです。
子どもが決して望んでいたことではないはずなのに
それを子どもに押し付け、背負わせるには幼すぎると思っていました。
こちらをご覧になられる方には
『それでは甘い』とお叱りを受けるかもしれません
教室の先生方には『子どもに試験を受けることをキチンと話しましょう』とも言われました
それでも私は子どもに”受かる”や”合格をもらう”
などという言葉を決して言いませんでした。
『色々な学校を見て、最後にアナタに一番合うと思った学校に行こうね』
そういい続けました。
ゆったりとした教室であったことも幸いして
娘は最後まで合否とはなんたるか？を知らずに試験日を迎えました

辛い現実の前では、どうしても愚痴が出てしまうこともあると思います
ですがそれはネット上またはご主人の前だけにであって欲しいと思います
お子さんに６年後の受験を今から意識させて、
プレッシャーに押しつぶされてしまいませんように。
それはスレ主様の手腕ひとつにかかっていると思います。
楽しみながらお勉強され、志を保ち続けられますように・・
しばらくは辛い気持ちに、心がざわつくこともあると思いますが
お嬢様が笑顔で小学校から帰ってこられる姿を見れば
ひとつひとつ乗り越えていけるのではないでしょうか。

ＱＯＯ さんへ:
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> 今、落ちた方、繰上げをまだ、お待ちでいらっしゃる方は本当に辛いのです。何を言われて、なぐさめられても、その時は「ああ、そうね、がんばろう」と思っても、もうすぐ
> やってくる卒園式に出たり、入学式シーズンの制服姿の子供達を見ると、人間って冷静
> ではいられません。わたしだって主人に軽い安定剤貰ったぐらいです。心の揺り戻しとでもいうのでしょうか・・・。通りすがりさんのおっしゃることは今、この状態にある方にはきついのではと思います。

本当におつらいでしょうね。でも、あなたはご主人に軽い安定剤をいただくことができた。
では、あなたのお子さんは？　安定剤を飲まれました？
きっと傷ついていらっしゃるあなたのお子さんの安定剤は、
自分が小学校入学まで無事に育ったことを心から喜んでくれる
大好きなお母さん、お父さんの笑顔以外ありえませんね。

通りすがりさんのかかれたことは、親が自分の心にとらわれるのでなく、
お子さんの視点にたたないといけない、ということだと思います。
親は自分の夢を「勝手に」子どもに託し、かなえられなかったといって、
「勝手に」おちこんでいる。
親を悲しませた、親の期待に添えなかった、と傷ついている子どもよりも
（たぶん、子どもは私立小学校に行けなかったことより、親を悲しませた
　自分は悪い子だ、と感じて苦しんでいるのでしょう）
自分の傷にしか目のいかない親に対する警告を
「通りすがり」さんはご自分の経験から発せられたのでしょう。

「親の」希望の小学校に進めなかったとしても、それはお子さんの長い人生のごく一部のこと。
「人生万事塞翁が馬」
何がどう、ころんでいくかはわかりません。

ＱＯＯ さんも、今は「お子さんの人生」＝「ご自分の人生」状態なのでしょうが、
少し落ち着かれたら、まず、「ご自分の人生」の目標を見つける努力をされたらいかがでしょう。
自分のやりたいことがあり、それに向かって努力していけば、
今後の中学受験等のときにも、子どもは子ども、とある程度の割り切りができ、
精神安定剤が必要なほどのめりこむことはない、と思います。
そして、その精神状態は、子ども一途になっている母親より
お子さんによい状態をもたらすと感じます。

合格したのはひとえにその子供の頑張りのおかげ（親の頑張りでは全く無い！）
失敗したのはひとえに親がいたらなかったせい（子供に落ち度は全く無い！）

　ということを、うまくいった家庭もいかなかった家庭も肝にめいじたいですよね。
　でも人間弱いもので、つい逆に考えてしまいますよね・・・（でもそれってヒドイ！）

久しぶりに皆様のレスを読ませていただきました。
本当に、感謝！感謝！のお言葉有難うございました。
本当に子は親の鏡のように、私の気持ちがすごく伝わるようです。
お母さん最後まで待とうね！といわれ、それは私が心の隅にあった言葉でした。
なんと言っていいのか！
「もう、待っていても電話は来ないからね」というと、お母さんがそんなことを言うと連絡が来なくなるから、もう言っちだめ！最後まで待とう！
この言葉が、私が、娘をコントールしてしまった証のようで、申し訳ないやら、どうしてよいのか・・・
確かに私自身まだ、受験の傷は吹っ切れていません。それ以上に娘に掛けてしまった心の傷は、すごく深くかんじました。
娘が言うように31日まで、一緒に待ってあげるべきか？
もうこの時期なので無理というべきなのかを迷ってしまします。私も不合格を頂いたとき3月一杯連絡がくるかも？
などといってしまったため！悩んでしまいます。

申し訳ありません。言葉の使い方を間違えました。
本当に子は親の鏡出はなく、以心伝心の誤りです。申し訳ありません。

今週、補欠だった学校から連絡を頂いたという知り合いがいます。
本当に土壇場まで分からないものなのですね。だからまだ、わずかながら
希望はあると思いますよ。

1年さくら組 さんへ:


僭越ながら申し上げますが、お嬢さんと一緒に明るい未来に目を向けるべきです。
もう既にあなたと、そして可哀想な事にあなたの幼いお嬢さんは今更3月31日を意識しないことは出来ないでしょう。その時、もし悪い結果に終わったとしても親として最大の愛情をもってお嬢さんを包んであげる事だけをあなたは考えるべきです。

願わくば補欠を知った時点で、親としては最悪の結果になることを想定してお嬢さんの心の着地点を見つけてあげることを最優先に考えてあげるべきと思うのですが、「お嬢さんの受験＝自分の受験」でそこまでの客観性をなかなか持てなかったのでしょう。同じ親としてその気持ちもわからないではありません。

きっと真面目で心優しいお母様なのでしょう。ですが、決定的な何かが足りない気がします。あなたの気持ちのいくつかは私も頷いて聴ける気がしますが、最後の肝心な所であなたとは分かり合えないと思う。

子を持つ親としてどう在りたいか、親である以前に一人の人間としてどう在りたいかという「自分像」を、あなたの言葉からは感じる事が出来ないのです。そうした「自分像」を日頃からしっかりと持って、つたなくとも真面目に実践しようと心がけている人はどのような局面に置かれても強いと思います。

こうしたｽﾚが同じ境遇に置かれたもの同士のなぐさめ合いや迷いの告白の場に使われるのは私自身は好きではないけれど、否定はしません。ですが、この時期になってもまだそうしたやり取りが交わされる事には正直疑問を感じます。
もう、あなたの迷いに対する本当の答えは、あなた自身の中にしかない。

あなたの立てたｽﾚを何度か訪れて、幾度かﾚｽさせて頂きました。
ありがとう。未来の幸運を祈ります。