麻布の授業、及び現役合格するには｜掲示板スレッド

麻布OBで、今年京都大学に現役で合格したものです。
近年麻布では学力低下（生々しい言い方をすればT大学現役合格者数の低下）が教員の間で問題視されているらしく、昔に比べて宿題もそれなりに出すなど、対策を講じようとしているようです。ですから、回答としては教員連中は「学力をつけさせようとしている」です。
ちなみに、教員は国立大学の現役合格者数という目先の数字を追いかけるつもりはつゆないそうです。そんなの、つまらないですからね。灘や開成ならいざしらず、息子さんが通われてるのは、麻布なのですから。無論、勉強はしたほうがいいに決まってますので、そんなにしたかったら自分でいくらでも勉強なさったらよろしい（ただし、勉強を強制するような愚かなまねはゆめゆめなさらないように）。そういう学校です。高３になっても特に受験に特化した授業があるわけでもありません。東大行きたいんなら勝手に行けば。そういう学校です。
さて、参考までに、僕が使用した参考書類を挙げさせていただきます。無論、これらが万人に合う本だなんてゆめ思っていませんので、とにかく、書店に足を運んで文字通り溢れている多種多様な参考書どもを比較検討してみてください。何度も比べたりしているうちに、見えてくるものがあります。

英語：基本的にペーパーバックを読んでいました。参考書をやったり、塾に行ったりしている暇があれば１ページでも多く洋書を読むのがいい。僕はこれだけで英語はあらゆる模試で偏差値70を切らなくなりました。使った参考書は、佐々木高政著「英文解釈考」「和文英訳の修行」、伊藤和夫著「英文解釈教室」などで、文法の問題集などは一切使用していません。正直、得るものが多いとは思えません。やっぱり、読むのがいいと思います。無論、意味や構文を正確に把握しながら。

数学：青チャート、文系数学の良問プラチカ（河合）、新こだわって！確率（河合）、マスターオブ整数（東京出版）、二度解く！平面図形・図形と計量etc.　　　　　 数学の参考書は飽きてもなお繰り返すのがポイントです。当然、記憶と条件反射しか使いませんから、頭はどんどん悪くなりますが、受験のためならば仕方ありません。ちなみに僕は高３の５月まで二次関数もできず、あわててチャートを始めましたが、間に合いました。高２終了までに余裕を持ってじっくり青チャートを終えられればかなりいいペースだと思います。青チャートの進め方は、和田秀樹『数学は暗記だ』がすごく参考になりました。

残飯マンさんへ

ご親切な、しかも本質をついたご回答、ありがとうございます。ひとえに、残飯マンさんは相当優秀な方だなと思いました。何だか、受験勉強とそれ以外のことも達観しされていますね。うちの息子はそこまで優秀ではないと思います。全体像をみれるようなってほしいです。
とりあえず、息子にコピーして渡してみようと思います。
麻布の先輩の話だと結構素直になるんです。親も子離れせねば。。
ただ、うちの息子は中学生なので、質問の仕方がまずかったですが、親としては、中学のうちは学校がもっと宿題だしてほしいな、というのが率直な気持ちでもあります。

残飯マンさま

私も感謝感謝ですー

麻布は自主自立の人格を育てる学校という事は承知しております。
私も麻布卒。麻布の良さは身に痔みてわかっているつもりです。
同窓会で会った同期を、うそーホントかよ、お前がーと、後でインターネットで検索すると夫々の個人の世界で立派な人物、有名人になっています。企業の社長、著名評論家、ある国では国賓待遇の旅行代理店社長。売れっ子漫画家。

本当に不思議な特殊な学校です。

ところで、子供には、大見得をはり、人に迷惑をかけるな。時間軸を自分の100歳に設定し逆算してどんな生活が幸せか頭に描いて人生を設計しろ。家庭を一緒に築く妻は親以上に大切。恋愛を100回してから伴侶を決めろ。これからの日本は益々国際化し日本の常識は通じない。世界の中で自分を見つめろ。これからこの世で大切なのは学歴では無く実力だ。実力をつける意識を毎朝考えろ。お前の学校の先輩の活躍の秘訣はどこにあるか良く分析しろ。多いに学べ。そして多いに挫折しろ。挫折こそガキんチョに大切な人生修業だ。そして最後に時間があり、やっぱ、やらなきゃと思ったら、勉強しろ。そう納得したら死ぬ気でやれ。半端無くやれと言ってます。

親としては、ふざけるなと言って欲しいのに、ニンマリ笑いながら父さんの言いたい事は大体わかる。俺も麻布に入ってそう感じてるとか見当違いの返事。勉強もせず震災の募金活動と彼女探しに夢中。本当に勉強してるのか、コラ！っと毎朝小突いても、うっす！だけ。

本当に不安です。ー




不安な父兄様のお気持ちは良く理解できます。

ＯＢ方の考えが、まさしく私のと一致しているので驚きです。
麻布での６年間を振り返ると、改めて「考える力」の醸成期間であったと解ります。
私の親は戦時中の高卒だったので、英語は勿論、数学や物化にも疎く、
「良い学校に入れてやったのだから、後は自分で何とかしろ」という態度でした。
そこで、高度な麻布の授業に立ち向かった私は悪戦苦闘。勉強法も自分で工夫しなければなりませんでした。成績も１００位から上にはなかなか上がらず、困っておりました。
しかし、その苦労の結果が知らず知らずのうちに実力となり高２の時には高３の東大模試でＡ判定が出て「アレ」という結果になりました。
当時、高３は学校で出席も取られなかったので、時々顔を出す程度で余裕で合格しました。あの時は赤本の存在も知らないような素人で、何故現役で受かったのか不思議でしたが、大学に入ってその理由が解りました。
書く力、論証力が他校出身の人達とは別格だったのです。
麻布は数学でも、理科でもとにかく生徒に書かせます。
いったい何問の証明問題に取り組み、何百枚の実験レポートを書いたことか。
この「論証する」「書く」という力が４～５年後に力を発揮するのです。
数学の難問題を解く力、英語の評論文を読み解く力はこれらの能力無しには出来ません。逆にドリルをいくらやってもこの力は身につきません。
まずは麻布の流儀にお子さんが染まっていくか、見守りましょう。
あとは本人が自立して、自分の流儀を造っていきますよ。大学受験に必要な暗記量などたかが知れています。案ずるより産むが易しです。
私は仕事の関係で、今は地方に住んでおります。ということで息子を麻布に入れることができず、この地の「進学校」に入れましたが、ドリル、補講の嵐で本人はフラフラになっています。マアこんなレベルかと苦笑している此の頃です。
ご子息を麻布に入れられて羨ましい限りです。今後来るべき成長に期待しましょう。

麻布の英語の授業は正直言って大学受験には為になりません。
理由は簡単、先生方が体系だった受験英語の文法の講義を行わないので。
先生方は皆何と言うか…悟ってしまってて…
塾等に通ってないなら自分で文法書を積み上げるしかないですね。
みんな高二になって駿台等の認定テストを受けて英語はみんなして最下位クラスという惨状…

数学は個人的には受験にも役立ちましたよ。
鉄の講義より難しいとかしばしばでしたからね（笑）

AZB様

＞先生方は皆何と言うか…悟ってしまってて…

すみません。先生方は何を悟った為に英文法の講義を行ってくださらなくなったのでしょうか？

まだ初めての中間テストが終わったばかりで、今ならまだリカバリーが効くので（他校と比較して）
何とかしないとと思っているのですが・・

> 灘や開成ならいざしらず、
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