2025年度のRINGSは1月からスタートしました。どのようなプログラムなのかご紹介すると共に、ドキドキの顔合わせとなった1回目の様子をレポートします。
企業ともコラボ。大学生と共同で社会課題に取り組む
RINGSは2020年、日本大学文理学部に設立された次世代社会研究センターの通称です。多くの社会課題解決に向けて、産官学が一体となって取り組む次世代型コミュニティーを創出することを目的としています。
日大櫻丘ではRINGSとの提携を探究学習プログラム「櫻イノベーション」の中核として位置付けています。年齢や職業の垣根を越えて活動することで新たな見方・考え方を手に入れ、将来社会に貢献できる力を身に付けることを目的に、RINGSとともに2021年度より取り組みを開始しました。RINGSとの探究活動に参加できる日本大学付属校は同校だけとのこと。
毎年度、RINGSの探究プロジェクトに参加する生徒を募り、文理学部生とさまざまな企業のプロボノ(*)とともに、数か月間にわたり研究をしていきます。プログラムの最後は調査の成果をプレゼンテーションします。
※職業のスキルや経験を生かして社会的・公共的な目的に貢献すること。
取り組むテーマは参加する学生の興味や調査したいことをベースにテーマを決めていくとのこと。2024年度は1・2年生の8人が参加し、以下のテーマについて取り組みました。
・ゴミから考える身の回りの環境問題(協力:豊田市)
・高校生が伝えるカーボンニュートラル(協力:電気事業連合会)
・高校生が伝える下高井戸の魅力(協力:下高井戸商店街)
2025年度のRINGS始動!
2025年度1回目のRINGSは1月24日(土)、日本大学文理学部本館にあるラーニングコモンズで行われました。
初回となるこの日は、RINGSに参加する情報科の大学生と互いの自己紹介からスタート。チーム間での連絡ツールの設定や今後の進め方などについて確認しあいました。参加するN.S.さんは特進コース1年生。初回、しかも初めて会う大学生と話すというだけでドキドキ状態の中、参加しようと思ったきっかけや意気込みについてうかがいました。

エデュ RINGSに参加しようと思ったきっかけを教えてください。
N.S.さん もともと、自分で学問をとことん突き詰めるようなことをやりたいと考えていました。そして大学受験ではそうした取り組みを評価してもらえる形で受験したいと思っていたときに、RINGSについて知りました。
大学生の方とコミュニケーションを取ったり、社会課題について考えたりすることは、これからの自分にとって、すごく意味のある経験になるのではと思ったのです。
エデュ 大学受験も見据えているのですね。
N.S.さん 高校受験のときに、一般受験があまりうまくいかなかった経験から、大学受験は一般受験ではなく、総合型選抜にしたいと思ったんです。興味のあること、調べたことが受験につながることがとても魅力的に感じました。
エデュ もともと、社会課題について興味があったのでしょうか。
N.S.さん 中学の頃から少しずつですが考えていました。いま関心があるのはメディアについてです。テレビがすごく好きで、テレビの実態や課題について自分なりに考えています。


エデュ 報道が行き過ぎてしまったり、人格を否定するような発言が広がってしまったりするケースもありますよね。
N.S.さん 今度、心理学の先生とお話しできる機会があるので、そうした点についても話をうかがおうと思っています。自分なりに調べて、解決策を探りたいと思っています。
エデュ これからそうした社会課題についていろいろ話ができそうですね。
N.S.さん 大学生の方や企業の方と一緒に、社会課題についてお話を聞けると思うので、そこでまたいろいろ吸収して、自分なりに考えていきたいです。
エデュ 好きな研究をとことん突き詰めて、それが大学進学につながるのは理想的ですよね。
では最後にRINGSでどんな力を身につけたいと思っていますか。
N.S.さん まだ具体的な形は分からないのですが、大学生の方から提示されたテーマや「これをやってみよう」と言われたことに対して、いろいろな角度から自分の視点を持って考えられる力を、この機会で身につけていきたいと思っています。

2回目からは企業が参加
この日の顔合わせに参加した大学生のうち一人は日大櫻丘の卒業生。初めて実施した2021年度のRINGSに参加し、そのときの経験がとても楽しく、大学進学後もRINGSへの参加を続けているそうです。
2025年度RINGSはこれから月1回のペースで開催され、その間は連絡ツールを利用してお互いの意見交換や調査の共有を進めていきます。第2回以降は電気事業連合会も参加。取り組む社会課題についてさらに研究を進めていく予定です。
N.S.さんがどのようなテーマに取り組むのか、3月の発表が楽しみです。