都立へ行かせる理由｜掲示板スレッド

資料さん

スレ主さんは色々な意味で只者ではないです．．．。


資料さんのおっしゃる点、古いのですが、都内の高校生について東京都生活文化局がまとめたデータがあります（標本調査ですが）。スレ主さんに謎かけしたのはこのデータです。


http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/shigaku/ishikityousa/digest[削除しました]
（最後は．ＰＤＦ）


大部ですが9-10ページが該当箇所です。


これを見ると年収が高いほど私立高校の比率は高く、特に1200万円以上の場合3/4が私立高になっています。だから、スレ主さんの主張は正しい、と言ってよいかどうかは？ですが、ご参考までです。

先ほど、へん　というHNでレスした者です。

スレ主は　さん、
なるほど、納得です。

都立の方が経済的事情がある方が多いのに、何故この論争は止まないのかが不思議でしたが、
そういう資料があれば、いくら裕福なエデュの都立保護者でも　もう何も言えないでしょう。

少なくとも都内の場合は、スレ主の主張はほぼ当てはまると言うことですね。

スレ主さんに日があたりました。

確かに資料様からご紹介して頂いたを見てみると、都民の意識調査から分かることがありますね。スレ主さんの主張を裏付けるような資料があるので、一部抜粋してみます。（皆さん、わざわざその資料を見ないかもしれませんから）

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資料元　東京都　生活文化局発表


私立高等学校等における教育に関する都民の意識調査報告書
( 本 編 )平成1５年11月


本文資料　Page19　　　PDF　Page　２３

授業料の負担の格差が現状ほどなかった場合には､全体的に見ると保護者・子ど
も・一般都民のいずれも「私立の高校を選択」の割合が最も高く、特に、保護者では、
「私立の高校を選択する」が「都立の高校を選択する」の 3.6 倍となっている。
現在、就学している公立・私立の学校別に見ると、公立に就学している約 3 割を超
える生徒の保護者が、授業料の格差が現状ほどなかった場合には、私立への就学を望
んでいる
年収別に見ると、保護者・一般都民共に年収が多いほど｢都立の高校を選択｣の割合
が低くなり、｢学費の多少は､学校選択に影響しない｣の割合が高くなる傾向が見られ
る｡


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この調査結果を踏まえると、私立の授業料負担が大きなネックになっているということですね。
本来は私学の教育を受けさせたいが、やはり収入と大きな関係があるということは立証されました。


他にも、まだまだ都民の意識調査で興味深い資料を発見しました。後ほど、抜粋してみます。

現在公立中学校に在籍している生徒と親が
＜学校選択時に重視したことは何か＞という項目について

親の立場から重視した項目　上位３項目

１．通学の便の良さ　
２．学費等が低額　　
３．自由でのびのびとした教育

子供の立場から重視した項目

１. 自由でのびのびとした教育
２．通学の便の良さ　
３．男女共学　　　　＊２と３の差はわずか



現在私立中に在籍している生徒と親が重視した項目　　上位３項目

親の立場から
１．通学の便の良さ
２．個性等を互い尊重しあう心を養う教育
３．進路指導がしっかりしている


子供の立場から
１．通学の便の良さ
２．個性等を互い尊重しあう心を養う教育
３．進路指導がしっかりしている
３．男女共学　　　＊３はほぼ同率でこの２項目があがっている
　　ちなみに次に多いのが、４．エスカレーター式の学校


資料元　私立高等学校等における教育に関する都民の意識調査報告書

さらに、次のことも調査結果から知ることが出来ました。

都立・私立に就学している親と子供の学校の実情についての質問で、かなりはっきりと公立と私立で点数が高く評価されている部分があります。


その点数差のはっきり現れた項目比較の部分は、

私立＞公立　となる項目

国際的な感覚などに力を入れている
建学の精神などに基づいた教育の徹底
情操面の教育に力を入れている


公立＞私立　となる項目

授業料等の納付額が適切
自由な雰囲気の学校生活


これらは公立と私立で特に差が出た項目と判明　　資料元　上の文献に同じ

スレ主さんもちゃんと調べて、根拠持っておっしゃればもう少し賛同を得られたのに残念ですね。後半のレスは収入と関係ない話になってしまいましたし。


ただ、皆さん飛びついて頂きましたが、他人のレスを良く読みましょうよー。私、解釈の余地があると申し上げましたよね？。折角面白い資料なのでじっくり見ましょうよ。


最初に一つ種明かし的なことをいうと、この資料「公共団体が私学助成金を出す必要がある」という結論を導き出すために作られた資料なんです。その為資料の解釈に一定のバイアスを感じます。


さておき。この資料全体を見て「都立へ行かせる理由はおカネがないこと」と言うのは少し粗雑だと思います。


まず「低所得者層（余り使いたくない言葉ですが）は経済的理由から都立を選択する（ことが多い）」というのはほぼ言えるでしょう。しかし「都立へ行かせる理由はおカネがないこと」というのはこの逆であり、逆必ずしも真ならずです。そういう人もいるがそうでない人もいるというのが実態だと思いますよ。それらしい資料に飛びついては行けない、結論を出す前に良く確認、と言う例だと思います。



第二に、資料から抜粋サマリー１さんが挙げられている箇所、できれば皆さん原典にあたって頂きたいんですが、「今より授業料格差が少なかったら私立を選ぶ」と回答した層は、所得層に拘わらずほぼ50%で一定なんですね。「都立へ行かせる理由はおカネがないこと」と言い切るためには、この割合が低所得者層では高く、高所得者層では低いということになっている必要があると思います。50%で一定と言うことは、どの所得層にとっても私学の授業料負担は重いという事であって、この事実から「都立へ行かせるのはおカネがないからだ」という結論は導き出せません。ここを捨象した点、上記の通りバイアスを感じているものです。お分かり頂けますでしょうか。

では
スレ主は……様の解釈を教えて下さい。