【日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校】中高生の心が1つに ~体育祭・応援合戦
先日、エデュが行った日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校(以下、日藤)での取材で、校長の楠本文雄先生が「近年、体育祭が変わり、大きな盛り上がりを見せている」とおっしゃっていました。理由は、応援合戦が加わったこと、生徒や先生方の意見を取り入れてプログラムを刷新していることだそうです。
そこで今回は体育祭に潜入し、応援合戦と、開始2年目の競技「力じまん」を見学してきました。
楠本先生と生徒会役員のインタビュー記事はこちら≫
■高3生最後の行事
中高合同で行われる色別対抗の体育祭で、応援団長を務めるのは高3生。
彼らにとって体育祭は最後の学校行事になるので、行事に懸ける思いの強さはひとしおです。
■応援合戦
日藤の応援合戦は、各応援団長の指揮の下、チームメイトが集まって士気を高めるというもの。
6学年の生徒が団長を囲んで一致団結するようすを、画像でお届けします。
■単純だから面白い!「力じまん」
応援合戦に続いて行われたのは、昨年度から加わった「力じまん」。
体育科の先生が考案した競技です。
「力じまん」ルール
各色、中学・高校から1名ずつ選ばれた代表者が勝負に挑みます。
<中学生の部>
まずは中学生による戦いです。
代表者が壇上に立ち、意気込みを語ります。
開始の合図に合わせて選手が20kgの袋を持ち上げました。
応援するチームメイトは、選手が立つステージをぐるっと囲んで座ります。
「頑張れ」と励ますだけでなく、「赤の腕がプルプル震えている」「黄色の表情が険しいぞ」と敵チームの状況を伝えることで、味方の選手を鼓舞します。
やがて赤組が脱落し、黄組と青組の一騎打ちに。
開始から3分が経過しても両者のにらみ合いは続き、見守る先生方から「すごいな」と感嘆の声が。
そして…
力尽きたのは青組。
黄組が勝利をもぎ取りました!
<高校生の部>
続いて高校生代表が壇上に立ちます。
試合が始まりました。
次こそはと赤組と青組の応援に熱が入ります。
しかし赤組が脱落。青組と黄組が残りました。
意地と意地とのぶつかり合い。
体力の限界を超え、己の精神力と仲間の応援を頼りにふんばる二人。
そして、またしても黄組が勝利しました!
中高それぞれに表彰式が行われます。
3人に与えられた賞品は…
メダル?
いえ、ポテトチップスです。
1位の選手は好きな味を選ぶ権利が与えられていました。
■初めての体育祭の感想は?
中1生は全員参加でダンスを披露しました。曲は「パプリカ」です。
「振り付けを覚えるのは簡単だったけれど、みんなの前で踊ることが照れくさかったです」「練習でも本番でも楽しく踊ることができました」と感想を語ってくれました。
1年生の男女7名ずつが参加した「50m走」
中学3学年合同競技の「栄光の架橋」
今年度から始まった中高合同競技「障害物・借り物リレー」
昨年から加わった「中高一貫リレー」
このほか、「8の字跳び」「色別大玉送り」「中学生男女混合リレー」など、さまざまな種目に参加しました。
中1生の感想
「リレーでは、選手がすごくいい表情で走っていたので、応援している私たちも盛り上がりました」
「高校生の競技は、どれもすごく迫力がありました」
「所属している演劇部は中高合同で活動しているので、グラウンドで先輩と会うと『やっほー』と声をかけてくださって、うれしかったです」
みんな、初めての体育祭を存分に楽しんだようでした。
■終わりに
生徒の笑顔をたくさん見ることのできた体育祭。
大盛り上がりのイベントは、赤組の総合優勝で幕を閉じました。