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投稿者: 書棚の無い家に育った娘は嫁に貰うな (ID:tq2XCzEWjU.) 投稿日時:2008年 09月 26日 10:23
親が読書をしないのに子供が本を読む訳が無い。此れは教員にも言え
る。龍の中学時代、傷痍軍人だった社会科教員は翻訳小説を授業の合間
に面白可笑しく語って聞かせた。御蔭で600人の同期生は全員が読書
好きになった。受験勉強には糞の役に位はなっただろう。永い人生では
御蔭で退屈と言う物を知らない。同窓会では此の教員の話題が必ず出る
20数年前くらいまで誰が如何否定しようとも、大阪府立高校教員には
読書勧奨の為に年額3万円程度の図書券が支給された。だが、まさに其
の効無く金券ショップに一時的に大量に出回っただけだった。現在では
大阪府は学力の低さでは屈指であり、大赤字の自治体である。
夏休みの課題図書を子の為に購う親も少なくなった。全く読書とは関係
の無い話だが「ごんきつね」の物語が教科書に載っていて親類の子が感
想を発表させられた時に「死期の迫る老人が鰻を喰いたがるのは変だ」
と発言して教員に不合理な批判をされて以来読書感想文を書かなくなっ
た。紙背に徹して熟読玩味する読書の取り組み方を放棄しなければ良い
のだが
-
【1080071】 投稿者: そうですね (ID:A/WuhIw/Nco) 投稿日時:2008年 11月 04日 21:50
管理者通知 【1051978】 投稿者: そうですね(ID:o5BH/jhZovs)
そう云ううならば、桃太郎はおにぎり1個ぐらいで手下の者に命を強要した武士の時代の仕従関係の胡散臭い童話って事になるでしょう。
管理者通知 【1052164】 投稿者: そうですね(ID:o5BH/jhZovs)
おにぎり貰ったのは誰や!?
キビ団子やんか。
ももたろうの記憶違いをしている人なんているわけ無いでしょう…単純ミスですよ。
しかも一人ボケ&ツッコミしてますから。
あしからず。 -
【1105999】 投稿者: 島抜けの龍怒りの葡萄 (ID:vFey4SZ5rzE) 投稿日時:2008年 11月 29日 10:38
朝のTVで就職内定取り消し問題や派遣労働者・非正規雇用問題や
失われた世代と呼ばれる就職氷河期の大学卒業者問題を取り上げて
いたが、小林多喜二の「蟹工船」が再び注目されて読まれ始めた。
此の小説の評価は極端に別れている。駄作・珍文説と名作説である
龍は朝のTVで感じた事は人手の足りない農村部で此の失業問題を
解決出来ないのかと考えるのだが、受け入れ側の過疎農村住民側が
受け入れ努力を払っていないのだろう。
農業失業者、棄農地農民が大量に職を求めて移動するのを描いた文
学にスタインベックの「怒りの葡萄」がある。映画にもなりヘンリ
ー・フオンダが主役を演じていた。今一度読み返したい名作だ。
「蟹工船」より「怒りの葡萄」の方が日本人にも読まれたのでは? -
【1106482】 投稿者: すみませんが (ID:BbIjtNUF202) 投稿日時:2008年 11月 29日 22:00
>夏休みの課題図書を子の為に購う親も少なくなった。
それを嘆いてらっしゃるんでしょうか。本スレの別のところでは課題図書に
対してかなりの不信感を表明していますね。
だったら課題図書を買わない親をこそ称揚されるべきでは?
ごんぎつね
「死期の迫る老人が鰻を喰いたがるのは変」かもしれませんが、うなぎが食べ
たいと言ったにちがいない。は、ごんがそう思ったことであって、事実かどうか
は関係ありません(当然のように前提になっている「兵十の母が床について
いる」ことも、原文を読めばごんの推測であることがわかります)。
ここで大事なことは、ごんが兵十あるいは彼の母に同情したことであり、
ごんが自分のしたことを後悔したことです。
だからこそごんはその後、一人ぼっちの兵十に自分を重ね合わせるのであり、
ごんをいたずらぎつねとしか見ていない兵十との間に悲劇が訪れるのです。
そこにいたるまでの授業展開や教員の「不合理な批判」がどのようなもので
あったかは確かめるべくもありませんが、親類のお子さんが「鰻を喰いたがる
のは変だ」ということに目が行ってしまって、この点を見落としてはいな
かったかと、おせっかいなことは百も承知で気がかりです。 -
【1106851】 投稿者: 島抜けの龍 (ID:vFey4SZ5rzE) 投稿日時:2008年 11月 30日 10:37
御指摘や御意見は御尤もです。先ず課題図書ですが、課題図書さえ
購入しない親と言う風に御考え戴きたく存じます。
鰻議論ですが、親類の娘の家には御粥と梅干しが主食の老婆が同居
していて、矢張り濃厚な味付けの食べ物や脂味濃厚な食事は欲しが
らないと言う娘の生活体験からの実感です。龍も胃弱な体質からも
娘の組み立てた結論を支持します。
緒形拳とか言う役者の「元気で退院したら鰻を食いに行こう」は、
言うた事は真実だが見舞客へのリップサービスで彼の本心とか食欲
では無いと確信しています。
処で御貴殿は小学校教員様でしょうか?解説ぶりがまるで指導要領
的、マニュアル的で、或る小学校教員と本件を議論した時と全く同
一意見であります。其れゆえに汎用的で定説的なのかも知れません
が「老人学・老人特性」の一点に集中して議論すれば老人同居等に
おける老人ウオッチングが不足していた上での誤表現と断定してい
ます。作者の経歴も御調査下さい。
龍は本物語の作者の生活体験未熟(特に老人学について)さ故にか
かる老人特製に付いて誤った表現をしてしまったと確信しています
寧ろ老人特性については深沢七郎の「楢山節考」の方が老人を合点
させます。 -
-
【1107273】 投稿者: 透明人間 (ID:qkXF.Xtcbfs) 投稿日時:2008年 11月 30日 21:18
>>龍 さん
鰻について。
だから、「すみませんが」さまはそういう事をおっしゃりたいんじゃないのでは?
生活体験云々ではなく、ごんの心情に迫ることが大切ってことでしょ?
枝葉にこだわって、幹を見ないという愚を犯さないことを、親戚のお嬢様にお教え願いたいと思います。
まぁ、子どもがそういう「納得できないこと」にこだわるのは、しごく自然なことですけどね。 -
【1107286】 投稿者: 透明人間 (ID:qkXF.Xtcbfs) 投稿日時:2008年 11月 30日 21:36
ご存じでしょうが「ごんぎつね」も「大きなかぶ」も、昔から、多くの人・子どもに指示されていた良書です。
私なら、例え納得できない部分があっても、「多くの人が指示すると言うことは、どこかに魅力があるはずだ」と考えます。
あ、これは、人の考えに流される、とか、おもねる、という事ではありませんので、念のため。
枝葉にこだわって、幹(本質)を見失わないための処世術ですので。
その上で、納得できないならできないでいいけれど、だいの大人までが子どもと一緒になって「老人は鰻を食べたがらない(はずだ)」という所だけにこだわるのは悲しいです。
「鰻」は、豪華なごちそうの代名詞だし、精が付く物の代名詞でもある。だからこそ、緒形拳も病床で見舞客に「食べよう」と、言ったのでしょうし。兵十は病床のお母さんに食べさせたいと思っていたのかもしれません。それに、作者は「首に巻いて逃げる」という展開につなげるために「鰻」を用いたのかもしれません。
いずれにせよ、最後に残った「鰻」から、ごんが「兵十の母親はきっと最後に鰻を食べたかったに違いない」と「想像」したことの中で、「鰻」が「魚」に変わっても、この物語りのすばらしさは変わりません。
つまり、「鰻」は幹(本質)ではなく、枝葉なのです。 -
【1107341】 投稿者: すみませんが より 島抜けの龍氏へ (ID:BbIjtNUF202) 投稿日時:2008年 11月 30日 22:17
本題とは関係ありませんが、島抜けの龍って島帰りの龍からとられたんでしょう
か。『助け人走る』とはまた渋い、と思っています。
大きな蕪(一回目の変換では株と出ますね)
>ホントに露西亜にゃ此の様な民話が有るのか露西亜人に訊ねてみたい心境
私はロシア人ではありませんが、この民話を『ロシア民話集』で採録したのは
A.アファナーシェフ(1826-1871)で、ロシア革命の1917年、ソビエト成立の
1922年より前に死んでいる人です。
入手しづらいとは思いますが、20年位前には上記『ロシア民話集』も日本語訳
で出版されているそうですので、よろしければご確認ください。
以上でよろしいでしょうか。
余談ですが、『ロシア民話集』に収録されている「蛙の王女」をディズニーが
舞台を1920年代アメリカに移し映画化するとか。 -
【1107366】 投稿者: すみませんが・連 (ID:BbIjtNUF202) 投稿日時:2008年 11月 30日 22:44
文法的にはおかしくないのですが、先ほどの「島抜けの龍氏へ」の「氏へ」は
なんか高圧的な感じがしますね。「さまへ」だとそんなことないので、「氏」
がよくないのかなぁ。でもずっと「氏」で通してきたのでご容赦ください。
お気に召しませんでしたら改めます。
>処で課題図書を選考する機関は何処でしょうか?(以下略)
社団法人全国学校図書館協議会(Japan School Library Association
略称=全国SLA)だそうです。
この名称で検索かけますとHPがヒットしますので、ご確認ください。
課題図書については、正直、裏で何かあっても不思議ではないと思いますよ。
それが直木賞であっても芥川賞であっても。
ところで、子どもにお勧めの図書を探されるなら、「うつのみやこども賞」
受賞作も候補のひとつにいかがでしょう。選定委員が公募で選ばれた小学生で、
選定理由が「友達に薦めたい本」という、子どもの視点での賞です。日本人作家
の作品に限るとか高学年対象とかの縛りもありますが、ある意味、ハズレは少な
いかも。
個人的には、読書好きの読書感想文嫌いです(文を書くことは好きなほうで
す)。
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