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【1699891】垣添忠生著「妻を看取る日」

投稿者: 感動しました。   (ID:YeEprg6Ha9M) 投稿日時:2010年 04月 20日 20:27

桐朋OBで国立がんセンター前名誉総長が書かれた、感動の一作です。医療に捧げた彼の真摯な生き様、一回り年上の奥様への底知れぬ愛情、そしてわが国がん研究の第一人者でありながら奥様を救えなかった無念と絶望。

学生時代のことも少し描かれています。当時の桐朋は、定員220名に対し応募が221名。のんびりおおらかな校風は当時から変わらなかったのでしょう。私自身それから20年程後に卒業したOBで、著者とは全く面識はありませんが、名物のM本先生の様子などが書かれていたので思わず買ってしまいました。健康や家族に気を使う年代になりましたので、読んでいて身につまされる思いです。

この本を読むと、東大合格者が少し減ろうが偏差値が多少下がろうが、たいしたことではないという気分になります。。決して宣伝するつもりはないのですが、桐朋のよいところがわかってもらえるのではと思い、ご紹介しておきます。

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  1. 【1794808】 投稿者: 大学通り  (ID:zzG1hjp5upU) 投稿日時:2010年 07月 10日 14:22

    私も読みました。

    一気に一日で読んでしまいました。読みやすいこともありましたが、読むのを中断することができない程、引き込まれてしまいました。
    この本は、最愛の奥様への思いが込められたノンフィクションでありラブストーリーです。先生の奥様は素晴らしい方であったと思います。文面からにじんできます。

    先生の行き方は、どこか一本、筋が通っています。それと、どこかユーモアに溢れていて、実に個性的で人間的です。桐朋OBらしい雰囲気がどことなく感じられます。
    作家の嵐山光三郎氏と桐朋の同級生であった縁からこの一冊が出版に至った経緯も、なかなかいいお話です。

    昨年の6月6日の桐朋祭での講演会で先生の講演をお聞きしましたが、先生にそんな苦しい葛藤があったなんて思いもよりませんでした。
    先生は、2007年4月、国立ガンセンターの総長を退任され、その年の、大晦日に最愛の奥様を肺がんで亡くされました。
    この書の副題は、「最愛の伴侶をがんで亡くした時、自死すら考えた私は、いかにして立ち直ったか。」です。

    この本が出版されたのは、2009年12月19日です。執筆なさったのがいつ頃か不明ですが、先生にこんな壮絶な葛藤の時期があったなんて、あの講演会からはみじんも感じさせることはありませんでした。いかにも垣添先生らしいですよね。

    ぜひとも、お勧めいたします。昨年の講演会を聞いた方には、特にお勧めしたいと思います。先生のお人なりが、さらによくわかりますよ。

  2. 【2336355】 投稿者: 大学通り  (ID:dY7i3KzWww.) 投稿日時:2011年 11月 23日 12:31

    ≫先生の行き方
    →先生の生き方 に訂正させていただきます。






    愚息が「垣添忠生氏 特別講義」のチラシを学校からもらってきました。
    来月、生徒向けで、テーマは、「がんと人生」。
    その特別講義は、なんとなんとの3日間連続。

    胸がワクワクするような素晴らしい企画です。
    残念ながら、私たち保護者は受講できませんが、愚息にはぜひ参加して欲しいと思っております。

  3. 【2337677】 投稿者: 国立  (ID:7abOwZrf3KU) 投稿日時:2011年 11月 24日 21:21

    生徒向けの講演会があるのですか?息子はまだ案内を持ち帰っておりません。
    高校生向けなのでしょうか?本当に素敵な企画ですね。親がぜひ受講させていただきたいところですね。

  4. 【2339062】 投稿者: 大学通り  (ID:dY7i3KzWww.) 投稿日時:2011年 11月 26日 11:31

    ↑申込書は、中高一緒でしたよ。

     
    締め切りは、本日です。
    でも、息子さん、もう学校ですよね。
    レス遅れて申し訳ありません。たった今、国立さまのレス見たものですから。

  5. 【2353489】 投稿者: 大学通り  (ID:dY7i3KzWww.) 投稿日時:2011年 12月 11日 12:04

    垣添先生が、5日の朝日新聞夕刊のコラム「人脈記 自宅で病気と向き合う」で紹介されていた。


    3日間の特別講義。親としては息子に参加して欲しかったが、残念ながら部活のため参加しないとのこと。


    「妻を看取る日」は、魂の記録、感動の一作です。

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