首都圏2022年中学入試、受験者数はどうなる?

2021年の中学入試は、新型コロナの影響で受験者数が減ることも予想されました。しかし、蓋を開けてみれば、過去10年間の中で2020年と並び、最も受験者数が多い年となりました。では、2022年の受験者数はどうなるのでしょうか。森上教育研究所提供の6・7月に行われた模試の受験者数や過去のデータから予想します。

2022年中学入試は2021年同様に激戦か?

首都圏の中学受験学年の多くは、合否判定のために、サピックス・日能研・四谷大塚・首都圏模試センターが主催する模試を受けます。
よって、これらの模試の受験者数から2022年中学入試の受験者数の動向が掴めます。

2021年6・7月模試受験者数は増加

2021年6・7月模試受験者数は増加

2018年・2019年・2020年・2021年の6月・7月に実施された4つの模試における受験者数合計は、44,264名→43,848名→39,841名→48,108名と推移しています。
2021年が最も多い結果となっています。

2020年の模試受験者数が落ち込んだ理由として、新型コロナによる自粛が考えられます。
春には学校一斉休校や緊急事態宣言の発出とはじめての事態に見舞われたこともあり、受験家庭で引き続き外出を控える動きがあったのかもしれません。

一方、2021年は受験者数が増えています。それぞれの模試の実施日には緊急事態宣言が解除されたこともあり、例年通りに受験生が参加したものと思われます。

続いて、過去10年間の2月1日の一都三県受験者数を見てみましょう。