「下流の宴」　林真理子著　毎日新聞連載｜掲示板スレッド

自己レスです。


由美子は、高名な教育評論家の本に書いてあったから「じだんだ踏むほどやる気がない」翔に中学受験をやらせ、塾の勧めに従って「お買い得」の私立を選んだんですよね。
「お買い得」とは入口に比べて出口がよい、つまり偏差値50ちょいの子たちを鍛えに鍛え上げて大学合格実績を出すところです。
翔のような子にはもう限界を超えてるんだと客観的に判断することができず、とにかくMARCHあわよくば早慶と子供を追い込む母親の悲劇です。


子供の適性を見極め子供の心に寄り添って、子供が本当に生き生きと輝ける学校選びだってできたはずなんです。
どなたか「付属がよかったんじゃなか」と書きこんでましたが、私もそう思いました。
それが塾弁作りよりはるかに大切だったんじゃないかと『オレンジ色のマフラー』のくだりで感じた次第です。


それにしても、ラスト2日ですね。
林氏はどういう結末にする気なんでしょう。
翔はプライドだけは思いのほか高く、あなたもさすがは由美子の息子ね、と苦笑してしまいました。

本当に色々な方が結末予測を書かれていましたね。
死者も出てしまいました（苦笑）予測ではないですが渡辺淳一調も面白かったなぁ。奇抜なものほど印象に残っています。


そうそう亮太くんでした。（珠緒の弟は様、ありがとうございます）珠緒の異父兄弟と比べてとても純朴（すぎる）な青年でしたよね。東京の街への目線が意外とクールなところが好きでした。（ところであの中国人女性はどうなったのかしら）


あと三回。
どなたかがおっしゃっていた、締めは美津枝おばあちゃん　なのでしょうか？
（これもどなたかの・・・）由美子回想説も私の中では有力なのですが。

あと二回でした・・・（恥）

ずいぶんと早く終わるんだな。というのが、ここ最近の心境です。
朝刊の連載小説って、2〜3年は続くと思い込んでいただけに（好きな連載小説がそれくらいの期間だった）少しショックです。
ラストがどうなるか楽しみです。

結末予想ですが、当初は由美子も、島民とのトラブルで殺されるというのを予想していました。
しかし、さすがにそれはやりすぎではないかということで、投稿した内容に変更になりました。

確かに、楽しみにしています。様の結末予想の由美子が島民とのトラブルで殺されるというのは、いくら由美子嫌いの私も、内容が過激なような気がします。もっとも、私も、可奈が北沢とできっちゃった結婚をしたときは、北沢が航一の１歳の誕生日に誕生パーティーの会場に向かう最中に交通事故死するという予想を立てていましたがね。
それと、私は、私立中学とは、昭和５０年代の印象では、偏差値６０超の、金持ちの子供が行くところだと定義づけていましたが、結末は？様の投稿を読んで、偏差値５０そこそこの子供でも入れる私立の中学校があるとは、驚きですよね。世の中変わったということなのでしょうか。まあ、そういう学校は、有名大学に合格できるように自分の偏差値を引き上げなければならないので、入学してからが大変ですよね。

翔のプライド発言、ついに来たか！と言う感じでした。
絶対にどこかで「俺にもプライドがある」というセリフは出るだろうと思ってたのですが
タマちゃんの受験にもおとなしく協力していたようなので、思い違いかな～なんていたら
ここに来てついに出たか～と、一人ほくそ笑んでしまいました(^_^;)
この場合の翔のプライドというのは、やはり保身の為のプライドなんですよね。
勝つための努力はしたくないけど負けるのはイヤ。
戦わなければ少なくとも負ける事はないといった、逃げの口実でしかないプライド。
あと二回ですが、明日の予想。
前にも書きましたが、由美子の手紙or（もしくは＆）由美子の母の回想シーンになるのでは。
今の時点から半年～1年くらい後の事が書かれていそうです。
当たるかな？

たまちゃんと図書館で出会って、英語を教えてくれた初老の男性や、プラチナ通りのマンションでの生活（勉強シーン）、予備校の先生との絡みなど、もっとたまちゃんの実践を読ませて欲しかったなぁ…あっさり合格しちゃって物足りない〜〜！挿絵は素敵で毎日楽しみでした！