私立大学“難化”でこれから視野に入れたい3つのこと(2ページ目)

これから視野に入れたい3つのこと

これから視野に入れたい3つのこと

次にこれから私立大学を受験する受験生や親御さんが視野に入れたい3つのことを見ていきましょう。

まず1つ目は「地方大学に目を向けること」です。実は私立大学の定員厳格化の裏には、東京、名古屋、大阪に学生が集中するのを抑え、地方に振り分ける「地方創生」政策があります。地方大学というと「就職が厳しいのでは?」と思われる方もいると思いますが、石川県にある金沢工業大学は手厚いキャリアサポートにより高い就職率を誇っています。大学を卒業すると次に待っているのは就職、大学院進学などがありますが、就職を第一に考えていれば、地方かつ就職実績の高い大学を狙うのは有効な手段といえるでしょう。

2つ目は「募集定員が増える大学の情報をキャッチしておくこと」です。看護・医学部の新設が多いことは有名ですが、人気私立大学の明治大学は文部科学省に収容定員増加の認可申請を行い、2018年度入試では大幅に募集定員を増やしています。こういった情報は文部科学省のサイトや大学の公式サイトで発表されますので、一手間をかけてキャッチしておくことで受験を有利に進められる可能性が増えます。

3つ目は「志望大学を慎重に選ぶこと」です。滑り止め校というと何となく行きたい学部だからという理由になりがちですが、失敗したときのショックは計り知れません。できれば模試の段階で志望大学・学部をしっかり決め、確実に受かる大学はどこなのかまで見極めておきたいところです。