時間を無駄にしない 学校見学のポイント
私立高校では受験生・親御さんに向けて様々なイベントが行われます。生の学校の様子を知ることができるので貴重な機会ですが、限られた時間の中で何を見ればいいのか悩む方も多いでしょう。そこで、しっかり学校見学をするためのポイントをご紹介します。
私立高校にはどんなイベントがあるの?
学校説明会
6月~12月に開催されます。高校の教育方針やカリキュラム、学校生活全般、合格実績などの話を聞くことができます。施設や授業の見学ができる場合もあります。
オープンキャンパス
7月~8月に開催されます。学校説明や授業体験、クラブ体験などを受けることができます。興味のある学校の授業内容を体験することで、入学後の生活をイメージしやすくなります。
文化祭
9月~11月に開催されます。クラス企画、模擬店、クラブ発表などが行われます。パンフレットや学校サイトでは知ることのできない学校の雰囲気やどんな先輩がいるのかも分かります。学校によっては入試相談コーナーも用意されています。
入試説明会
10月~12月に開催されます。入試問題の傾向や推薦基準など、その学校の受験を視野に入れた場合、かなり有益な情報を得ることができます。模擬試験や解説をしてくれる場合もあります。
イベント参加前と当日にやっておきたいことは?
イベント参加前
日程の確認・スケジューリング
イベントは多くの高校で土日に行われます。しかし、塾に通っている場合は模試などもあり、受験生は何かと忙しいもの。「気になっていた学校のイベントに参加しそびれてしまった」ということのないように、学校サイトなどで日程を確認しておきましょう。
気になる点のリストアップ
学校サイトやパンフレットに目を通し、気になった点をリストアップしておきましょう。例えば、「施設・設備が充実」と書いてあった場合。当日に見学したい場所などを具体的にしておくと効率良く回ることができます。
予約制かどうかを確認
多くのイベントは参加が自由です。しかし授業体験や個別相談会などの一部のイベントには、事前予約が必要な場合もあります。「当日に行ってみたら予約していなくて参加できなかった」ということのないように、必ず確認しましょう。
服装・持ち物の確認
イベントに参加する学校は、もしかしたら受験校になるかもしれません。余程の格好でなければ問題ありませんが、清潔感のある服装で参加しましょう。持ち物は上履き(スリッパ)、筆記用具、メモ帳、水筒、資料を入れるためのカバンなどを持っていきましょう。
イベント当日
校風・教育方針
私立高校の場合、創始者の設立目的や、宗教教育の有無により校風・教育方針が大きく異なります。学校サイトやパンフレットにも書いてはありますが、実際にイベントに参加して、説得力があるか、ご家庭の方針と一致するかなども含め見ておきましょう。
求められている人物像
多くの私立高校の学校説明会では、学校側が求めている生徒像なども話されます。100%合致する必要はありませんが、参考にし、入学後のギャップを防ぐようにしましょう。
リストアップした気になる点の確認
施設・設備、部活動の様子、交通アクセスの便など、リストアップしておいた点を見ておきましょう。イベントによっては直接質問をできることもあるので、思い切って聞いてみるのも手です。
参加している保護者・受験生の様子
イベントに参加している保護者・受験生はライバルでもあり、一緒に学校生活を送る仲間になるかもしれない存在です。学校生活を、楽しく過ごしていけそうかなどを見ておくといいでしょう。