掲載日:

No.11

公立校と私立校のベストな併願校の組み方

公立校と私立校併願の組み方は?

パターン①
東京・神奈川の場合

安全校(私立校)
2月1日・2日

第一志望校(公立中高一貫校)
2月3日

挑戦校(私立校)
2月3日【午後】・4日

パターン①では、挑戦校を最終目標として、1つ目に自分の実力で十分受かる安全校、2つ目に学力レベルと同等の公立校を受検します。最初に安全校を受け合格することで、気持ちにも余裕が生まれます。

パターン②
東京・神奈川の場合

安全校(私立校)
2月1日・2日

安全校(私立校)
2月1日・2日

第一志望校(公立中高一貫校)
2月3日

第一志望の公立校を受検する前に、安全校を2校受けるのがパターン②です。安全校の1つには、第一志望と同じくらい行きたい学校を入れておくといいでしょう。

パターン③
東京・神奈川・千葉・埼玉の場合

安全校(千葉・埼玉の私立校)
12月・1月

安全校(東京・神奈川の私立校)
2月1日・2日

第一志望校(公立中高一貫校)
2月3日

千葉・埼玉では12月・1月から試験が始まります。第一志望が東京都の場合、なぜわざわざ遠方をと思われるかもしれませんが、入試に慣れるという意味でおすすめです。

適性検査型入試だけでなく、従来型入試の受験もおすすめ

適性検査は、文章や資料を踏まえてのデータ分析、考察、計算や、考えをまとめて記述する表現力などをはかることにポイントが置かれています。私立校の従来入試(2科・4科)は、基本的に知識・計算力・考え方をみる問題が中心です。しかし、国語なら50~100字の記述、算数ならかなり長い文章問題が出題されていますし、理科・社会ではグラフ・表の読み取りをはじめ、単独の教科にとらわれない融合問題、時事問題なども積極的に出題されています。

いわば適性検査のような総合力を問う問題が多くなっているのです。つまり、適性検査対策をしっかりしていれば、私立校の2科・4科入試でも十分得点が可能といえます。せっかくがんばって受検勉強をしたのですから、公立中高一貫校だけでなく、適性検査型入試を実施している私立校に加え、従来型入試を行っている私立校にも挑戦してみることをおすすめします。

私立校の適性検査型入試のメリット3つ

1入試に慣れることができる

入試会場の雰囲気は独特な緊張感があります。いきなり第一志望校の公立中高一貫校に挑戦するよりも私立校の適性検査型入試を受けることで入試に慣れることができます。

2安い受験料で受験可能

一般入試が20,000~30,000円かかるのに対し、私立校の適性検査型入試は5,000~10,000円程で受験することができます。

3延納制度

入学手続き締め切りを公立中高一貫校の合格発表まで伸ばす対応をする「延納制度」を用意している私立校もあります。

トップへ