中学受験で学校を休む・休まない、後悔をしない判断とは?(2ページ目)

親が一方的に決めるのはNG。お子さまとよく話し合って!

そこで、学校を休む・休まないについて、後悔しない判断をするために、中学受験家庭教師お二方のアドバイスをご紹介します。

プロ家庭教師西村則康先生からのアドバイス

【 6年生 】1月は学校を休む?休まない?

風邪をもらったり、ケガをしないために、1月は学校を休ませようと考えている親御さんもいらっしゃると思います。この判断は、ご家庭の考え方によりますが、お子さまのタイプにもよります。学校に行かないと生活が不規則になる子や、学校ではしゃいでストレスを発散している子には逆効果です。

早寝早起きができ、志望校のテストが始まる時刻から勉強できる子には効果があるでしょう。学校や先生との関係もありますし、総合的に考えると必ずしも休むことが受験に効果的とは限りません。お子さまのタイプとあわせて、お母さまがしっかり見極めてあげてください。なお、小学校でインフルエンザが流行してきたら、休ませる方が多いようです。
(エデュまがアーカイブ「新年は習い事を見直すベストタイミング」より)

親の一方的な判断ではなく、お子さまのタイプから見極めていくことが大事なのですね。

家庭教師トピッカーさんからのアドバイス

周囲からどう言われようと、休みたかったら休めばいいし、行きたかったら行けばいいのです。大事なのは本人の意思です。ちなみに、休むことを周囲から止められて迷うくらいなら学校に行くべきです。迷ったままでは勉強に集中できません。(中略)

問題は保護者と本人の意志が食い違ったときです。本人が学校に行きたがっているのに、親が行かせないというケースは好ましくありません。不本意な形で勉強をすることになると集中力がなくなり、ストレスも溜まってしまいます。これは避けるべきです。
(トピッカーの中学受験ぶっちゃけ「中学受験勉強のために学校を休むべきかの議論に終止符を!」より)

中学受験をする直前期のお子さまは精神的にも成長してきています。お子さまの意志を尊重してあげると、より中学受験で力を発揮するのかもしれません。

学校へは基本行くことを前提に「学校を休む・休まない」を判断するためには、まず、お子さまの様子、気持ちはどうなのかを捉えておくことです。その上で「世間では学校を休む・休まないにはこんな意見があって、それについて私はこう思う」ということをお子さまに伝えながら、しっかり話合いをして決めると、“後悔をしない判断”ができるのではないでしょうか。