【中学受験2022】2月1日午後入試で受験者数が増えた学校

2月1日から一般入試が行われた東京都・神奈川県の中学受験。2月3、4日と後半になるにつれ倍率が高くなるため、2月1、2日で合格を得たいという受験生の動きもあり、近年受験者数の増加が見られるのが、午後入試です。
2022年ではどの学校で受験者数が増加したのでしょうか。昨年の2月1日午後入試にて受験者数が多かった学校を調査しました。

【男子校】獨協・都市大付属が昨年に続き受験者増

2月1日午後入試で受験者数が多い男子校(2021年比)

2月1日午後入試で受験者数が多い男子校(2021年比)

2月1日午後に入試を設けている男子校が少ないこともあり、人気校に受験生が集中する傾向にあります。

2021年から午後入試を新設した獨協中学校は、獨協医科大学との高大連携が強化される動きもあり、受験者を集めています。
東京都市大学付属中学校においては、東大・京大・東工大・一橋大・国公立医学部などへの現役合格を目指すⅡ類にて受験者数が増加しています。

一方、巣鴨中学校世田谷学園中学校は2021年と比べて受験者数が減少しています。算数1科目の入試は両校にて2019年に新設されました。実施から高倍率が続いたこと、4年目ともなるため、受験者数が落ち着きつつあると言えそうです。

【女子校】伝統校、三輪田にて受験者増

2月1日午後入試で受験者数が多い女子校(2021年比)

2月1日午後入試で受験者数が多い女子校(2021年比)

2月1日午後入試がある女子校の数は男子校よりも多く、難関校の併願先から中堅校まで幅広くあります。

普連土学園中学校、品川女子学院中学校、田園調布学園中等部は、いずれも算数1教科の入試で、試験開始時間も遅く、2月1日午前入試に面接がある女子難関校の併願校としても選ばれやすい学校です。

2022年入試では、昨年と同様に面接のある学校が、1月に入ってから軒並み面接中止を発表しました。面接がある、なしで午後入試会場への到着時刻が変わるため、受験者数に多少なりとも影響があります。普連土学園の受験者数が300名を超えたことを鑑みると、午後入試を選んだ受験生も多かったのかもしれません。

実践女子学園中学校、カリタス女子中学校においては、受験者数が未発表のため出願者数で比較すると、実践女子学園は昨年比144%(2022年474名、2021年330名)、カリタス女子は昨年比125%(2022年307名、2021年246名)という結果でした。受験者数が増加した三輪田学園中学校も含め、伝統校としての良さを残しつつも、生徒を主体とした新しい取り組みを行っていることに、受験生の評価を得ている学校です。

3校とも2月1日の午後入試だけでなく、ほか入試においても受験者数・出願者数が増加していることから、学校への期待がうかがえます。

【共学校】神奈川県の大学付属・系列校(神大附属・関東学院)で受験者増

2月1日午後入試で受験者数が多い共学校(2021年比)

2月1日午後入試で受験者数が多い共学校(2021年比)

東京都の共学校においては、2月1日午後入試に選ばれる学校として、東京農業大学第一高等学校中等部、広尾学園中学校が挙げられます。昨年同様に多くの受験者を集めています。

2022年において注目されたのは、神奈川県の大学付属・系列校である神奈川大学附属中学校関東学院中学校です。

神大附属は、昨年の入試で、第1回目入試を2月1日午後に募集定員40名として新設し、2022年は定員を60名に増やしました。神奈川県内の私立中高一貫校では、2月1日の午後入試が少ないこともあり、昨今続く大学付属校人気もあって、受験生が集まったものと思われます。

関東学院は近年大学合格実績が好調で、2021年には東京大学の合格者を輩出しました。海外大学への進路も開かれ注目されている学校です。神奈川県内の午後入試が少ない理由に加え、合格実績も受験者増につながったのかもしれません。