【中学受験2023】平均4.45倍!都立中高一貫校10校の応募倍率

都立中高一貫教育校の受検は2023年2月3日(金)に実施されます。東京都教育委員会は1月23日(月)に、2023年度(令和5年度)東京都立中等教育学校及び東京都立中学校入学者決定応募状況(一般枠募集及び特別枠募集)を公表しました。10校の一般枠の平均応募倍率は4.45倍です。詳しい状況を見ていきます。

10校の平均倍率は4.45倍、2022年の4.66倍より約0.2ポイント減

都立中高一貫10校の応募人員・倍率推移(2021・2022・2023年度)

学校名 2023年度 2022年度 2021年度
募集人員 応募人員 倍率 応募人員 倍率 応募人員 倍率
小石川
中等教育
※155 745 4.81 712 4.59 792 5.11
白鷗
高等学校附属
※164 746 4.55 706 5.43 783 6.02
両国
高等学校附属
160 775 4.84 781 4.88 845 7.04
桜修館
中等教育
160 864 5.40 827 5.17 985 6.16
富士
高等学校附属
160 574 3.59 610 3.81 519 3.24
大泉
高等学校附属
160 734 4.59 736 4.60 713 5.94
南多摩
中等教育
160 662 4.14 679 4.24 810 5.06
立川国際
中等教育
130 494 3.80 662 5.09 600 4.62
武蔵
高等学校附属
160 471 2.94 495 3.09 513 3.21
三鷹
中等教育
160 924 5.78 944 5.90 901 5.63
合計 1,569 6,989 4.45 7,152 4.66 7,461 5.13

東京都教育委員会公表の資料をもとにインターエデュにて作成

小石川中等教育学校※155…一般枠募集の男女別募集人員は、男子、女子各80名から、特別枠募集での入学手続人員を男女別に差し引いた数
白鷗高等学校附属中学校※164…一般枠募集の男女別募集人員は、男子、女子各85名から、特別枠募集での入学手続人員を、男女別に差し引いた数

都立中の倍率は私立中の水準に落ち着く傾向

2010年に4校が開校して合計10校となった都立中高一貫校。大学合格実績が好調で、しかも私立よりも学費が安いことから人気が過熱し、7~8倍の高倍率が続きました。

しかし、適性検査の問題は年を追うごとに洗練され、難度は年々上がっていることから、対策をしっかりと行った受検生が臨むようになり、ここ数年、私立中高一貫の難関・人気校の倍率に近づきつつあります。

2022年度は10校の平均倍率が4.66倍と5倍を切り、2023年度においては4.45倍とさらに下がりました。

■参照元
・令和5年度(2023年度)東京都立中等教育学校及び東京都立中学校入学者決定応募状況(一般枠募集及び特別枠募集)