現役合格した東大生と合格させた家庭の共通点

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「東大に現役合格する子はどこが違うのだろう?」
そんな疑問を持つお母さまのヒントになるべく、2016年7月~2018年1月までに取材した「東大・京大生が育つまで」の情報をまとめました。東大に合格した人は、どんな家庭で育ち、どんな受験を経験したのでしょうか。中学受験までさかのぼって、共通点を見つけてみました。

現役合格した東大生の共通点【受験生編】

現役合格した東大生

塾が勉強するだけの場ではなかった(中学受験時)

中学受験で合格を勝ち取るためには、塾選びが重要であるのはいうまでもありません。現役合格した多くの人が「通っていた塾の先生の授業が面白くて、勉強が好きになった」と話していました。進学実績やママ友などの口コミ、インターネットの評判ももちろん気になりますが、お子さまにとって良い塾なのかを見極めたいですね。

習い事が思わぬ形で活きていた(中学受験・東大受験時)

東大生にはピアノやバイオリンの経験者が多いという話は有名な話です。取材した方の中にも幼少時よりピアノやバイオリンを習っていたという方が数名いました。その中でも印象に残っているのは、2017年のミス日本コンテストでは「ミス着物」に輝いた、浦和第一女子高等学校出身の岡部さん。4歳からバイオリンを習っていたことで「耳からの記憶力が圧倒的に良かった」と言い、教科書を自ら音読・録音し、通学時間に聴くという勉強方法をとっていたそうです。他にもピアノを習っていたおかげで集中力がいつの間にか身についていたという声も。

東大受験時、大胆な作戦で合格を勝ち取った(東大受験時)

東大受験では、「苦手科目を捨てる」という大胆な作戦に出た人たちがいました。例えば、東京都立両国高等学校・附属中学校出身の大村さんは、苦手な数学を克服するために塾通いをしていましたが、どうしても克服できず途中で作戦を変更。基礎だけをしっかり押さえ、「20点だけ取る!作戦」に変更。他の得意科目でカバーし、無事合格することができました。また、久留米大学附設中学校・高等学校出身の西江さんは理系を目指すのに理数が仕上がっていないのに焦りを感じ、戦略を変更。東大合格者の過去15年分のデータを調べた結果、なんと、「数学を捨てる」という結論を導き出します。その後は理科と英語に力を入れ、見事、合格を勝ち取りました。苦手科目を克服できずに受験に臨むのは、ストレスになるかもしれませんが、どうしても克服できない時には有効かもしれません。

現役合格させた家庭の共通点【親御さん・家庭編】

現役合格させた家庭

お父さま自らサポート(中学受験)

近年はお父さまが中学受験に関わることも決して珍しくありません。白百合学園中学高等学校出身の頃安さんは、お父さまと算数の問題を競い合いながら解き、わざと負けて頃安さんのやる気を引き出してくれたそうです。お父さまの場合、仕事の関係上、深く関わることはできないかもしれませんが、何らかの形で関わることで、お子さまに「家族が一丸となって応援してくれている。勉強を頑張ろう!」という気持ちが自然と芽生えます。

お子さまから受験をやめたいとの申し出…(中学受験)

中学受験を通し、勉強を好きになる子がいる一方、塾通いが嫌になり、「受験をやめたい」、「第一志望に受かるわけがない…」と心が折れそうになってしまうお子さまもいます。駒場東邦中学校・高等学校出身の吉野さんも小学校6年生の夏の模試の結果が悪く、「もう受験をやめる!」と諦めかけたそうです。そこでお母さまがとった行動は、息子を学校に連れていくこと。学校見学会ではない日だったものの、学校に頼んで授業や部活風景を見学させてもらったそうです。これにより、最初に駒場東邦に行きたいという思いをもう一度湧き起こさせ、無事、駒場東邦に合格することができました。お子さまの心が折れかけた時には、学校への憧れを思い出させるといいかもしれません。

お母さま自身が中学受験を通し新たな学びを(中学受験)

「勉強が好きで、何も言わなくても進んで勉強をしてくれる」。理想的なお子さまの姿かもしれませんが、実際には、自分の思い通りにならずイライラすることもあるでしょう。現役東大生のお子さまをもつ山﨑さんもまったく同じ状況だったといいます。この状況はまずいと感じた山崎さんは、自ら「コーチング」を学び、実践。お子さまは、無事に志望校へ合格しました。ここで重要なのは、中学受験期にお母さまご自身が勉強している姿を見せることです。こういった姿を見せることで、子どもは「お母さんも頑張っているから自分も頑張ろう」という気持ちが生まれるだけでなく、勉強が生活の一部だと認識します。

ほぼ全員に共通するあること(東大受験)

東大受験ともなると中学受験のように勉強を見てあげたりする機会がグッと減ってしまいます。その中で多くの親御さんがやっていたことは、「勉強しやすくストレスのない環境づくり」です。具体的には冷蔵庫にその子の好きな食べ物を常備したり、おいしい夕食を準備したりです。些細なことかもしれませんが、受験という特別な環境の中で、自分が落ち着ける環境の存在は重要といえます。また、もう一つ、ほぼ全員のご家庭に共通していたことは、お子さまが「東大を受験したい!」と申し出た際に、決して否定をしなかったことです。東大はご存知の通り、浪人して入学する受験生が数多くいます。でもそのリスクを気にせずに、東大受験を後押しする。それはわが子を信じる思いから来るのではないでしょうか。

浪人は本当に回り道?【番外編】

これまで出会った東大生の中には、浪人を経験している方もいました。浪人というとマイナスのイメージがありますが、東大生の皆さんからは「予備校で出会った先生のおかげで、勉強が好きになった」、「東大の現役受験では勉強が忙しくて、将来を考える時間がなかったけど、ゆっくり考える時間が浪人の時にはあって良かった」などプラスの意見が多くありました。

学歴への心配や経済的な負担から、できれば現役合格させたい親御さんが多いと思いますが、「東大にどうしても進学したい!」という強い思いがお子さまにあるのであれば、浪人というのも一つの選択肢かもしれません。

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